モスクワでロシアを体感〜ニクーリンサーカスと、ヴェルニサージュ市場
5月1日に再び日本を出発しました。2018年の最初の目的地はロシアの首都、モスクワ!!
今までフライトで何度かモスクワ経由はしたことがあるけれど、ロシアに上陸するのは初めてです。
日本を出発する前に、NetFlixでロシアのドキュメンタリー映画をいくつか見たり、観光ビザを申請したりと準備をしている間に、「ロシアって変な国」というイメージがどんどん強くなっていたんですが、いざモスクワに降り立ってみると、無愛想で言葉は通じないけれど人は穏やかで雰囲気を察して的確に対応してくれるし、街は掃除が行き届いて綺麗だし、メトロ内は日本と同じくらいに静かだし、すごくちゃんとした国でした。意外だ!(失礼)
LINE や Google Map が規制されていたり政治的にはやっぱり変わっていそうな面もあったけれど。
5日間のみの滞在だったけれど、私たちの旅先に予定を合わせてくれたGW短期旅行の友達も一緒だったので、毎日精力的に観光に出かけました。その中でもロシアの文化に触れられた気がした、サーカスと市場のご紹介!
ニクーリンサーカス(Nikulin State Moscow Circus)
モスクワといえばボリショイサーカス、という幼少期からのイメージで、まずはボリショイサーカスの公演を探ったけれど、5月初旬の滞在中は運悪く公演日と重なりませんでした。なので、もう一個の有名なサーカス、ニクーリンサーカスに行ってきました。
モスクワの人たちにとって、ボリショイサーカスは「大きなサーカス」で、ニクーリンサーカスは「古くからのサーカス」らしい。
日本出国前にニクーリンサーカスの公式ページでチケットを購入しようとした時には、予約番号はもらえたけれど、クレジットカード決済が最後まで終えることができませんでした。
こんな感じでぱっと見はなんか大丈夫そう。
ちょっと不安だったので、予約番号の表示された画面を持って前日にニクーリンサーカスを訪れたところ、どうやら予約できていなかった様子。
でも、その場で友達の分もいれて4人分の翌日のチケットを購入することが出来ました。
ニクーリンサーカスの場所はここ、チケットの購入もできます。
公式ページから公演スケジュール確認できます。
1番安い600ルーブル(1,000円)のチケットは売り切れいたので、その次に安い1,000ルーブル(1,800円)のチケットを購入、概ね1番後ろの席だったけれどステージはバッチリ見えて充分でした。ただ当日は概ね満席だったので、出来るなら前日までにチケットの購入をした方がいいかもしれません。
公演30分前に到着すると、入場ゲートを過ぎて中には入ると熊や猿やウサギやワンコがお出迎え。
うさぎと、ハナグマかな?
カンガルーも、、なんだか漂うB級感。笑
ビール(確か150ルーブルくらいと良心的な値段だったと思う。)とポップコーンを買って着席。
目の前に広がる、子供のころの想像どおりのサーカスらしいステージに、ワクワク!
要所、指揮者付きの生バンド演奏ありです。
公演中は基本的に写真撮影が禁止なので写真はないんだけど、休憩を一回挟んだ二部構成でショーの時間だけでもびっちり2時間、めくるめくいろんなパフォーマンスが繰り広げられてとっても楽しかったです。
写真は休憩中のステージ。
いろんな動物がお出迎えしてくれたわりには、動物のパフォーマンスは多くはなかったんだけど、可愛いわんこ達のつっこみどころ満載のショーには大爆笑だったし、凄技のジャグリングや、ディズニー映画「ダンボ」そのもののピエロ集団による新体操のような大技に冷や汗をかいたし、クラウンの観客を操って笑いをとるテクニックは脱帽でした。
クラウンが前の方に座っている観客をステージに上げて、ショーのお手伝いをさせるんだけど、クラウンの人を笑わせるテクニックとタイミングもさることながら、観客の対応が日本人の私からすると感動ものでした。
子供は可愛くって、女性はチャーミングで、大袈裟にやってみせるお父さんがいたり、何度やってもうまくできないおじさんがいたり、みんな堂々と自分の役割をこなす上にそれぞれのキャラがでてて、小さい頃から何度も見てるんだろうなとロシアの文化に触れられた気がして幸せな気持ちになれました。笑
私たちが行ったのは金曜日の19:00〜のショーで、終了したのは21:30頃。
最後はスタンディングオベーション!
ボリショイサーカスには行っていないけれど、ニークリンサーカスもとってもお勧めなので、滞在中に公演日が重なるようであれば是非!!
ヴェルニサージュ市場
この日、プーチン反政権デモがモスクワ市内の各所で行われていて、交通規制で市内の観光が大変そうだったので、少しだけ郊外にあるヴェルニサージュ市場に行ってみました。
このゲートを抜けると、行ったことはないけれどハウステンボスのような光景が広がっています。
あまり調べずに行ったので、ここを歩くだけでも物珍しくて楽しかったんですが、建物の中は小さなギャラリーだったりお土産やさんだったりするけど、大抵の扉は閉まっていて中に入れるところは多くなく、あまりやることはありません。
家族が覗き込んでいる車の中を、一緒に見てみると、
コンセプトが謎、、ちょっと怖いし!
ロシアの不思議ちゃんなところを垣間見た気がしましたw
この車が代表するように、ハウステンボス側はちょっと不思議でギョッとするもので構成されているんですが、その裏に広がるマーケットがすごく面白かったです。
広大な敷地に広がる蚤の市。
マトリョーシカや、ロシアっぽいお皿や、刺繍された布なんかのお土産的な綺麗なものを取り扱うお店も多く街中で買うよりも安く買えそうな感じでした。
私たちはまだ先が長いし、買い物するつもりはなかったので、蚤の市をぐるぐる散歩。
週末だったせいかとても活気があって、ぱっと見ガラクタにしか見えないようなものも、丁寧に見て回って検討したり購入したりする人々の様子がとても興味深かったです。
古いコインや、食器や、時計、衣類や宗教的小物のほかに、鍬や農機具なんかも売られていて、写真撮影は断られてしまったけれど、防護服やヘルメット、大小さまざまな拳銃やライフル弾なんかの「えっ!?」って思うようなものも売ってました。
狩ったばかりの自家製毛皮(に見える)。
チェスに興じてるおじさん達。食べ物やコーヒーを販売しているお店もありました。
いつか売れるのかなあ。
街中は都会で綺麗だけれど、貧しい暮らしをしている人も多いんだろうな。
何にしろ、物を大切にしてリサイクルするっていう精神は好きです。
ヴェルニサージュ市場、しみじみと生活するロシア人の生活を垣間見れた気がして行くことが出来て良かった場所の一つです。
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