【ヨーロッパレンタカー旅 番外編】かかったお金、とヨーロッパドライブの注意点。
ヨーロッパのアルプスエリアを中心に、夫婦2人でレンタカーでEU圏5ヶ国を周遊しました。周ったのは、スロベニア、イタリア、フランス、スイス、オーストリア。
その際に、かかったお金と、注意するべき事項をまとめてみました。
夫婦レンタカー旅25日間でかかったお金は、約23万円。
25日間で使っていたお金は、約23万円でした。金額は全て2人分です。(1EUR=125円)
一日およそ1万円。普通にヨーロッパを周遊するよりは安い金額だと思います。何よりストレスフリー。自由で楽しい。
交通費 約9万円
(信号機のいらない環状交差点がとても多い。)
・レンタカー費用 31,078円(詳細はこちらで書いてます。)
・ガソリン代 42,296円(ガソリン代は、およそ1リットル1.2~1.5EURでした。)
・マイカー規制により乗ったバス代(スイス、イタリア) 8,450円
・車を電車で運ぶ料金(スイス) 3,051円
・駐車場代・高速代(イタリア・トスカーナ地方のみ) 4,538円
25泊分の宿代 約6万5千円
・宿代 Airbnbで貸切アパートメント(4泊) 13,040円
・キャンプ場代(21泊) 51,970円
スイスはずば抜けてキャンプ場代も高かったけれど(その時のブログはこちら)、他のエリアはだいたい車一台と、大人二人、テント一張で20€前後でした。
食費 約7万円
ちゃんとした外食は、イタリア・ボルツァーノで行った、名店らしいピザ屋さん一軒のみです。ジェラートや、サンドイッチなどの軽食は買っていました。
スーパーマーケットや市場、商店で買う、地元の食材・お酒は、ケチらずに購入。
その他費用 約1万円
観光費用がスロベニアで行った、シュコツィアン洞窟群の4,000円。
調理用燃料のホワイトガソリンや、車用電源アダプターなどの雑貨で6,000円。
夫:ホワイトガソリンは各国で名称が異なるので、こちらのサイトを参考にさせていただきました。様々な燃料の名称が国別に表になっています。
夫:車のガソリンよりかはマシでしょ、ということでフランスのスーパーの車用品のあたりで見つけた『Essence C』を主に使ってました。ご利用は自己責任にてお願いしやす。m(_ _)m
ヨーロッパレンタカー旅中の自炊は全て、去年カナダで購入したクッキングガスストーブ『MSR シングルバーナー・ストーブ ウィスパーライト ユニバーサル』(日本にはまだ入ってきていないみたい)で、ホワイトガソリンを燃料としてました。
ここ数年はクッキングガスストーブは『MSR シングルバーナー・ストーブドラゴンフライ』を使用していました。
「ウィスパーライト ユニバーサル」は、「ドラゴンフライ」よりもずっと静か。でも火力調整ができないのが少し不便です。
ウィスパーライトでも日本に入ってきている「ウィスパーライト インターナショナル」と、今回持参した「ウィスパーライト ユニバーサル」の違いは、ガスカートリッジの使用ができるかどうか。
「インターナショナル」はできないけれど、「ユニバーサル」はガスカートリッジの使用が出来ます。ホワイトガソリンが手に入らないときにこれは便利。だけど、私たちはヨーロッパレンタカー中は一回もガスカートリッジは使いませんでした。
「ウィスパーライト ユニバーサル」ではガスカートリッジを利用した時のみ、火力調整が可能なよう。
私たちは、これからも時と場合によってこの2台を使い分けをすると思うけれど、一台だけちゃんとしたクッキングストーブを購入するつもりなら、「ドラゴンフライ」がおすすめです。
↓
ドラゴンフライについてはこちらで書いてます。
2017年初夏はスペインだけをレンタカー旅し、夫婦2人で金額は7,800円/日でした→【スペインレンタカー旅 その8】どっちがお得?バス旅とレンタカー旅かかった費用を検証。
2018年夏は、ドイツ・オーストリアをレンタカー旅し、夫婦2人で金額は10,000円/日でした→【オーストリアレンタカー旅 その5】ザルツカンマーグートの美しい山々と湖と、12日間でかかったお金
同じ年(2018年)夏、アイスランドへも。レンタカー旅の費用は、夫婦2人で金額は15,000円/日でした→アイスランド7日間レンタカー旅のダイジェストと、かかったお金
2017年にはヨーロッパではないけれど、モロッコでもレンタカー旅して、費用は夫婦2人で金額は10,000円/日でした→【モロッコレンタカー旅 その8】9日間でかかった金額と、車事情、道路事情まとめ。
2015年の話ですが、アメリカのレンタカー旅の費用もまとめてます。
→【グランドサークルレンタカー旅 番外編】かかったお金のはなし。あと装備のこと。
