【ラダック地方の中心都市レーで暮らす10日間】SIMカード、お酒事情、ATMなんかのこと

February 29, 202065 View

2019年8月、インド北部のチベット圏、ラダック地方に20日間滞在し、そのうちの半分を中心都市のレー(Leh)で過ごしました。

ヒマラヤ山脈に囲まれているレーの標高は3,500mで、人口は3万人ほど。
空港があってラダック地方の玄関口なので、ハイシーズンの6月〜9月には20万人もの観光客がこの小さな都市にやって来るそう。逆に冬は、レーへと通じる道路は雪で封鎖されて、一日中氷点下、物資も不足し水道も使えなくなるので、経済的に余裕がある人たちはインドの他のエリアに逃げてしまうような場所です。

特殊な街レーで、私達が今年体感した、インターネット事情やSIMカード、ATMや、お酒などの生活にまつわる話です。来シーズンに訪問する予定のどなたかの参考になれば!

(レーでの滞在先はこちら → 【マナリ〜レー絶景過酷ロード】レーのおすすめゲストハウスと、ラダックでの旅路

レーの町歩き

レーの街は2km四方とコンパクトではあるけれど、南から北に向かうにはずっと登り坂で、標高の高いところに慣れていない旅人に優しくない造りになっています。

街の南部

まずは南から。

レーの南部にある、レーの街の”入り口ゲート”。
ゲートから500メートルほど坂道を登ったところ、町の中心地からは1kmほど南に坂を降ったところにあるのが、ローカルバスターミナル。
私たちは街の北部のゲストハウスに滞在していたので、バスターミナルを往復するだけでも最初のうちはかなりぐったりしてました。

入り口ゲート
バスターミナル

バスターミナルは、ラダック地方各地へのバスが発着し、シェアタクシーも多く停まっています。

バスのタイムテーブル(2019年8月撮影)。

バスターミナル周辺は地元の人たち向けの日用品マーケットになっていて、肉屋や八百屋や安い食堂が並び、洋服や雑貨を売る大きな青空スペースがあります。

バスターミナル周囲から北上すると、マニ車の並ぶ大通りがあって、その先がゲストハウスや旅行会社、レストランや商店が立ち並ぶ街の中心地。

街の中心

200メートルほどのメインロードは歩行者天国になっていて、そこを中心に広がる街の中心地。

私達が滞在した8月は、メインロードには毎日野菜を売るおばちゃん達が両端にずらりと座っていて、新鮮野菜を買うことができました。

農業も家庭菜園も盛んな場所なので、春〜夏であれば新鮮な野菜や果物を食べることができるけれど、秋になると食物が乏しくなる冬に向けて、野菜を土に埋めて保存するんだって。

フルーツだと滞在中はアプリコットが各地でたわわに実り、レーでは大量に売られていたし、出会う人たちが頻繁にくれるし、田舎に行けば路上に干したり、それも間に合わずに地面に落ちて腐ってたりしました。

夜の街の中心。辺鄙な場所とは思えないくらいに、夏場は人が多い。

街の北部

さらに緩やかな登り坂を北上すると、私たちの暮らしたのんびりしたエリアで、家畜が多い。

みんな食べ残したものや、作物のいらない物をバケツに入れて軒先に置くので、食べ物には困らないね。

自由に暮らすワンコ達はとても自立した顔をしている。

超わかりにくいけど写真中央に野鳥、ヤツガシラ。縞々の羽がかわいい。

地図①ツェモゴンパ

レー王宮(Leh Palace)の奥は丘になっていて、丘の上にはツェモゴンパ(Tsemo Gompa)が建っています。ツェモゴンパまでは階段を使って30分位で登れ、レーの街を見下ろすことができます。

地図②シャンティ・ストゥーパ

レーの街の北端の丘の上には、日本人僧侶とラダック仏教徒とインド政府が協力して建てたシャンティ・ストゥーパ(Shanti Stupa)も。1991年に建設された新しいストゥーパで、ここからもレーの街と遠くの山々が一望。

