【オーストリアレンタカー旅 その5】ザルツカンマーグートの美しい山々と湖と、12日間でかかったお金
2018年7月27日〜8月8日、ミュンヘンを起点にオーストリアをレンタカーで旅しました。6泊もしてしまったお気に入りのキャンプ場から重い腰をやっとあげて、次なる目的地に向かいます。もうすでにミュンヘンへのレンタカー返却日は3日後に迫っていたので、ここが最後の目的地になるであろうスポットはザルツカンマーグート(Salzkammergut)のハルシュタット湖の周辺。
2,000m級のアルプスの山々に抱かれた、50以上の静かな青い湖が点在するザルツカンマーグートは、古くから王族や貴族に愛された保養地で、今もなお美しい景勝地として世界中から観光客の訪れるエリア、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても知られています。
ハイキングには十分に満足していたので(前回のブログ →【オーストリアレンタカー旅 その4】グロースグロックナー山周辺のハイキングコースをランキング!)この周辺では可愛らしい町の散策や、湖水浴を楽しみました。小市民の我々がなんて贅沢!でもそれが出来てしまう現代に生まれることが出来て幸せ!
あとレンタカー旅の恒例で、12日間の今回のレンタカー旅でかかったお金も記載してます。私たちのヨーロッパでレンタカー旅した際の費用はだいたいいつも1日10,000円前後、流石の小市民ぷりですw
ザルツカンマーグートまでドライブ
グロースグロックナー山の麓をあとにして、通行料金のかかる108号の北上ではなく(通行料金の話はこちら →【オーストリアレンタカー旅 その3】最高峰グロースグロックナー山の素敵なオートキャンプ場)目的地からは遠ざかってしまうけれども一旦108号を南へ、リーエンツ(Lienz)を経由してさらに東へ。
途中の町シュピッタル・アン・デア・ドラウ(Spittal an der Drau)にある湖。
泳ぎたいけど、まだまだ先は長いので足だけ浸かって今度は北へ。
途中にも気になる町はいくつもあったんだけれど、いちいち寄る時間はないのでGoogle Mapと睨めっこしながら先を急ぎます。
急いではいるけれど出来れば高速道路ではなく、景色を楽しめる一般道を使いたい。でもそうすると運転もナビも複雑になり、予定外に、高速道路ステッカーでは対応していない別途お金のかかる有料道路を使ってしまったりして途中空気の悪くなる車内w
オーストリアでは高速道路とは別料金の、有料道路や山岳道路が多数存在するので注意が必要です。
(オーストリアの高速道路やルールの話、こちらでも書いてます。)
トイレに行きたい、日曜日だけれど空いているスーパーマーケットを見つけた、といろんな要望をこなしながら町に寄ったり高速道路に乗ったり。
それにしたって遠くに見えるオーストリアの家々の可愛すぎることよ。
お昼ご飯はいい感じのところで休憩がてらゆっくり食べたいなー、ということで川辺のサイクリングロードのベンチで。
ただのトマトパスタだけれど、美味しいチーズとサラミ、ルッコラやオリーブと合わせて食べたらお店みたいに美味しい。
ハルシュタット観光と湖水浴
この日260kmの距離をドライブして、やっとたどり着いたキャンプ場はあらかじめホームページに記載されていたメールアドレス宛に2泊の予約をしたいことを連絡し、予約ができていたキャンプ場です。他にも二ヶ所連絡をいれていたけれど返事がきたのはここだけ。
たどり着くと「日本人のお客さんは初めてなの」と大きな笑顔で迎えてくれました。キャンプ場については後述するとして、夕方手前に到着することが出来たので、早速キャンプ場からほど近いグルントル湖(Grundlsee)に泳ぎに行きました。
夕方手前で雲も多いけど、賑わうグルントル湖。
グルントル湖はここにあります。
翌日もキャンプ場から20kmほど離れた、美しい街として有名なハルシュタット(Hallstatt)があるハルシュタット湖まで車を走らせました。途中の街バート・アウスゼー(Bad Aussee)。
”世界で最も美しい湖畔の街ハルシュタット”は人気がありすぎて、駐車場が延々と満車。気がつけば町を通り過ぎ、ハルシュタット湖の南にある湖水浴場へたどり着いてしまった。
大きなハルシュタット湖、ちょっと開けすぎていて泳ぐ気にはなれない。
