住みたくない街ホーチミンと、面白かったメコン川1日ツアー。
ランカウイ島からは、エアアジアでクアラルンプールを経由してベトナムのホーチミンにやってきました。ベトナムは初めて来る国なので、1ヶ月のオンラインビザを取得して(日本人は15日間までならビザなしで滞在できます)まるまる一ヶ月お世話になります。
オンラインビザは2017年2月に始まったばかりみたい、25USDで申請できるので、従来の観光シングルビザ6,500円よりだいぶお得。私たちは、ホーチミンから、ムイネー、ホイアン、ニンビン、サパと王道ルートを北上して最後にハノイに寄ってから日本に帰る予定です。
まずはホーチミンで、「世界一安いベトナムビール」と「ボリまくるベトナム人」の真相を確かめてきますー!
大都市、ホーチミン
4泊滞在したホーチミンは、バイクの数が多すぎでした。話には聞いていたけれど、ここまでとは。
ツアーで出かけた時のガイドさんによると、ホーチミンの人口は1,000万人で、市民が保有するバイクの数は850万台と、保有率がなんと85%。
バイクは10万円くらいで買うことができるけれど、車に関しては税金が200%とか300%とかかかるらしく、安い車でも確か400万円くらいするっていう話でした。大卒の初任給が大体3万円の国なので、やっぱりみんなバイクを買うんだって。
バイクの量が多い上に、自分がうるさくないの?と不思議に思うほどクラクションを鳴らしっぱなしだし、信号も守らないからなかなか道路を渡れないし、排気ガスで喉は痛くなるし、、
もともと、バンコクとか、クアラルンプールとか、新宿なんかのアジアの大都会が苦手なので、そんな気はしていたけれど、ホーチミンもやっぱり苦手でした。田舎で育ったからか、ごちゃごちゃと人や建物や乗り物が多いと軽くパニクってしまうという情けなさ、、
まず大都会は食堂の数が多すぎて、ご飯を食べる場所を決められない。
ひっきりなしの勧誘の声とか、ボラれるかもと思う気持ちで全然くつろげない。
食堂の数は無数にあるけれど、感動できるほどのご飯屋さんは見つけることができませんでした。
屋台のフォーはだいたい30,000ドン(150円)で食べることができて、安心のおいしさなんだけどね。一緒に出てくる大盛りのハーブが新鮮で嬉しい、写真には写っていないけど。
ホーチミンで1番大きいベンタイン市場では、客引きにドン引き、5分で退散w
客引きに引いてしまうくらいに財布の紐が硬いので、ボリまくるベトナム人の真相はまだ謎、でも聞いてたほどでは全然ない感じです。ここ数年でいろいろ変わったのかな。
戦争証跡博物館
ホーチミン市内で行きたいなと思っていた、戦争証跡博物館は行けて良かったな。
1955年〜1975年の20年もの間行われていたベトナム戦争の当時の写真や、現在まで何世代にも渡って続いている枯葉剤の被害状況のパネルなどが展示してあります。わたしは1982年産まれなので、小学校低学年の時に学校で聞いたりテレビのニュースで見た結合双生児の「ベトちゃんドクちゃん(1981年生まれ)」がうっすら記憶にある程度なんですが、枯葉剤の被害は想像異常にひどくとても心が痛みました。
3世代目の現在も枯葉剤の影響で奇形の子供が産まれているようで、そんな劇薬を撒いていた人間の愚かさと、戦争の恐ろしさにただ呆然とするばかり、、
当時、何人もの日本の写真家が、戦況を伝えるために戦地に赴き写真を撮っていたため、日本語での説明文付きの写真も多いのでとてもわかりやすいです。
ちなみに、ベトちゃんは27歳で亡くなってしまったけれど、ドクちゃんは今では2児の父、ベトナムの人って本当に逞ましい。
メコン川1日ツアー
ベトナムの中でも創業も古く、大手で安心と言われているシンツーリスト(The Shin Tourist) のメコン川1日ツアーに参加してきました。メコン川ツアーはパンフレットにあるだけでも、1日から2泊3日のものまで数種類準備されていて、1日ツアーだと119,000ドン(1,100円)と格安なのにすごく盛りだくさん。
メコンデルタの入り口の町、ミトまでバスで2時間、その後メコン川を30分ほどクルージングして、
フルーツ農園を散歩し、ライスペーパー工場を見学。
ライスペーパーで作ったお菓子の売店。
このあとに立ち寄った、ココナッツでできた民芸品のお土産屋さんもそうだけど、何かを買える、という状況になると説明も聞かずに商品に群がる人たち(多分中国の方かなと思ってます)の、その物欲が不思議。
昼食はエレファントノーズフィッシュの素揚げ(野菜と一緒に巻いて生春巻きにして食べる)、スープとご飯と数種類のおかずが出てきて、安いツアーなのにすごい。
ご飯のあとは再度船に乗り込み移動、メコン川の細い支流を進みます。
両側のジャングルが近接していて、船の中まで木々が入り込んでバシバシあたるからみんな大騒ぎだったけど、細い路地を進むのは開拓感があって(なにも開拓してないけど)面白い!
はちみつ農園でハニーティーをいただき、今度は馬車で移動し、
フルーツを食べながら、(地元の方によるカラオケ大会のような)民族音楽を楽しみます。
お姉さんやお母さんの運転する手漕ぎの小舟にのり、最後にココナッツキャンディ工場を見学して、メコン川1日ツアーの全行程が終了。
工場見学、農園見学、といっても規模は親戚でやってます、くらいの小規模だし、説明も10分もないくらいんだけどさらっと色々なものをベルトコンベア式に見たり乗ったりしたおかげでなんだか妙な充実感があります。笑
あと、各箇所でいろいろお土産が売られていたり、たくさんのローカルの人が働いていて、普段現金収入があまりなさそうなエリアにお金が落ちていくようになっていて、いい感じでした。
手漕ぎ船のお姉さんは、チップを貰うとエンジンをつけてメコンに浮かぶおうちに帰っていきます。
ホーチミンの喧騒に疲れた人にはおすすめです!
ホーチミンでのビールの価格
ホーチミンで私たちが出会った中で1番安かったビールは、バックパッカーが多く集まるブイビエン通り周辺で呼び込みのレストランの1瓶10,000ドン(50円)。私たちがはいった食堂では12,000ドン(60円)でした。
コンビニや商店では、缶ビールしか売っていなくって、350mlで1,200ドン(60円)、500mlで1,700ドン(85円)くらいなので、食堂で飲むほうが安い。
買う分にはビールの値段自体は他にも同じくらいの値段で飲める国がたくさんあるけれど、食堂やレストランで飲めるビールとしては確かに行った事のある国の中で1番安いかも、でもどうかなあ、中国も田舎の方は食堂で飲めるビール、安いよなあ。
美味しそうな物を求めて入ったちょっといい食堂だと、缶ビール1本2,200ドン(110円)。
あっという間に安さに慣れて、110円は高く感じてます。笑
まだ始まったばかりのベトナム、次はローカルリゾートのムイネーです。
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