アイスランドのおすすめ食材は馬肉と羊肉、あとビールの値段の話し。

January 05, 2019

2018年8月15日〜30日の約2週間滞在したアイスランド。物価が高い高いと聞いてはいたけれど、本当に高かったです。安いと有名なBonusっていう可愛くない豚のマークがロゴのスーパーマーケットがあって、私たちももれなくそこに行っていたんだけれど、最安の卵が10個で800円するんですよ!
絶対に買えない。卵大好きだけれど2週間は卵なし生活でした。

それでも探せばあるもので、お酒と同様に食にも欲深い我々はアイスランドらしいナイス食材を発見しました、それは羊肉と馬肉です(笑)

あとはお酒の価格や、スーパーマーケットでの食材の価格なんかの話です。

アイスランド酒事情

空港内の免税店

事前に「アイスランドでお酒の購入をしたい人は空港内の免税店が最安」という情報を目にしていたのですが、私たちはレイキャビックへの到着が夜中だったので、到着ゲート内の免税店は閉店していました。

入国の際には寄れなかったけれど、アイスランドからの出国の際に出発ゲート内で免税店に寄ることが出来ました。そこで購入したビールはアイスランド国内の酒屋で買うのよりも3%程度安いくらいでほとんど変わらなかったので、空港からのレンタカー旅であれば買いだと思うけれど、そこまで免税店にこだわる必要はないと思います。

免税店では、この金色のVIKINGというビール500mlが6本セットで1579ISK(1,579円/1本当たり263円)、250mlの白ワインが400ISK(400円)でした。ちなみに市内の酒屋で買うと500mlのビールは275ISK(275円)です。

夜中のアイスランド出国でこの日まだ飲んでなかった私たちは寝酒に、と手持ちのアイスランド通貨を全部つぎ込んで小瓶のワインと500mlビール6本購入(買いすぎw)。

このDuty Freeの公式ページで、アイスランドの免税店でのお酒の価格が確認できます。

http://www.dutyfree.is/en/products/liquor

アイスランドの酒屋「VINBUDIN」

アイスランドではお酒は政府専売制なので、お酒を買う場合には酒屋「VINBUDIN」に行くことになります。

安いスーパーマーケット「Bonus」を含む各スーパーマーケットではアルコール度数2.5%未満の低アルコールビールは100円くらいで買うことが出来るので、これで済ませてる旅行者も多いですが、酒飲み的にはやっぱりちょっと物足りないかな。暑ければガブガブ飲めるけれど寒くてたくさんは飲めないし、アウトドア生活中は何度もトイレに行くのも面倒だし。

酒屋「VINBUDIN」はレイキャビック市内には数店舗あり、そのほかの大きな街にも必ずあります。道路しかない大自然の地方に行ってもガソリンスタンド併設のような感じで小さな VINBUDIN はありますが、品揃えはかなり悪め。

そして VINBUDIN は、日曜日は定休日です。営業時間は店舗にもよるけれど、11時〜18時と考えた方が良さそうです。

レイキャビック市内の VINBUDIN はかなり広い。

ビールの値段はアイスランド産の安いもので350ml缶が165〜169ISK(165円〜169円)、500ml缶が275ISK(275円)。

ちょっと地ビール的なものも売っていて、これなんかは「ISELANS WHITE ALE」と小洒落た名前がついて、1瓶435ISK(435円)。ベルギービールなんかのちょっといい輸入ビールも500円以上してました。

でも酒税が高い、物価が高いという割には「全然買えるな」という印象、だって350mlが165円、500mlが275円だったら日本のコンビニで買うビールの値段と同じくらいですよね。

それでも私たちは7〜8回は行った VINBUDIN で、買うか買わないか迷っている20代のバックパッカーや、買おうとする男性と納得いかない女性の不穏なカップルも数組み見かけました(笑)。ヨーロッパ諸国から来たとしたら、母国の2倍以上はするもんね。

結果、アイスランドでは節酒だから、と騒いでドイツで飲みまくって来たくせに結局のところ全く節酒していないというね。

ビールは想像よりも安かったですが、アルコール度数の強いお酒はかなり高級でした。一度も買わなかったので定かではないですがワインは通常のボトルで安いもので3,000円以上したし、ウイスキー等の蒸留酒は10,000円くらいしていたと思います。強いお酒が好みだったら規定内で持って行く方がいいと思うな。