ここは有名な展望ポイント”5 Finger”へのロープウェイ乗り場に近かったので、ロープウェイ乗り場まで行ってみたけれどなかなかのお値段がしたので諦めて、とりあえずのハルシュタット湖周辺のドライブを楽しみました。
その後向かったアルタウッセアー湖(Altausseer See)湖畔の小さな村には空いている駐車場を見つけることが出来たので散策。
ハルシュタット湖に比べて小さくて静かなアルタウッセアー湖はとてもいい雰囲気だったけれど、宿泊施設のプライベートビーチっぽくなっていたり、湖畔には高級別荘地のようになっていて入りずらそうだったのでここではお散歩だけ。
そして私たち的には一番湖水浴しやすい雰囲気だったグルントル湖(Grundlsee)に再び戻ることに。
昨日よりも太陽が高く、雲が少ないので湖水浴日和。水温も冷たすぎず、波もなく、周囲は山に囲まれていてとても気持ちがいいです。
カヌーやSUPを楽しむ人も多く、ワンコと一緒に遠泳している人も。
ヨーロッパで暮らす飼犬は、日本よりももっと家族や相棒として扱われるのでとても賢い。
宿泊したキャンプ場
ザルツカンマーグート(Salzkammergut)では、家族経営の小さなキャンプ場「Camping Pension Grimmingsicht」に宿泊しました。ハイシーズンの宿泊料金は二人で1泊22€。
Camping Pension Grimmingsicht
住所:Bad Mitterndorf 338, 8983 Bad Mitterndorf, オーストリア
公式ホームページ:http://www.grimmingsicht.at/?lang=en
受付のある建物に、男女別のトイレとシャワーそれぞれ2〜3個、キッチンシンクと冷蔵庫がありました。混んでる時期だからか、サイトは狭くてトイレやシャワーの数が少なく窮屈な感じはあったけれど、オーナーの気配りもさることながら、宿泊者のマナーがとてつもなく良くて共有スペースは常に清潔に保たれていました。
このキャンプ場も朝のパンの予約をすることができました。
椅子も貸してもらえたのでちょっとだけ文化的な生活、テーブルは相変わらずダンボールを大切に使ってますが 笑。
ミュンヘンに戻る
2泊したキャンプ場「Camping Pension Grimmingsicht」をあとにした翌日は、どうしても寄ってみたかったバート・イシュル(Bad Ischi)を少しだけ散歩し、
そのままドイツへ向かいます。
その場で決めた湖辺にあるドイツのキャンプ場は、大規模大混雑でちょっと気後れしながらも一泊を過ごし、
翌日、無事に時間通りにレンタカーをミュンヘンにて返却。
これでミュンヘン発着のオーストリア12日間のレンタカー旅は終了。
仕事もあったしハイシーズンということもあって予定よりも少ない訪問先になっちゃったけれど、美しい国オーストリアの自然豊かな場所に滞在することが出来てとても幸せな12日間、色濃く思い出に残るのはやっぱり湖水浴とグロースグロックナー山の麓のハイキングです。
12日間でかかった金額は128,000円
詳細は以下。
・レンタカー費用 26,500円
・ガソリン代 12,900円
・高速道路ステッカー 900円
・有料道路&有料駐車場 6,500円
・スピード違反の罰金 4,500円
・キャンプ場代 45,000円
・食費 29,000円
・SIMカードの追加チャージやシャワー代などの雑費 3,000円
12日間で日割りすると一日あたり10,000円強。
レンタカー費用が今までのヨーロッパレンタカー旅と比較してちょっと高額だったり、キャンプ場代も今までは1泊20€を基本に考えていたのが、今回はハイシーズンで平均しても1泊30€かかってしまったりしたのでもっとかかったかなあと思っていたけれど、ほぼいつも通りの金額でした。
移動距離は少なめだったのでガソリン代は通常よりもかかっていないのと、オーストリアで行きたかったエリアのアパートメントは予算オーバーで全ての日程がキャンプだったっていうので調整されたのかな。
全然関係ないけれど、南ドイツとオーストリアは白ワインが、フレッシュで香り高くて安いものでも美味しかったです。そしてビール瓶はオーストリアもドイツも返却すると瓶代が返って来るシステムだったけれど、国境を跨いだビール瓶は返却出来ませんでした。オーストリアで購入したものはオーストリアで、ドイツで購入したものはドイツで返却する必要があるので気をつけましょうーw
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