ラトビアでビアフェス!リガのクラフトビール屋とアールヌーヴォー建築。

June 18, 20182,987 View

 

エストニアの次に向かったのはラトビア。首都リガ(Riga)に5月22日〜27日の5泊滞在しましたが、丸かぶりの日程で、ラトビアビールフェスティバルが開かれていました。持ってるなー!と自画自賛するしかないなー。

 

リガの思い出といえばビールフェスティバルのみになってしまうくらいに楽しかったのですが、巨大市場だったり、アール・ヌーヴォー建築も有名なので、それも見に行ってきました。あとはバルト三国比較ばかりしてる気もするけどラトビアは、エストニア・リトアニアに比べてクラフトビールのお店が格段に多かったので、お薦めのクラフトビールのお店のご紹介も。ビアフェスに行けない日程でリガを訪れた方は参考にしてもらえたら幸いです!

 

Latvia Beer Fest!!

ラトビアビールフェスティバル(Latvia Beer Fest)は、2018年5月23日(水)〜27日(日)まで行われていました。

 

リガの中心街にある公園で行われていて、開催期間中はゲートが設けられて、会場内に入るには2€かかります。

入場料もかかることだし、毎日ビールフェスティバルで遊んでいるわけにも行かないので、公式ホームページに記載されたプログラムを見て、私たちは1番盛りだくさんな様子の土曜日の昼過ぎから参戦。

 

ゲートで入場料を払うと、スタッフから小さな専用ビアジョッキをおすすめされました。

買わなくてもいいんだけれど、フェスのオフィシャルな店舗であればこのビアジョッキ(200ml)を1€で満杯にしてもらえてちょっとお得ですよ、というもの。

試しに一個だけ購入(4€)。

このビアジョッキキャンペーンが行われているお店は、全店舗の4分の1くらいで数はそんなに多くないし、特殊なクラフトビールの場合は1€にはならないことが多かったのでわざわざ買わなくても良かったかな、でも可愛いし思い出としてまだ持ち歩いてたまに使ってます。

 

このキャンペーンでなくてもリガで普通に飲まれているメーカーの生ビールなら、500mlが1.5€〜(これ↓)と最安です。

 

私たちは1€キャンペーン適用のアンフィルターのウィートビアやスタウトのお気に入りを何度もお代わりをし、それ以外は普通の1番安い生ビールを購入してました。

 

オフィシャル店舗ではないベルギービール専門の料金表。500mlが4.5€〜6€するのでリガ街中のクラフトビールのお店と比べても特別安いわけではない。

でも店舗数は結構多いので、ビール選びも楽しい。

 

ビール選びよりも楽しかったのは、プログラム!

ライブ演奏用のステージが2個あって、地元のバンドによるライブも面白いし、

 

驚くほど盛り上がってるのは、お客さんが参加する力自慢や、綱引き、風船割りのプログラム。

 

みんな負けず嫌いすぎて超本気のところがナイス!

 

力自慢は水の入ったペットボトルを両手に持って、腕を肩の位置まで上げたところからスタートするんだけど(女子は合計3リットル、男子は9リットルだったかな)、腕が写真の状態まで下がっちゃっても誰も諦めようとしない女子の意地の張り合いや、10分以上お水を支えて限界が近いだろうと思われたおじいちゃんが急に頭上まで水を持ち上げてみせる気合いに敬服!

 

ビアジョッキセットや、会場内で使えるビール券なんかが商品だったんだけどそれにしてもみんな大人げないくらいに本気で、観客もビールを飲みながら大爆笑。

 

お揃いのコスチュームで大盛り上がりのグループ。

 

夕方になるにつれて人が増えてきて、薄暗くなり始めた21:00頃には結構な混雑に、そしてこの日のビールフェスティバルは夜中の3:00まで。街の中心の公園で行われる、健全なビールフェスティバルがそんな時間までやってるって日本じゃ考えられないよね。

 

酔っ払っている人も、思い思い踊る人も増えてきていい雰囲気。

 

ラトビアの人たち、野外で飲むのが大好きだから、夏になると屋外スペースや公園でこんな雰囲気のフェスティバルがしょっちゅう開催されているみたいです。滞在期間中にビアフェスに被ったらぜひ!

