【サンクトペテルブルクの美味しいご飯まとめ】ピロシキとペリメニとビーフストロガノフと

June 01, 2018

 

ロシアの名物料理って、ピロシキとかボルシチ、キャビアとか、なのかな?

サンクトペテルブルクに来るまで、私はロシア料理だってことにも気がついていなかったビーフストロガノフはサンクトペテルブルク発祥でした。

 

9日間滞在したサンクトペテルブルク、自炊がメインだったけれどその土地の名物は食べたい、と外食する際には念入りにリサーチしてから出かけていました。その中でも美味しかったカフェ、ペリメニ専門店と、ピロシキ屋さんのご紹介です!

 

サンクトペテルブルク発祥「ビーフストロガノフ」

ストロガノフっていうのは、16世紀〜20世紀に実業家や、大商人、政治家なんかを輩出したロシアの貴族の名前で、サンクトペテルブルクにはストロガノフ宮殿もあるんだけど、「ビーフストロガノフ」っていうのは、ストロガノフ伯爵が大好きだった牛肉を、歳とって食べられなくなっちゃったから、“薄切りにして煮込ませて食べやすい料理”にしたっていうのが起源なんだって。

 

そして日本で食べていたビーフストロガノフって、デミグラスソースとかトマトで煮込んで赤いイメージだったんだけど、ロシアでは赤バージョンとホワイトソースで煮込んだ白バージョン、どっちもあってどっちも一般的みたい。

 

1回目はクラフトビールレストランで食べてそこのも美味しかったけれど、ここではコスパが良かった、ランチセットでビーフストロガノフを食べられるカフェ「Teplo」のご紹介です。

 

Teploは、エルミタージュ美術館とマリインスキー劇場のちょうど真ん中くらいにあって、イサアク大聖堂の裏あたりなので観光の途中に寄るのにちょうどいい立地です。

ただ、大通りからは建物の中庭のようなところに入るので、ちょっと分かりづらいかもしれない。

 

ここの何がすごいってランチセットのコスパ!w

 

食べていないので一品料理がどんな感じかはわからないんだけど、メニューを見ると、サラダやスープやデザートが200(360円)〜300ルーブル(500円)で、メインが500ルーブル(800円)〜800ルーブル(1,400円)くらいと普通なのに、日替わりのランチセットが350ルーブル(600円)なところが素敵。

 

最初にモルスという名前のロシアのジュースとサラダが出てきます。

モルスは、赤スグリやラズベリー、ブルーベリー等の果実でできたジュースで、砂糖も入っていないからすごくナチュラルな味でビタミンたっぷり、暑い日だったのでよく冷えたモルスが染み渡りました。サラダもただの生野菜にオリーブオイルとバルサミコ酢をかけて食べるシンプルなものだけど、ナッツがかかっていて香ばしかったです。

 

そして、きのこのポタージュスープと、メインのビーフストロガノフ。

ビーフストロガノフの付け合せはマカロニか「カーシャ」と呼ばれる蕎麦の実を炊いたものが選べました。写真は私が選んだカーシャの方。カーシャはロシアではよく食べられていて、ぷちぷちした食感もちょっと酸味のある穀物のテイストもビーフストロガノフとよく合います。

 

ロシアの外食費は日本と同じかそれ以上だったりもするので、オープンテラスのゆったりとしたカフェで、伝統的なロシア料理が食べられて、この値段はナイス!

観光の際にぜひ立ち寄って見てください。

 

【Teplo】

公式ホームページ:http://www.v-teple.ru/eng/

住所:Bol’shaya Morskaya Ulitsa, 45, Sankt-Peterburg, ロシア, 190000

 

場所はここです。

 

*ランチセットは月曜〜金曜の13:00〜16:00のみ。

*日替わりランチメニューも公式ホームページから確認できます。

 

パイだと思ってたけど「ピロシキ」

「ピロシキ食べてないねー、どうせなら名店で食べたいよね」と話しながらもロシア滞在も2週間がたちそうな頃に、ピロシキって想像していたものだけを指すんじゃない、と気がついた我々。

 

私たちが思うピロシキって、日本でいうカレーパンみたいなもので、揚げてるのだけじゃなく焼いたものも多分そう呼ぶなとはうっすら気がついていたけど、とにかく日本の菓子パンくらいの大きさのもののことだと思い込んでました。

 

こんな大型のパイのようなものも、ピロシキだったなんて!

