アルマトイの滞在〜おすすめラグマン屋とビアパブ、1週間暮らしたアパートメントと、カザフSIM

July 07, 20195,093 View

カザフスタンの旧首都アルマトイ(Almaty)に滞在した2019年5月29日〜6月5日の1週間のグルメと生活の様子編。

中央アジアで一番好きなオススメのラグマン屋さんとビアパブ、滞在していたアパートメントと、カザフスタンSIMカードなんかの話です。

アルマトイのグルメ

お薦めのラグマン屋

麺料理が大好きな私は、2ヶ月半の中央アジア滞在で30食以上は食べたと思うラグマンの中で、一番好きだったのがこのアルマトイのラグマン屋さんです。

ラグマンが置いてある食堂、ではなくてラグマンに特化した食堂で、ラグマンの種類がなんと10種類くらいあります。ラグマン用のスープはトマトベースで、お肉とパプリカ、玉ねぎの入ったものがオーソドックスで、一種類しかない食堂が通常。なのでこれはめちゃめちゃ珍しいです。

種類によって違うのはスープの具材で、ロシア語がわからないので適当に頼んでいたけれど、キノコと牛肉のラグマンだったり、細切れ羊肉とピーマンのラグマンだったり、すごく辛いラグマンだったりしました。

料金は具材によって異なっていて、700テンゲ〜800テンゲ(210円〜240円)。ラグマンのご飯バージョン、ランファーも頼めます。

このお店のこだわりなのかな、麺とスープは別々に運ばれて来て、店員さんが目の前で麺のお皿にスープをかけてくれます。ボソ・ラグマンという炒めラグマンも美味。量も普通のラグマンの1.3倍くらいのボリュームでかなりお腹いっぱいになります。

見てください、この麺の艶。

お店の外観はこんな感じです。

場所はここ。

お薦めのビアパブ

アルマトイでお薦めのビアパブは『シュタブ』。

入り口を入るとカウンターにずらりと生ビールのサーバーが並んでいます。写真の黄色いメニューは全部ビールの銘柄で、生ビールは20種類前後。お持ち帰り用のものは1L、1.5L、2Lから、お店で飲む場合は300mlか500mlから選択できます。

料金も500mlの生ビールで400テンゲ(120円)前後〜、1L持ち帰りにして700テンゲ(210円)〜とお手頃。

生ビールはカザフスタンのほか、ロシアやチェコのビールメーカーのもので、アンフィルターは5種類くらい、黒ビールも3種類程度。IPAやAPA、スタウトなんかの濃くて個性のあるビールはなかったですが、それでも種類が多いのでワクワクします。

軽いつまみしかないタイプのお店かな、と最初思ったけれど、分かりやすいちゃんとしたメニューもあり、中央アジア料理は大抵なんでもありました。羊肉とジャガイモの煮込み、サラダ、ピザあたりを食べましたがどれも美味しかったです。
頼んでいないけれど、魚も種類が多そう。

外観はこんな感じ。値段設定が高めで綺麗なレストランが多いアルトマイの中では、入り口からしてちょっと場末感あるけれど、店内は清潔で案外広いです。

場所はここ。

自炊

キルギスタン、カザフスタンでは、市場では簡単に豚肉を購入することができたので、ウズベキスタン・タジキスタンで食べられなかったこともあって比較的頻繁に食べていました。

海外で薄切り豚肉はなかなか手に入らなけれど、キムチも普通に売ってるカザフスタンなので、頑張って薄切り肉っぽく切って焼肉!

