【アメリカ西海岸レンタカー旅 13】ポートランドからラスベガスまで国道101号線をドライブ。
グランドサークルに引き続き、2度目のアメリカレンタカー旅は、ラスベガスからポートランドを目指して北上。期間は38日間。
ルートは、デスバレー国立公園 → ヨセミテ国立公園 → キングスキャニオン・セコイア国立公園 → 野外音楽フェス「High Sierra Music Festival 2015」 → ソルトレイクシティ →グランドティトン国立公園 → イエローストーン国立公園 → ポートランドに1週間滞在 → Route 101を南下 → ラスベガス でゴール。
ポートランドに滞在した後は国道101号線(U.S Route 101)を南下、3泊4日かけてレンタカーを返却しにラスベガスに戻りました。
総距離およそ2,200km!
だいたい北海道の稚内(最北)から福岡まで車で行くのと同じ走行距離、ドライバーは一人だけど大丈夫かな、、
オレゴン・コースト・ハイウェイ
国道101号線はオレゴン州では「オレゴン・コースト・ハイウェイ(Oregon Coast Highway)」と呼ばれているんだって。
まずは、オレゴン・コースト・ハイウェイに出るために、キャノンビーチ(Cannon beach)や、ロックアウェイビーチ(Rockaway beach)を目指して26号線を西に向かいました。
ビーチの並ぶ海岸線は、あいにくの曇り空。
この辺りはカニが有名みたい。
カニや、牡蠣を売っているお店があったので寄ってみたけれど、数百グラムの少量買いはさせてもらえなさそうな雰囲気。みんなバケツいっぱい、数キロの買い物をしています。カニはその場で茹でてもらうことも出来るようだったけど、相場もよくわからないし、買うのはやめてしまいました。
次に寄ったのは、「Tillamook Cheese Factory」という大きなチーズ工場。オレゴン州のスーパーマーケットではよく見かけるチーズメーカーです。
工場見学のツアーなんかも出ているようで、ものすっごい混んでました。試食コーナーもレジも、大行列。自分達ように小さなチーズをいくつか選んでたけど、レジに並ぶのが面倒臭くてここでも、諦めてしまいました。
食べ物の買い出しに2連敗した私たちは、海辺の空き地でハンバーグを焼いて、ハンバーガーのランチ。笑
海岸線沿いの、景勝ドライブルート。平らな海辺よりも海+山な方がドライブするには楽しい。
途中、「Sea Lion Caves」という看板が見えてきたので立ち寄ってみました。海辺にいるアシカを見る遊歩道だったけど、入場料が結構高かったです。確か一人8USDくらい。
海辺にはたくさんのキャンプ場があったけれど、午後には結構『FULL』の看板を出していました。もう少し先に進みたかったけれど、割と人気のキャンプ地っぽかったので、17:30には空きのある小さなキャンプ場に宿泊を決めました。
シャワー無し、トイレと水道だけの簡素なキャンプ場。料金は1泊20USD。
夫:写真右はオレゴン州ポートランドのクラフトビール「Lompoc Proletariat Red」というアンバー・ビール。
レッドウッド・ハイウェイ
国道101号線は、サンフランシスコ北部からオレゴン州にかけては「レッドウッド・ハイウェイ(Redwood Highway)」って呼ばれているらしい。
朝はガスっていたけれど、徐々に晴れてきました。
この周辺の海には、大きな岩の飛び石がたくさんあったよ。
昨日は寄り道しすぎて計画よりも進めなかったので、展望台にも寄らずに車を飛ばします。
お昼ご飯はレッドウッド国立・州立公園で。
ハンバーグパテが4枚入りだったので、昨日に引き続きハンバーガー。でもピクニックエリアでセコイアに囲まれて食べるハンバーガーは、昨日の車の中で食べるハンバーガーよりずっと美味しい。笑
レッド・ウッド国立公園を通り過ぎると、徐々に巨木が少なくなってきます。
この日はキャンプ場をうまく見つけることができずに、丘の上にある人通りが少ない道路にある駐車場でアメリカで初めての野宿です。夜中に駐車場のゴミ箱から派手な音がしたので見に行ってみると、大きなアライグマ(たぬき?)がゴミ箱の蓋を開けていました。
夫:写真左、オレゴン州ポートランドのBurnside Brewing社のIPA。うまい!!
101でサンフランシスコへ、そのまま南に海岸線をドライブ。
翌朝はそのまま国道101号線で、サンフランシスコに向かいました。
ゴールデン・ゲート・ブリッジ(Golden Gate Bridge)をわたり、サンフランシスコの街中へ。
サンフランシスコは坂の多い街。この日はたまたまサンフランシスコマラソンが開催されていて、遠くにはランナーの姿が見えました。
降りてみたかったけれど、サンフランシスコに関して何も調べていなかったし、時間もなかったので、そのまま通過します。
サンフランシスコ南のビーチには、たくさんのサーファーがいました。
午前中にかかっていた雲が徐々に晴れると海が真っ青に見えて、気持ちのいいドライブです。
車がいっぱい停まっている駐車場があったので寄ってみると、たくさんのアシカが砂浜でお昼寝中でした。
ラスベガスを目指して内陸に。
サン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)近郊からは、ベーカーズ・フィールド(Bakersfield)の方向に内陸に入ります。
途中には、NASAの研究所があったり、Route 46沿には地下から原油を自動で掘る巨大マシンがずらっと並んでいるのに人の気配が全くなかったりと、ちょっと薄気味悪いような光景が続きました。
夫:車の中から景色はこんな感じ。この世の終わりのような景色・・・。
遠くにはものすごい数の風力発電。Route 58のテハチャピ峠(Tehachapi Pass)にあります。
もう暗くなりかけてきているというのに、ラスベガスまでの残り距離はあと500km。この日は夜22:00まで車を走らせ、maps.me上に記載されたキャンプ場に宿泊。
アメリカのラストキャンプ地は砂漠の中の無人のキャンプ場。高速道路を降りてすぐにオフロードになり、その先を5km進んだところにあるキャンプ場です。ラスベガスまでは残り200km。
こんなに人気のないところで、翌朝、キャンプ場をでてすぐの砂漠の上で車がスタックしてしまい、本当に焦りました。
携帯の電波もなく、周りに建物もなく、、、
考えられる手段としては、高速道路まで徒歩(片道5km)で戻り緊急用の電話で助けを呼ぶことくらい。
とにかく、持っているダンボールやタオルや洋服を噛ませて、砂をかき分け汗みどろで脱出を図ること1時間、偶然にもパワーのありそうなオフロード車が通りかかり(こんなに何にもないところになんで?って感じだったんだけど)引っ張り出してくれました。
助かったー、、約40日ぶりのすでに慣れ親しんだラスベガスが見えてきました。
アメリカ西海岸の旅最終回。
アメリカでのレンタカーを安くあげるコツと注意点についても、ぜひどうぞ!
↓
この記事が気に入ったら
いいね!