エストニアでの食事とお酒事情【注意】瓶はデポジットがかかるので要返却。

June 12, 20189,739 View

エストニアの首都タリンに5月中旬の1週間滞在しました。

 

その時のエストニアご飯とお酒のこと。

 

ヨーロッパではたまに見かける、瓶やペットボトルのデポジット制度はエストニアでも行われてました。値段0.1€(13円)なので気にならない人は気にならないかもしれないけれど、我々は激しく気になる派ですw

返却すればデポジットは戻って来るので、ぜひ返却しましょー!

 

エストニア食事状

ちょっと街中から外れたところに部屋を借りていたのもあって自炊ばかりの1週間だったんですが、なるべく地元っぽい食材を使うようにしてた我が家の食事状なのでレストランの紹介はないです。笑

 

ロシアからバルト三国にかけては似た雰囲気の食材が多いんですが、他のヨーロッパの国々と違ってここら辺一帯ですごくよく見かけるのは黒パンと魚の燻製、ニシンのオイル漬け。

黒パンは種類もたくさんあるんですが、一様にずっしりと重たくて酸味があります。パンに生魚ってちょっと日本では考えづらいけれど、この黒パンが魚のオイル漬けととにかくよく合います。

ニシン(鯖やマスもある)のオイル漬けは、茹でたジャガイモや、ゆで卵とも相性がいい。値段も200gで100円しないくらいと格安です。

 

袋詰めされていない状態の魚のオイル漬けも、お惣菜コーナーでたくさん売られています。

 

オイル漬けだけでなく、スモーク鯖なんかも。

 

あとはノルウェーサーモン、これはロシアやラトビア、リトアニアに比べてもエストニアが1番美味しかった!

焼く用の切り身や、スモークサーモンのほかに、ちょっと塩漬けしてあるほとんど生のサーモンもあって、わさび醤油で食べたら日本で食べるサーモンの刺身よりもずっと美味しいです。値段は20€/1kgなので、100g240円だから安くはないけど。

 

魚の燻製は、特にエストニアとラトビアが突出して種類も量も多かった印象です。

どれもスモーク強めで、塩分強め、美味しいしお酒が間違いなく進むんだけど、食べ慣れていない私たちからすると一回食べるとしばらくはいいかなってくらいの濃い味。

 

肉類は豚肉が1番新鮮で美味しかったかな。味付けしてあって焼くだけで美味しいお肉もたくさん売っています。

 

ロシアとバルト三国、似たような食材が並ぶとはいえ、わたし的に1番魚が充実してたのはエストニア、干した魚や燻製の魚介の種類ではラトビア、そして豚肉や加工肉が美味しく、料理のバリエーションが豊富だなと感じたのはリトアニアです。食材だけにかかわらず、物価が安かったのは意外にもロシアかな。でも今がたまたまロシア通貨が安いから、ユーロ使用のバルト三国に比べて安く感じたのかなあ。

 

あとはエストニアでは超定番らしいお菓子「コフケ」、サワークリームの硬い版みたいな、ちょっと酸っぱいクリームチーズをふわふわにしたみたいな、さっぱり味のチーズにチョコレートをコーティングしたお菓子です。

一個0.25€くらいと安くて、小さいので手軽、しかもすっごい種類が多いのでちょっと甘いものが食べたい時にいいです。

 

魚市場とマーケット

土曜日だけオープンする魚市場が、旧市街のそばにあるということで行ってみました。魚は種類が豊富でスーパーマーケットの半額くらいの料金で購入できます。小さめのマスであれば1匹1€前後。

 

【魚市場】

名称:Tallinna Kalaturg

営業時間:土曜のみ、10:00~16:00

場所はここ。

 

あと数年前にできたらしい近代的なマーケットも旧市街そばにあります。

おしゃれな観光客向けの近代的なマーケットってあんまり好きじゃないんだけど、ここは小洒落た輸入品を扱う店舗も多いけど、八百屋や肉屋は地元密着な雰囲気で値段も安くっていい感じでした。

 

(輸入品の食材を扱うお店じゃなくてローカルなところに行きたいようなことを書きながら、アジア食材のお店で味噌や、タイカレーのペーストが安かったので購入。笑)

 

【マーケット】

名称:Balti Jaama Turg

営業時間:9:00~19:00、日曜日は9:00~17:00

場所はここ。

 

お酒事情

ロシアから来た我々にとってはビールは少しだけ高く感じました。500mlの瓶が、0.79€(100円)〜2€(250円)くらい。

 

種類もロシアより少なかったな、バルト三国のあいだはどこも同じようなビールの値段でした。

 

そしてこれもバルト三国どこもそうだったけど、ワインなんかのアルコール度数の高いお酒は多分酒税のためちょっとした高級品。スペイン、フランスあたりのヨーロッパからの輸入のものは6€以上していたので現地で買うのを考えると買う気がしないし、1番安いのは南アフリカ産やチリ産のものだったけど、ヨーロッパにいるのにそんなに遠くのワインを飲むのもなんだかな、と思ってビールのみで過ごしました。

 

そしてお酒の瓶や、水のペットボトルは1本につき0.1€のデポジットがかかります。これはドイツやチェコなんかでもあった方式で、バルト三国の中では、エストニアとリトアニアがこの方式でした。

 

*覚書*2018年に滞在した国でこの制度採用の有無

返却システムがない国ーロシア、ウクライナ、モルドバ、アイスランド 、ルーマニア、ブルガリア

返却システム導入国ーエストニア、リトアニア、ポーランド(返却してないので不明、でも瓶代取られてたので多分導入国)、スロバキア、チェコ、ドイツ、オーストリア

 

大きなスーパーマーケットの裏なんかに、返却できるマシンがおいてあります。返却するとその分の割引レシートが出てきて、スーパーマーケットで会計の際にレシートを出すと割り引いてもらえるので、酒飲みはやった方がいいですよ。酒飲みでなくても、お水のペットボトルもデポジットかかってます。

 

フィンランドは酒税が高くって、アルコールはかなりの高級品だからエストニアまでわざわざ買いに来る人も多いらしく、実際にヘルシンキからのフェリーが到着する港そばには大きな酒屋があって、そこで爆買いしている人たちをみかけました。で、エストニアの南隣のラトビアは瓶やペットボトルのデポジットがかからないから、国境そばのエストニア人はラトビアでお酒を購入し、エストニアで瓶を返却して、かかっていないはずのデポジット料金を受け取ってるんだって。笑

(私たちも、国境そばに住んでたらやりそうw)

 

あとスーパーマーケットでアルコールの購入ができる時間は、エストニア、ラトビアでは10:00~22:00です。

リトアニアはもう少し厳しくて月曜〜土曜は20:00以降、日曜日は15:00以降のアルコール販売が禁止されています。私たちはリトアニアに到着したのが日曜の午後で買い出しに行ったスーパーマーケットでビールが買えず、思いがけずの休肝日に落ち込んだのでご注意ください。(レストランでは飲めます。)

 

これが1番頻繁に飲んだ、1番安くって定番のビール。

キャプテンの顔が疲れすぎてて気になる。

 

この記事が気に入ったら
いいね!

SIMILAR POSTS