被害総額40万円、バルセロナ盗難のその後と、クレジットカード付帯の海外旅行保険のこと。

August 30, 20174,389 View

 

2017年3月〜5月、スペイン・ポルトガル・モロッコを3ヶ月かけて旅行してきました。

昔は油断だらけだったけれど(特にお酒を飲んだ時)、年齢とともにどんどん用心深くなって最近はトラブル少なめ。にも関わらず、今回3ヶ月というあまり長くはない旅行で、ひっきりなしにトラブルがやってきました。

 

今思い出しても、

・夫の痛風発症(笑ってはいけないんだけれど、なぜか笑えるw)

・バルセロナで貴重品を盗まれる(これが最大のトラブル、その時の話はこちら。)

・マラケシュのATMで現金が引き出せなかったのにクレジットカード明細に載ってくる(約6万円分とまあまあ高額で焦ったけれど帰国後返金してもらえて解決。)

・モロッコレンタカー返却時の修理代金請求(その時の話はこちら。)

・タンジェの港でフェリー出航が2日半も遅れる(その時の話はこちら。)

・港での難民生活の末たどり着いたグラナダのアパートメントで断水(数日間断水が続くかもしれないと、ホストの方が数十リットルの水を届けてくれたけど半日で解決。)

 

あれ、こんなもんだったかな。

それでもトラブルが起きるとそれをリカバリーするのにそれなりの時間と労力がかかるよね(特に私はダメージ受けやすい性質なのです)。なんだかずっと後処理に追われているような気分の旅行になりました。旅行自体はもちろん、めちゃめちゃ楽しかったけどね!

 

盗難にあった分の被害額、保険で戻ってきました。

 

日本を出発して二週間あまりで電気製品のつまった夫のセカンドバックが盗まれました。詳細はその時のブログを見てもらえたらわかるのだけど、もっとも大きな痛手だったのは商売道具であるMac Book Proで、盗まれたものの合計金額は40万円程度でした。

穴を埋めるべく、数日のうちに再購入したものだけでも40万円を超えるという大出費だったのですが。

 

帰国後にクレジットカード会社に「携帯品損害」の申請をし1ヶ月たたないくらいで、30万円以上戻ってきました。購入した時からの経過年数などを考えると充分な金額、保険会社の方ありがとうございました!

 

クレジットカード付帯の海外旅行保険を有効に使う。

(日本で再購入しスペインに遊びにきた友達に運んでもらった、新しいMac Book Pro。とカレーのルーw)

 

私たちは数ヶ月の旅行(最長で8ヶ月)をもう10年以上繰り返しているけれど、海外旅行保険はいつもクレジットカードに付帯されているものだけです。お金を支払って入る保険とは異なり、補償内容は薄いけれど私たちは特にこれ以上のものが必要だと感じたことはありません。

 

 

保険適用期間を伸ばす。

すでに知っている方も多いと思うけれど、クレジットカードの海外旅行保険のちょっとお得な利用方法として有名なのが、「適用期間を伸ばす」という方法。

 

クレジットカードの海外旅行保険の適用期間は通常出発日から90日間です。

でもクレジットカードの種類により自動付帯と利用付帯の2種類があり、それらをうまく利用することで、海外旅行保険の適用期間を伸ばすことが可能です。ググるとたくさん情報が出て来ますよー。

 

例えば私たちの場合は、「楽天カードで最初の90日間の海外旅行保険をカバー」→「90〜180日目は三井住友カードでカバー」→「180〜270日目はリクルートカードでカバー」しています。

 

保険をダブルでかける。

今回は90日以内の旅行だったので、どうせ持っているし、私も夫もそれぞれ楽天カード、三井住友カードとダブルで保険をかけておきました。楽天カードは旅行出発前に日本で公共交通料金の支払いをすることで保険が適用になるので、成田空港までの切符を購入し、三井住友カードは利用付帯なので、バルセロナに到着した後メトロのチケットを購入しました。

 

海外旅行保険の中の「携帯品損害」の項目は、楽天カードは20万円、三井住友カードは15万円なので、ダブルでかけておくことでその最大金額は35万円まで引き上げられます。

 

(今回の損害額は20万円を悠に超えていたので、ダブルでかけておいて本当によかった、、!)

 

なので期間を伸ばすだけでなく、金額を引き上げるためにも複数枚のクレジットカードを利用するというのはおすすめです。

 

帰国後新しいクレジットカードを申し込んでみた。

メインで利用していたクレジットカードのポイント率が減ってしまうことになり、もう少し海外に強いクレジットカードを!と探して今回「オリコカード・ザ・ワールド」を新しく作ってみました。

 

今までのクレジットカードに比べてかなり手厚い海外旅行保険が付帯しています。

(私たちの使用しているクレジットカードの海外旅行保険はこんな感じです。*2017年 Hop Trip調べ)

利用付帯(裏技可能)と書いてあるのが、保険期間を延長できるカードです。

 

 

通常利用のポイント還元率は1%だけれど、海外でのクレジットカード利用ではポイントが2%還元というところもいい。

ただ空港ラウンジ利用は一部しかできないのに、9,800円の年会費がかかります(家族会員は無料)。初年度は年会費無料なのであまりポイントが貯まらないようなら、再度検討する必要があるかな。

 

・後日談あります →ハノイのお気に入りビアホイと、ベトナム旅行の移動まとめ、あとお金の話。

 

はじめての免税(TAX FREE)申請。

 

買い物することがそんなに好きではない私たちには、今まで無縁だった免税(TAX FREE)の申請も今回初めてしてみました。

 

申請に必要なものは、パスポートと、航空券と、購入時にお店の人に作ってもらった「Tax free form」(これは購入時にこちらから言わないともらえません)、あと購入した品物。

 

バルセロナ空港の場合には、TAX FREEカウンターは出発ゲートの手前にあったので、申請をしてから預け荷物のチェックインをすることが可能です。でも、購入した商品を先に預け荷物として預けてしまって、TAX FREE申請出来ずにもめていた人もいたので、先に荷物を預ける場合でも、購入商品は手元に置いておくように注意が必要です。

 

あと、カウンターには長蛇の列が出来ていて申請が終わるのに2時間くらいかかったので、時間に余裕を持って空港に到着しないといけないかな。

 

ここではパスポート・航空券・品物のチェックがあり、「Tax free form」を提出します。そして代わりに還付金(余計に支払っている税金)が書かれたレシートを受け取り、この紙を出国審査のあとに、空港内にある銀行に持っていくとお金を返してもらえるという流れになります。

 

購入した店舗によって還付金を支払ってくれる銀行が変わり、銀行によっては支払い方法も異なるようで、私たちの場合は還付されるはずの150€分のうち100€程度はその場で現金で受け取れたのですが、残りはクレジットカードへの返金手続きをすることになり、そちらの分は3ヶ月たった現在、まだ返金されていません。

 

クレジットカードへの円換算の還付金の返金は、3ヶ月かかるということだったので、そろそろ返金されるのかな。

 

※追記

申請から3ヶ月半くらいでクレジットカード返金分も還付されました。ちょっと諦めてたけれど、意外とちゃんとしてる(笑)

 

今の所、全額ではないとはいえ返金されたのは嬉しい。

少しだけめんどくさいけれど高額な買い物をした方は是非やってみてください。

 

詳しい手続きについてはこちらのブログがすごく参考になりました↓。

バルセロナウォーカー「バルセロナでの免税手続き」

 

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