【アメリカ西海岸レンタカー旅 5】ジャイアントセコイアの森と、熊と、山火事。
グランドサークルに引き続き、2度目のアメリカレンタカー旅は、ラスベガスからポートランドを目指して北上。期間は38日間。
ルートは、デスバレー国立公園 → ヨセミテ国立公園 → キングスキャニオン・セコイア国立公園 → 野外音楽フェス「High Sierra Music Festival 2015」 → ソルトレイクシティ →グランドティトン国立公園 → イエローストーン国立公園 → ポートランドに1週間滞在 → Route 101を南下 → ラスベガス でゴール。
レンタカー開始から7日目、3つ目の目的地、セコイア国立公園を目指しました。
キングスキャニオンのキャンプ場へ。
昼近くに長く滞在したヨセミテ国立公園のCamp 4を出発し、まずは大きめの町フレズノ(Fresno)を目指しました。
フレズノには、大きなスーパーマーケット『Wal-Mart(ウォールマート)』も、アウトドアショップの『REI』も、夫が行きたがっていたハンバーガショップ『Carl’s Jr.』もあったので、久々の買い物を楽しんでいるとあっという間に15:00になってしまい、慌ててセコイア国立公園へ。
セコイア国立公園(Sequoia National Park)は、隣にあるキングス・キャニオン国立公園(Kings Canyon National Park)と一緒に管理されています。
それぞれの国立公園には複数のキャンプ場がありますが、セコイア国立公園の方が人気があり、夕方に到着するとすでに全部のキャンプ場がフルでした。
なので、私たちはキングスキャニオン国立公園側で、セコイア国立公園に近い場所にある Sunset Campground に宿泊しました。料金は1泊18USD。
翌日セコイア国立公園のキャンプ場に移動しようかなとも思っていたけれど、セコイアのキャンプ場よりも料金が安いし、近くにあるビジターセンターでWifiを拾うことも、充電をすることも出来たので、ここでも同じキャンプ場に4泊という長めの滞在です。
ヨセミテのCamp4ではサイトも、ピクニックテーブルもシェアだったので、久々の広々としたテントサイトが嬉しい。
グランドサークルをレンタカー旅していた時には、持っていなかったアウトドア用の椅子は、今後北上するにしたがって焚き火は必須になるし、焚き火台とピクニックテーブルは離れて設置されていることが多いので、焚き火用にと、フレズノの『REI』で購入しました。
この後の焚き火生活でとても役に立ったので買って良かったな。
地球最大の巨木「General Sherman」
翌日は朝から、お隣のセコイア国立公園へ。
まずは地球上で最大の巨木、シャーマン将軍の木「General Sherman」の木を見に行きました。
樹齢はおよそ2200年、高さは83m。
大きいけれど、周りに生えている木も、今までの人生で見てきたものとは桁違いに大きすぎてどれが一番大きいかなんて全くわかりません。
夫によると、ジャイアントセコイアの木の表面がマンモスの背中みたい、らしい。
松ぼっくりだってこのサイズ!
ビック・ツリー・トレイル(Big Trees Trail)
そのあとは1周3kmほどのビッグ・ツリー・トレイル(Big Trees Trail)を歩きました。
2000年も行きてるなんて、もはや神様だよね。ここの牧草地は絵本の中に迷い込んでしまったみたいで、感動しました。
ビッグ・ツリー・トレイルではたくさんの動物も見ました。
イタチと、マーモット。
わかりにくいけれど、キツツキ。
あと熊も。
トレイル上に「一番危険」とされる子熊と母熊のセットがいて、一周ぐるりと回れるトレイルなのに、その先に進むことが出来ずに引き返すことになりました。
モロロック(Moro Rock)と、トンネルログ(Tunnel Log)
その後は、4000メートル級のシエラネバダの山々を見る事ができるポイントがモロロック(Moro Rock)へ。展望台に登るには、駐車場から15分、モロロックの上に作られた階段を登る必要がありますが、白い独特の山脈を見ることができました。
アメリカ本土、最高峰のホイットニー山も、セコイア国立公園内にあるけど、ここの展望台からは見えないみたい。
そびえ立つ巨木の見上げながら、ドライブを続けると、よく写真で見るトンネルログ(Tunnel Log)です。
一応、私たちも写真をとりました。
Crescent Meadow
トンネルログまで、小道を登ってきたので、突き当りにあるCrescent Meadow も歩いてみました。牧草地(Meadow)にはまた熊が。1日に10頭近い熊をみたのは、セコイア国立公園だけ。
エルクもいました。
Crescent Meadowでは、山火事にあったジャイアントセコイアの木も多く見かけました。
ジャイアントセコイアは、燃えにくい厚い樹皮に覆われていて、山火事にあっても燃え尽きて枯れることはないと言われているんだって。
そして子孫を増やすためのマツボックリは、自然に開くことはなくて、定期的に発生する山火事によってのみ木から落下して開き、種子が地上で新しい芽になるらしい。
長い年月をかけた進化の過程でそうなったんだろうけど、結果だけ聞いてしまうと計算され尽くされていて、自然って本当にすごいと思う。
ジャイアントセコイアの森とは全然関係ないんだけど、最近たまたま見た、森に関する映画『フォレスト 生命の森』は面白かったので、興味がある方は見てみてください。
この日キャンプ場から見えた夕焼けは、遠くまで続く森がが燃えるように赤くなっててすごく綺麗だったな。
感動する私をよそに、夫は生活感溢れすぎのキャンプサイトの焚き火から、全く離れなかったけど。笑
アメリカ西海岸レンタカー旅 6 に続く↓
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