中央アジアで食べるキムチは、私調べでは、ウズベキスタンでは甘味が強すぎ、カザフ、キルギスが本場の味に近い気がします。

あと中央アジアの他の都市ではほぼ買うことの出来なかった冷凍や加工品以外の魚ですが、ここアルマトイではスーパーマーケットや市場で、生のお魚を買うことができて嬉しかったです。スーパーマーケット内の冷凍庫でぐるぐるにラップを巻かれたマスを選んでいたら、生け簀から小さめのマスを選んで、内臓処理をしてくれたスタッフ、優しい、そして2ヶ月ぶりの新鮮なお魚の塩焼きに感動。

内陸国なのは相変わらずだけど、こういう色々手に入るところは都会のいいところですよねー。

晩酌の際に飲むのは、先ほどのビアパブ「シュタブ」で持ち帰りにした生ビールや、市販のビール。市販のビールではカザフスタンでは今までメジャーだったペットボトルのビールがイマイチだったので、瓶ビールばかり飲んでたな。

ワインは最初、辛口のものが見つけられずにモルドバワインの CRICOVA に逃げてました。モルドバに巨大ワイナリーを持つ、CRICOVAワインは旧ソ連国でとてもメジャーでどこにでも置いてあるので、中央アジア滞在中、新しい都市で現地ワインをうまく見つけられない時の救世主的存在でした。(去年CRICOVAのワイナリーに行った話 → 何もないって本当?キシナウ観光。全長120kmのクリコバワイナリーと野外フェス。) 

でも後日見つけたカザフスタン産のこのワインが辛口で値段も626テンゲ(200円)と安かったので、後半はこのワイン中心に。

おまけのベシュバルマク

カザフスタン、キルギスではよく食べられていて、ご馳走的位置づけの、ベシュバルマク(短いきしめんみたいなものに馬肉のいろんな部位を乗せた料理)も、ホストファミリーに名店を聞いて食べに行ってきました。

ホストの青年は家で作った物しか食べたことがない、といろんな人に聞いてくれたようですが、実際私たちはこの1回きりしか食べなかったので紹介されたこのお店(エトノカフェ・ジャイラウ)が特別美味しかったかどうかは不明。Google Mapの評価も高いし、店内は高級店っぽいちゃんとした雰囲気でとても良かったし、ベシュバルマクも肉の下処理がきちんとしている感じで上品で美味しかったです、ただもう一回食べたいとは思わなかったんですよね。

ベシュバルマクに限らず、馬肉はカザフ、キルギスで羊肉や牛肉と並ぶくらいメジャーな食材で、市場に行けば豚肉売り場よりもずっと広いスペースを占めているし、スーパーマーケットの加工肉コーナーに並ぶ馬肉ソーセージは他のものに比べてずっと種類が多いです。

アイスランドでは大喜びで馬肉を食べまくっていた私たちですが、羊肉とかのにおいの強いお肉を頻繁に食べていたからか、食指が動かず中央アジアで馬肉を食べたの自体、これが最初で最後でした。次回このエリアにきたらもっと色々試してみよう。

レストラン『エトノカフェ・ジャイラウ』場所はここ。

借りていたアパートメント

借りていたアパートメントは、Airbnb の手数料込みで1泊2,900円。中央アジアで滞在した中でも、ビシュケクとアルマトイは物件数がとても多くて、二人で暮らすには十分な広さと設備の整った貸切アパートメントが2,000円代で選びたい放題でした。キルギス・カザフはインターネット回線も全く問題なかったです。

ここのアパートメントは寝室がちょっと狭いのが難点、でもキッチンテーブル以外に仕事用のテーブルがあると、夫婦別々の場所に居場所があるので快適度は上がります(笑)

カザフスタンSIM

アルマトイでは、中央バザールのスマホショップで、SIMカードの購入をしました。ACTIVという会社(本体の通信会社はKcell)のSIMで3GBで1週間使えるものが、600テンゲ(180円)、やすっ。

1週間以上使用する場合は、端末と電話番号を結びつける必要があるようで、その後はSIMを他の端末で使用することは出来なくなるらしい。私たちは1週間のみの滞在だったので詳細は不明ですが、通信会社かスマホショップに行って、IMEIレジストレーション(端末と電話番号を結びつけること)をしに来た、と説明しその登録をしてもらう、らしいです(夫談)、曖昧でスミマセン。。

この後は再度キルギスに戻ります。

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