中身はハムやチーズ、ほうれん草やキノコなんかが一般的ですが、フルーツパイみたいな感じで甘い系も種類が豊富です。そして、小麦粉で練った生地にいろんな具をつつんでオーブンで焼くか、油で揚げたもの全般を指すみたい。

 

この形状もピロシキなら、市場やパン屋さんで気がつかずに何回か食べてたわー、と思ったんですが、今一度リサーチして、サンクトペテルブルクで名店に出会えました!

 

お店の外観の写真は撮っていなかったんだけど、名前は「Pirogoviy dvorik」、ロシア語全然わからないけれどPirogoviy がピロシキ専門店ってことなんじゃないかな、店内には50種類以上のピロシキが並んでいました。

 

定番もののほかに、クリームチーズとサーモンや、レバーペーストや、鶏肉、ダックミンチとお肉の種類もいろんなものが選べます。

 

ピロシキの上の部分が絵のように遊び心があって可愛い。

大型のものは切って一切れで買うこともホールで買うこともできます。日本の菓子パンのような大きさのものも種類が豊富で、どちらも一切れ(または一個)50ルーブル(80円)〜70ルーブル(110円)くらい。

 

私たちも5個お持ち帰りにしたけれど、これで330ルーブル(580円)、二人分の朝ごはんにちょうどよかったです。

見た目も素朴な感じですごくかわいいなー。

 

【Pirogoviy dvorik】

公式ホームページ:http://pirogov-dvorik.ru/

住所:Griboyedov channel embankment, 22, Sankt-Peterburg, ロシア, 191011

 

地図だとここ。

 

ロシア版餃子「ペリメニ」

ペリメニは日本でいうところの餃子みたいなもの、西欧のラビオリと同じような感じの食べ物です。

 

ロシアではサワークリームをつけて食べるのが一般的で、スーパーマーケットでも、牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉の肉ペリメニのほかに、じゃがいもやほうれん草のベジタブルペリメニも冷凍食品としてたくさんの種類が売られています。

これがウクライナあたりまで行くと、果物のジャムが具材だったりして、中身が見えないし文字が読めないだけにちょっと博打要素ありw

 

いろんなところで食べられるペリメニだけど、これもせっかくだから専門店「пельмения」に行ってきました。

 

定番のペリメニはサイズが大中小から選べます。これは10個入りのスモールサイズ、160ルーブル(280円)。皮もぷりっとしていて、具もジューシーで美味しい。

初めて行ったので、このほかに変わり種っぽいジョージア版ヒンカリや、中央アジア版マンティも頼んでしまったけれど、リピートするならペリメニだけを選ぶかな。

 

そのほかにも西欧版ラビオリや、日本版ギョーザなんかもメニューにありました。

 

ここから英語版のメニューに飛べます。

http://www.xn--e1aajkfhj0i5a.xn--p1ai/en/spb/menu/view/?id=10

 

牛肉のヒンカリ(180ルーブル)と、マンティの6種類盛り合わせ(400ルーブル)。

 

【пельмения】

公式ホームページ:http://www.xn--e1aajkfhj0i5a.xn--p1ai/en/spb

住所:Fontanka river embankment, 25, Sankt-Peterburg, ロシア, 191023

 

場所はここ。

 

おまけ、ロシアクレープのチェーン店「Tepemok」

Tepemok はロシアのクレープを提供するチェーン店で、部屋を借りてたホストの方に「近所に安くて美味しいロシア料理を食べれるお店がある?」って聞いたらここを教えられたので行ってみました。

 

一回行って気がついたけど、サンクトペテルブルクにはこのお店すごく沢山あります。

よくも悪くもチェーン店って感じだけれど、お手軽だし定番っぽいので行ってみるのもいいかも。

 

メニューはこんな感じで、クレープがメインで自在に中身を選ぶとその場で焼いてくれます。

シンプルなハムチーズとかであれば、150ルーブル(220円)くらいから。イクラやサーモン等だと、300ルーブル(500円)くらい。

 

クレープ以外にもペリメニや、ボルシチもあります。

 

私たちは、クレープと、ローストポークとカーシャ、ボルシチを頼んでみました。クレープの上のハリネズミの遊び心よ!

 

味は可もなく不可もなくって感じだったけどメニュー次第では安いし、どこにでもあるし、早いので手軽にロシア料理を味わうにはお薦めです。

この記事が気に入ったら
いいね!