【クラフトビールフェス】ポートランド開催『第28回 Oregon Brewers Festival』
アメリカドライブ旅行中に、オレゴン州の州都・ポートランド(Portland)に一週間滞在し、そこで開催されたクラフトビールのお祭り『第28回オレゴン・ブリュワーズ・フェスティバル(Oregon Brewers Festival)』に参加してきました。
毎年7月最後の週末を含む5日間開催され、私たちが参加した2015年の開催期間は7月22〜26日。
90以上もの北米からのブリュワリーが出店し、8万人以上のビール愛好家が集まる、歴史あるクラフトビールの祭典はもちろんめっちゃ楽しかったです。私たちもビール愛好家としてもっと頑張んなきゃ。笑
クラフトビールを飲むまで。
オレゴン・ブリュワーズ・フェスティバルの会場は「Tom McCall Waterfront Park」です。
会場に到着すると、年齢確認の為のIDチェクがあるので、パスポートは忘れずに持参しましょう。
21歳以上であれば、リストバンドと、出店しているすべてのクラフトビールが掲載されたガイドブックをもらう事が出来ます。(アメリカ合衆国での飲酒は21歳以上。)
ガイドブックの中には、ブリュワリーの説明のほか、提供しているクラフトビールに関しての詳しい説明があります。
私たちは、ビールに関しての解説(写真右)の一番右欄に記載されている味の詳細、Style(スタイル)、ABV(アルコール度数)、IBU(苦さ)、Hoppiness(ホップっぽさ)を参考にしていました。
・OG(Original Gravity)-初期比重 *比重=麦汁に含まれる糖の量の比率
・FG(Final Gravity)-最終比重
・ABV(Alcohol By Volume )-アルコール度数
・IBU(International Bitterness Units)-国際苦味単位
私たちが、無視していた「OG」と、「FG」はこういう事らしい。知らなかったw
発酵前の麦汁に含まれる糖を酵母が食べて、アルコールと二酸化炭素を生み出します。 よって、初期比重の値より最終比重の方が絶対に低くなり、どれだけ低くなったかによってアルコールに変化した割合が分ります。 初期比重が高くないと高アルコールビールは作りにくいのです。
ホップによる苦みは甘みによって相殺されて感じます。よって、最終比重の高いもの(=糖がたくさん残っているもの)はホップを大量に効かせてもIBUの値ほど苦く感じません。
オレゴン・ブリュワーズ・フェスティバルでは入場料等はありませんが、ビールを飲むためには、最初に専用グラス(Festival Glass)を7USDで購入する必要があります。
あとは必要に応じた分の、コルクで出来たトークンの購入もします。1トークンが1USD。
ずらりと並んだブリュワリーから、このトークンでクラフトビールを購入します。
1トークンだとサンプル分の150ml、4トークンでグラスを満杯にしてもらえます。
会場の雰囲気。
会場は2つのエリアに分かれていて、北米からは90、海外からは20前後のブリュワリーが出店しています。
クラフトビールは大きなトレーラーで運ばれてきていて、もちろん全部生ビールです。
飲み終わったグラスは、味が混ざらないように「GLASS RINSE WATER」と書いてある蛇口で自分で濯ぎます。
ビールジョッキの販売の出店や、ローカルバンドによるライブなんかもあります。
Oregon Brewers Festivalのロゴの周りを飾るのは、本物のホップ、かっこいい、、
ビールタンクのコスプレと、「BEER」と書いてある靴下!
立ち飲みスペースのほか、川沿いにはベンチもあります。もちろん仮設トイレもたくさんありました。
5日間で訪れる人の数は8万人、夕方には混んでくるし、結構な酔っ払いも出現します。私たちが行った2日間はどちらも平日だったけど、週末は大変なことになりそう。
オレゴン・ブリュワーズ・フェスティバルの公式ページはこちら。
http://www.oregonbrewfest.com/
飲んだビールたち。
2日間で試せたビールは、約30種類。
ガイドブックに自分達なりの点数やコメントをつけて、お気に入りのビールは4トークン(4USD)支払って満杯にしてもらいました。
70近いブリュワリーを持ち、人口に対するブリュワリーの数が北米一と言われている、ポートランドで開催されたクラフトビールの祭典は伊達じゃありませんでした。
夫:Vimeoにトレイラーありましたw
夫:どれがどの写真だか分からなくなっちゃいましたが、以下に飲んだビールまとめてみました。
『Black Bear Stout』 – Alameda Brewing Co. (Export-Style Stout)
『Matzobrau』 – Ambacht Brewing (Belgian Dark Wheat)
『Hop in the ‘Pool Helles』 – Base Camp Brewing Co. (Session Beer)
『Kermit the Hop』 – Bison Organic Beer (Imperial Indian Pale Ale)
『Smoked Berliner Weiss』 – Burnside Brewing Co. (Experimental Beer)
『Frite Gaulois』 – Cascade Brewing (Wood and Barrel-Aged Sour Beer)
『Red Betty Imperial IPA』 – Central City Brewers & Distillers (Imperial Indian Pale Ale)
『Valley Vanilla Pale Ale』 – Collaborator (American-Style Pale Ale)
『Aurora Crimson Saison』 – Ecliptic Brewing (French & Belgian-Style Saison)
『Strawberry Cream Ale』 – Fearless Brewing Co. (American-Style Cream Ale)
『Fish In A Barrel』 – Fish Brewing Co. (Wood and Barrel-Aged Beer)
『Big Green』 – Flat Tail Brewing Co. (Specialty Beer)
『Aberrant』 – Logsdon Farmhouse Ales (Belgian-Style Pale Strong Ale)←飲んだ中で一番美味しかった!
『20th Anniversary IPA』 – Lucky Labrador Brewing (American-Style India Pale Ale)
『Rasplendent』 – Mazama Brewing Co. (Belgian-Style Fruit Beer)
『Hamber』 – Melvin Brewing (Hoppy Amber)
『Mosh Pit』 – No-Li Brewhouse (American-Style Fruit Beer)
『1-Up Mushroom Ale』 – Old Town Brewing (Experimental Beer)
『Free Radical Lager』 – Omission Beer (Gluten-free Beer)
『Honey Bunches of Oats』 – PINTS Urban Brewery (Specialty Beer)
『Huckleberry Wheat』 – Prodigal Son Brewery & Pub (Fruit Wheat Beer)
『Imperial Smoked Lager』 – Rogue Ales (Smoked Beer)
『Abbey Triple』 – Sprecher Brewery (Belgian-Style Tripel)
『Mississippi Red Dry Hopped Red』 – StormBreaker Brewing (American-Style Amber/Red Ale)
『Gypsy Tears』 – Viking Braggot Co. (Specialty Honey Beer)
ポートランドのマイクロブリュワリー。
実際に60万人程度の町で、70ものブリュワリーがあればフェスの時期じゃなくても、勝手にフェスが出来ちゃうくらい、いろんなビールを飲むことができます。
イメージとしては、宇都宮の餃子屋さん、くらいの感じでブリュワリーがあります。
私たちは2店舗しか入っていないけれど、どちらもフレッシュで美味しかった。
写真右:Hair of the dog brewing のクラフトビール(5USD)
写真左:The Commons Brewery のテイスティング4杯セット(9USD)
クラフトビール好きは是非、ポートランドへ!
ポートランドに1週間滞在した後は、レンタカー返却地のラスベガスに戻ります↓
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