→【アメリカ西海岸レンタカー旅 最終回】アメリカで安くレンタカー旅をするコツと注意点。
運転の際に注意すべきこと。
ヨーロッパの人は、運転に自信のある人が多いと思います。
そのため、細い道でもモナコGPかのようにすごく飛ばすし、ゆっくり走っていると結構な確率であおられます。空いてる道路なら綺麗に抜かしていってもくれます。
ヨーロッパではAT(オートマ)車がはやらず、MT(マニュアル)車ばかりなのも、みんな運転に技術とプライドを持っているからなんじゃないかな。
あと、ガソリン代が高いのも一つの理由かもしれません。
でも、「この先で取り締まりやってるよー。」と身振りやハイビームで対向車が知らせてくれたり、信号のない横断歩道で人が待ってるときはほぼ100%停車してくれたり、優しい部分もあります。
イタリアのZTL制度
今回レンタカー旅をした場所は、田舎が多かったので、他の国ではあまり感じなかったのですが、特に「難しいな」と感じたのは、イタリアのZTL(Zona Traffico Limitato)制度。
これがその道路標識です。
タクシーなどの商業車、あとはそこに住んでいる方、以外の車両の乗り入れを禁止しているエリアがあり、それを知らずにエリア内に入ると、道路各所に備え付けられたカメラにて写真を撮られ、日本まで罰金の請求書が届くらしいのです。
有名なトスカーナの旧市街には必ずこの標識があります。
その場合は、こちらも観光地に行くつもりで、前もって駐車場に車を停めてから行くので、問題はないのですが、日本人的には全然知らない、海沿いの大きめの街なんかにもあり、maps.meのカーナビに従って運転していると、ZTLに入ってしまいそうになり、危険です。
これを避ける方法は、
イタリアの繁華街っぽい場所ではゆっくり運転し、よく標識を見る。地元の人の車についていかない。
しかないのかな、と思います。
街と街を結ぶ、大きな国道がZTLになっていたりはしません。道路が街中に入ったら、要注意です。
私たちは、レンタカーを借りてから、4ヶ月ほど経っていますが、罰金の請求書は未だに届いていないので、大丈夫だったようです。笑
※以下余談
夫:
ヨーロッパのレンタカーは比較サイトなど見ればわかると思いますが、レンタルできるのはほぼMT(マニュアル)車です。AT(オートマ)車にしようとすると、きっとMT車の倍以上の料金がかかると思います。
当たり前ですが、右側通行な上、左ハンドルのシフトチェンジは右手です…。
正直、乗る前めちゃくちゃビビりました。外車に乗ったことある方なら分かると思いますが、ワイパーとウィンカーの位置も逆です。
よほど運転が上手い人じゃなければ、しばらくはエンスト&曲がろうとして突然ワイパーを頻発させてしまいます。
でも、あっという間に慣れます。
散々ビビらせておいてなんですが、とにかく慣れるまで周りの運転に合わせようとせず、
・ゆっくり運転する
・後ろからクラクション鳴らされても動揺しない(ように心がける)
・赤信号の時は深呼吸(笑)
・余裕を見せようとして同乗者と喋りまくらない
これらを心がけて運転して、2〜3日もすれば嫌な汗はかかなくなると思います。みなさんの安全なレンタカー旅をお祈りします。
高速道路事情と、ルール。
私たちは、スロベニア、イタリア、フランス、スイス、オーストリアをレンタカーで周りました。
<スロベニアの高速道路>
有料。ステッカーを購入し、フロントガラスに貼っておく必要があります。
1週間有効のものが15EUR。1ヶ月有効のものが30EUR。
私たちは購入せずに下道のみを使用しました。
<イタリアの高速道路>
有料。日本と同じで、距離により料金を支払うシステム。
金額は、日本と同じくらい、という印象でした。現金で支払いをしていました。
<フランスの高速道路>
有料。日本と同じで、距離により料金を支払うシステム。わたしたちは利用していません。
<スイスの高速道路>
有料。ステッカーを購入し、フロントガラスに貼っておく必要があります。
1年間有効で一律40CHF。わたしたちは利用していません。
<オーストリアの高速道路>
有料。ステッカーを購入し、フロントガラスに貼っておく必要があります。
10日間有効のものが8.7EUR。2ヶ月有効のものが25.3EUR。わたしたちは利用していません。
EU圏と言っても、もちろん違う国に行けば、高速道路の利用法だけでなく、ルールも違います。EU圏内をドライブするには、行く国のルールをきちんと予習してから、運転するようにしましょう。
クロアチアでは、2泊3日のレンタカーショートトリップもしてみたよ。
2015年に、アメリカのグランドサークルをレンタカー旅した時の話はこちら。
この記事が気に入ったら
いいね!