私たちはもちろんドイツから持ち込みましたw

南ドイツの田舎町ラウフでの1週間、暮らしの様子と美味しいもの。

食材の価格と、オススメ食材

(2018年8月はアイスランド通貨が1クローナあたりほぼ1円だったので、ここでは全て円表記のみにします。)

骨付きの鶏肉が800円程度、豚肉は安い部位で1,500円、牛肉も最安のものが2,000円くらいでした(全て1kg当たりの価格)。買えなくはもちろんないけれど、どうだろう骨がついていることやクオリティーからすると日本の倍、くらいの感じかな。

玉ねぎやじゃがいも、人参などの日持ちする野菜は1kg当たり200円〜300円程度と買いやすかったですが、レタスやほうれん草は1個(または1束)500円程と個人的には手が出しずらい価格でした。そして先述したけれど卵は安いもので800円(10個入り)高いものだと1,000円以上!

安くて使い勝手が良かったのは、トマト缶70円やグリンピース缶160円で、野菜のバリエーションを増やすためにレンタカー旅中は常備していました。

ツナ缶は180円で、サンドイッチにもパスタにも便利なので必需品。

パスタは一番安いもので1kg165円、パンは500mgで200円、インスタントラーメンは一番安いものが一個40円。

ハムは最安の6枚くらい入ったものが200円くらい、ウインナーは3本で400円くらい。牛乳は145円と日本よりも安いかな。

アイスランド旅序盤は節約節約、と思って安い食材を探していたけれど、旅中ごろ一旦壊れて(笑)サーモン2切れで1,800円やハンバーガー用パテ2枚で800円等を買い始めました。

でもこの環境で食べれることなんてそんなにないんだから、ここで少し節約して寂しい気持ちになるよりも、食べたいもの食べたほうがいいですよね。

とまあ、できる範囲内での節約と贅沢しかしてないですが、旅中盤に出会ったアイスランド的私たちのオススメ食材はこの二つです!

オススメ食材1:羊肉

オススメ食材の1個目(2個しかないけれど)は、羊肉の塩漬け。1kg当たり700円なのでお肉類の中では最安、しかも骨なし。これ多分アイスランドではすごくメジャーな食材なんだと思います、Bonusでもいろんな種類が売られていました。

最安だけれど、日持ちさせるためにかなり塩っけが強いです。最初はジンギスカンを連想して焼いて食べたけれど、スープ等にして煮込んだ方が良さそう。
ショートパスタやじゃが芋も一緒に煮込めば一品でもお腹にたまるし、羊肉からだし汁が出るので味付けしなくても美味しい。

この日はトマト缶も入れています。

8月とはいえ夜はむちゃくちゃ寒いのでスープはありがたいです。

オススメ食材2:馬肉

オススメ食材の2個目は馬肉です。1kg当たりの値段は900円前後。
これも塩漬けの羊肉と同様に真空パック状になっていて、賞味期限までは3ヶ月もあるので長期の保存がききます。でも味付けはされていないのでどの様にも食べることが可能です。

まずはスライスしただけで焼肉みたいに。
過酷な環境が続き美味しいものに飢えていたんだと思うけれど、脂が適度にのっていて柔らかく超絶美味しかったです。

他にも馬肉カレーにしたり、馬肉パスタにしたり。

羊肉の様な独特の匂いもないし、個人的には牛肉よりも美味しかったです。


アイスランドの最終日も馬肉焼肉。

気に入りすぎて、真空パックになっているし出国日に購入して次の国に持って行こうかな、と考えたほどです。ただ日本で食べられている鯨肉と同様に、「馬を食べるなんて信じられない」と避難する人も少なくはないだろうなと思ったので共同キッチンでは自粛していました。

雨の日はキャンプ場の激混み共同キッチンで調理、みんなパンにヌテラ(チョコレートクリーム)とかお湯を注ぐだけのマッシュポテトとか、シリアルだけどか信じられないくらい悲しい食事風景。

混んでいるキッチンだと時間のかかることは出来ないけれど、もう少しだけ工夫した方がアイスランド旅がもっと楽しくなるんじゃないかなあと、食い意地の張った我々はいらない心配をしてました。

今後アイスランドを自炊しながら旅する方の少しでも参考になれば幸いです!

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