【スペインレンタカー旅 その3】北スペインの田舎での日々と、バスクの美味しい自炊。
スペインレンタカーの旅中、北スペインに位置するバスク地方に5日間滞在しました。
そのうち3日間は歩いて海にアクセスすることのできる、海辺のキャンプ場。残りの2日間はサンタンデールというビーチリゾートから少し内陸に入ったところにある、小さな田舎村の貸切アパートメント。
スペインも大きな国なので南と北で印象は全然違って、情熱的で人懐こかったアンダルシアの人々から一転し、バスクはなんだかちょっと距離をとった大人な雰囲気で、少しだけ南スペインが恋しい。
でも土地柄としては山あり、海あり、美味しいものありのバスクは、南スペインのビーチリゾートよりも好きだったかも。
北スペインの海。
ゴツゴツした岩肌に、青い海。
波は立ちにくいようでカヌーや遠泳で、多くの人が初夏の海を楽しんでいます。
犬の散歩や、釣り船も。
海辺にはぽつぽつと町があり、しっかりと人々の生活があるところもいい。
南スペインのコスタ・デ・ソルは完全にリゾート用に作られた町だったし、アンダルシア地方は大好きだけれど夏の気温が高過ぎそう、もともと田舎が好きなので、もしスペインに住めるようになるとしたら、このエリアを選びたいな、なんて夢が広がります。
海にせり出した丘には、トレイルがあり、その先端には十字架や灯台がありました。
永遠に続くまっすぐな海岸線よりも、こういう入江の多い海の方がプライバシーがあるような気がして私は好きだな。
北スペインの田舎村。
観光地でも海辺でもない、バスクの小さな村には、貸切アパートメントが安いという理由だけで2日間滞在しました。ここは、Airbnb で1日3,500円。
キャンプも好きだけれど、やはり洗濯機や冷蔵庫があるのは快適。文明って素晴らしい。
この村は住民はいるけれど、商店のある村までは車で片道10分、大きなスーパーマーケットに行くためには車で片道30分かかるようなちょっと不便な場所。ホストの男性にそのことは確認していたから、ある程度の食材とお酒を購入してから到着しました。
アパートメントのベランダから見えるのは、民家と山と放牧された家畜。
ちょっと歩いて見つかるのは、味のある教会や、
放牧された牛。
頭の良さそうなワンコや、養鶏。
とってものどか。
ちょっと不便かもしれないけれど、こういうところで牛や養鶏を飼って、畑を育てて暮らす生活に憧れるなあ。
美味しい自炊たち。
レンタカー旅中のお昼ご飯はたいてい移動の最中なので、サンドイッチが多いです。
簡単料理のサンドイッチだけれど、ヨーロッパで買うハムときたら、こんなに美味しそうで、その場でカットしてくれて、種類も豊富。
あとは適当に野菜とチーズを、好きなパンに挟むだけで、
絶対に美味しいやつが出来上がります。
朝ごはんや夕ご飯はキャンプ場で食べることが多いので、温かい食べ物、パスタや、スープや、丼ものを作るけれど、クッキングストーブが1個なので、何種類もの食べ物を並べるのは難しい。
そこにきて、アパートメントだと数種類のつまみを並べて、テーブルと椅子があって、だらだらと飲めるのがい本当に快適で楽しいです。
水にレモンまで浮かべる始末、気取りすぎw
今回のスペインレンタカー旅ではテーブルや椅子は購入しなかったので、15日間(そのうちキャンプは10日間)はテーブルも椅子もダンボール。ダンボール超大切。笑
キャンプの良さは、自然が近いところ、予約が必要なくてその時に自由に目的地を選べるところ、全部自分たちで選んで管理している装備だから安心して使えるところがいいし、文明のありがたさがよく分かるから私たちにとってはアウトドア生活はとても大事。
でもホテルやアパートメントの室内はもちろん快適で楽ちんです。
西ヨーロッパのレンタカー旅中は、キャンプ場の相場がだいたい1泊15〜20€なので、私達の場合は、滞在しようと思ってるエリアで30€くらいで借りれる貸切アパートメントがある時はそちらを選んでいます。
次回はキャンプしながら、バスクを代表する美食の都、サン・セバスティアンでバル巡り!
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