 

お薦めのクラフトビール屋「Alus Muiza」

 

ラトビア人はビールに対する情熱やこだわりが大きい人が多いようで、マイクロブリュワリー(クラフトビール醸造所)の数も多く、たしかにバルト三国のほかの国よりも多くペットボトルでビアサーバーから直接購入できる販売所をたくさん見かけました。

 

観光客向けのお洒落な内装のところばかりじゃなくって、スーパーマーケットにくっついているようなこんな場所でも10種類以上のビアサーバーが並んでいるからすごく一般的なんだと思うな。

 

リガにある大きな市場(Riga central market)の一角でも、クラフトビールとドラフトワインのペットボトル販売がされていました。

 

ビールの料金表。500mlで1.3€〜とスーパーマーケットで瓶詰めのものを買うのの倍くらいの値段でクラフトビールの購入が出来ます。

 

私たちはクラフトビールの時は、超苦めのIPA系か、酸味の強いウィートビア系、たまにまったり黒ビールのスタウト系をオーダーすることが多いんですがこの手の販売所で数回購入した感じ、そういうものが置いてあるところは少なくて(というかあまりこちらの意見が伝わらなくて)ラトビアのビールはちょっと甘めのことが多かったです。

 

そして甘めのビールが好きじゃないので結局のところ、部屋ではホップが強めのサッパリ系のこれを飲んでました。

 

でも借りていた部屋のそばにあったここ「Alus Muiza」のクラフトビールは美味しかった!

 

かなりお洒落系のクラフトビール屋でかかっている音楽もかっこいいし、雰囲気もいいし、この周辺にあるクラフトビール屋に比べて1〜2€安い、と素敵スポット。

 

2種類のIPA系、500mlのグラス2つで6.5€。

透明のビールもいいけど、濁ってる濃いめのビールの幸福度!笑

 

ここはバルト三国で私たちが行ったクラフトビール屋の中で1番お気に入りのお店です。

 

【Alus Muiza】

住所:Ģertrūdes iela 45, Centra rajons, Rīga, LV-1011, ラトビア

営業時間:日曜ー木曜 正午〜23:00、金曜・土曜 正午〜1:00

公式ページ:alusmuiza.business.site

 

地図だとここです。

 

リガ中央市場は巨大

リガには大きな中央市場があります。タリンやビリュニュスでも市場的なものはあったけれど、リガにあったのは比べ物にならないくらいの大きさ、活気、お店の多さだったので、リガに行ってこの市場にいかないという選択肢は無いと思います。

 

大きな体育館のような建物にずらりと並ぶ魚屋さん。そして肉屋さん、八百屋さん、チーズ屋やお惣菜や加工品、と全部別棟で同じ規模の建物に並んでおり、しかもそれだけでは入り切らずに野外にも建物を取り囲むように八百屋、花屋、雑貨屋、服屋と広がっていて、目的のものを買うだけでも慣れるまではかなり時間がかかります。

 

買い物に夢中すぎてほとんど写真がないんだけど、スーパーマーケットじゃなくって市場で買った方が格段に安くていいものが買えるなと感じたのは、果物と魚とフレッシュな乳製品。

 

この写真の右下のはイカの燻製なんだけど、これ食べやすいし癖も弱めでおつまみに最適です。

 

場所はここ。

アールヌーヴォー建築

あとリガで有名なものはアールヌーヴォー建築。

 

アールヌーヴォーっていうのがフランス語で「新しい美術」っていう意味で、ドイツ語だとユーゲントシュティール建築って呼ばれているんだけど、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパでおこった「新しい美術」への運動は工芸品やグラフィックデザインなんかにも多岐に渡ったらしいんだけど、そのなかでもアールヌーヴォー建築群としてはベルギーのブリュッセルと、リガが有名らしいよ。

 

従来の装飾にとらわれない、とか新素材の利用とかが大まかな特徴らしいけど、リガの街中には人間像や動物が装飾されている建物がすごく多くて、その中でもアルベルタ通り周辺に保存状態のいい独創的な建築が並んでいるので必見です。

 

全然詳しい知識はないんだけど、素人目に見てもすごく面白いです、これとか顔の位置!

 

地図でいうとこの辺です。

 

このあとはリトアニアの首都、ビリュニュスを目指します。

 

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