レーのSIMカード

海外からの旅行者的が購入しやすい通信会社、エアテル(airtel)のSIMを購入しましたが、それでもインドのSIMカードは、他の国に比べて癖が強いです。

私たちはヒマーチャル州・マナリでもSIMカードの購入をし、その同じSIMカードが首都デリーでは使用できたんだけれど、ラダック地方のあるジャンムー・カシミール州だけは、この州発行のSIMしか利用できないので現地で再購入しました。
インド、パキスタン、中国の領有権争いからのテロを警戒し、政府が規制をかけている、と言うのがその理由で、全ての通信会社で同じ状況です。

ジャンムー・カシミール州でのSIM購入の際に必要なものは、インドの他のエリアと同様で、パスポートとインドVISA、他に日本での住所や親の名前、パキスタンに親戚の有無、といった細かい申込書。
以前は顔写真も必要だったようだけれど、今回は、店員さんが自分のスマートフォンでその場で写真を取ってくれました。申込みの30分〜1時間後にアクティベートが可能になるので、代理店に再訪するか、またはやり方を聞いて自分ですることもできます(詳細失念)。

レーのエアテル・ショップは、他のエリアから来たインド人旅行者もSIMカードを買いにくるので超ごった返してました。私たちの時は、待ち人数が15人くらいで3時間くらいかかったと思う。

レーのエアテルショップの店員さんが言うには、旅行者用のプランはひとつで、1日2GBで、28日間使えるというものが500ルピー(750円)でした。マナリで買ったときは同じプランが300ルピー(450円)だったけれど、エリアによるのかな、それともスタッフの人の手間賃的な?とにかく周囲にいた人はみんな同じ料金でした。

レーでのモバイル通信は、昼間は繋がりにくく、夜間や早朝は比較的安定したスピードでした。レーの中心地よりも、レー郊外の方が繋がり易かったかな。訪れたエリアでは、ザンスカールエリア、パンゴン湖、ヌブラ渓谷、あと登山中は全く繋がらず、ラマユルやアルチでは使用できました。

繋がらない時間が長かったけれど、宿のWiFiの方がより安定しなかったので、SIMを購入して良かったです。繋がっても、ネットサーフィンやメッセージの送受信程度しかできないので、ラダック地方には、インターネット回線には期待をしないで行った方が気が楽。

レーでのお酒事情

レーの街の中心にはたった一軒ですが酒屋があり、宗教的にお酒を飲んではいけないとされる満月の日(フルムーン・ポヤ・デー)以外は10:00〜20:00くらいまでオープンしています。

場所はここ。

小さな窓越しに、欲しい商品の銘柄を指定して購入。

ビールは500ml缶が1本150ルピー前後で、レーの後に滞在した首都デリーの1.5倍くらいの値段です。

キングフィッシャーストロングが130ルピー(200円)、キングフィッシャーラガーが170ルピー(260円)、その他にもう一種類くらいある時が多かったけれど、欲しいものが売り切れている日もありました。ウイスキーの方が需要も在庫も多そうで、375mlの瓶が350ルピー(550円)くらい。

これだけの観光客の来る場所で人口もそれなりにいるのに、酒屋が一軒しかないと言うのが、やはりここもインドなんだな。同じヒマラヤ山脈の懐、似た人種の人達の暮らすネパールはインドよりもずっとお酒は買いやすい。

レー以外の他の町では、ヌブラ渓谷のフンダルとデスキットではビールを購入できたけれど、レーよりも値段は高かったです。

レーのATM

想定外だったのは、レー街中のATMの現金不足。

ジャンムー・カシミール州ではクレジットカードはほぼ使用出来ずに現金決済で、オンシーズンの街中のATMは時間によってはかなり長い行列が出来ます。
人気の場所のATMは「現金なくなりました」の張り紙が貼られてるのは見ていたけれど、8月後半は街中の全てのATMに現金が足りなくなり、数日間キャッシングできない事態に。ローカルの人も旅行者も開いているATMに長蛇の列を作って、「ここもなくなっちゃった」と大騒ぎ。

私たちは手持ちの日本円を両替してどうにか過ごしたけれど、両替レートはあまり良くないし、少し多めにキャッシングするなどして、インドルピーに多少の余裕をもって過ごした方が良さそうです。

地方の町にはATMはほぼないので、レー以外でのキャッシングも出来ないと考えた方がいいですよ!

以上、2019年夏に過ごしたジャンムー・カシミール州の州都レーのまとめでした!

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