【2018年 ヨーロッパSIMカードまとめ】ロシア〜バルト三国〜ポーランド〜ウクライナ〜モルドバ
2018年5月〜9月末の約5ヶ月間、再びヨーロッパを旅行してきました。
その旅行の前半、ロシアのモスクワからスタートしてエストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ウクライナ、モルドバを陸路で周り、それぞれの国でsimカードを購入したので、思い出せる範囲でその情報をまとめてみました。
ちなみに、各国のsimを主に使用していた端末は『docomoのsimロック解除済み』のiPhone7plus。
ソフマップ楽天市場店で見つけた中古品だったので、旅行中にネットワーク利用制限や遠隔などのロックが急にかかったらどうしようという心配もありましたが、全く問題なく使えました。中古のsimフリーiPhoneの購入を検討されてる方は、購入前に商品の状態をしっかりチェックすることをおすすめしますw
ロシアのsimカード@モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港
最近はスマホのネット通信が使えなくなると急にアワアワしてしまうほどスマホ頼りで旅行しているため、モスクワ市街に移動する前に空港で早速simカードを探します。
空港内到着ロビーにsimカード売ってそうな若者が何人か並んでるので、とりあえず値段を聞いて回る。
ロシアの滞在期間が約2週間なので、その期間中ずっと使える条件で探したところ、通信容量10GBで800ルーブル(≒1,410円 …2018.05時点)30日有効のsimカードが安かったので、それを購入。
購入の際に書いてもらったメモ。
※空港内のsimカード売りのスタッフは大抵英語通じるので、事前にiPhoneの言語設定を英語にしておき、simカードのアクティベートをそのスタッフにお願いするとスムーズに使えるようになります。
ロシアsimカード使用感@モスクワ&サンクトペテルブルク
市街地では4G LTE接続で快適に通信することができました。地下鉄では走行中は使えなかったかな..?たしか。
モスクワ→サンクトペテルブルク間の移動は鉄道でしたが、列車走行中、結構な頻度でモバイル通信は圏外でした。
サンクトペテルブルグからお隣・エストニアに移動するバスの中でも、外の景色が一面「畑」や「針葉樹林」みたいなエリアでは圏外になるので、必要な調べごとは移動前に済ませておいた方がいいかも。
バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)のsimカード
2017年よりEUでローミング料金が撤廃!
バルト三国はEU加盟国です。
EUでは2017年6月15日から「Roam like at Home」という新ルールのもと、EU間の通信事業者のローミング料金が撤廃されました。
日本人が、自国で利用しているdocomoやauのsimカードの入ったスマホ(または携帯電話)を海外に持っていきローミングをオンにさえすれば、通話・モバイル通信は使えるようになります。これはその滞在国の通信事業者の電波を借りているので、その利用分はのちほど、自分が契約しているdocomoやauを通して請求がきます。びっくりするほど高額です。これがローミング料金です。
よほど緊急でない限りこのような利用は避けるべきです。
が、そのローミング料金を撤廃しようというのがEU圏の「Roam like at Home」です。
ローミング料金撤廃「Roam like at Home」の注意点
しかし、注意しなければいけないの点がいくつかあって、
まず一つは、これはEU間だけの話だということです。
例えば、フランスで契約したsimカードをフランス国外に持っていっても、そこがEU圏内であればローミング通信をしてもエクストラ料金は発生しませんよ!という話です。
日本のsimカードやアメリカのsimカードなどEU圏外の通信事業者のsimカードを持っていっても普通にローミング料金が発生します。その逆にEU圏内の通信事業者で契約したsimをEU圏外で利用した時もローミング料金はかかります。
もう一点注意しなければいけないのが、
通信会社や国によっては、いまのところ例外的にローミング料金が発生することがある。という点です。
格安通信事業者や外国人向けの格安プランなどはローミング料金がかかることがあるようです。
また、ポーランドではほとんどの通信事業者がローミンング料金を撤廃していないようです。
EU圏内の複数の国でsimカード利用したい場合は、買うときに必ず「Roam like at Home」は適用されるのか確認しましょう。
バルト三国で手に入るsimカードにRoam like at Homeは適用されるの?
私が2018年春に調べた範囲では、他のEU諸国と比較してバルト三国(エストニア・リトアニア・ラトビア)の物価が安いなどの理由で、Roam like at Homeが適用されるプランはないみたいでした。
その代わりというか、バルト三国3国とも物凄く低価格で簡単にsimカードを購入できます。
バルト三国で入手したsimカードの料金
各国で手に入れた料金を以下にまとめました。
・エストニアSIM- 容量5GB – 3.49EUR(436円)
・ラトビアSIM- 容量5GB – 5EUR(625円)
・リトアニアSIM – 容量4GB – 2.99EUR(386円)…2018年5月時点
すべてキオスクみたいなところで購入しました。スーパーによってはレジでも購入できそうでした。
たいていの場合、simカードは上の写真のような厚紙のパッケージに入って売られています。
パッケージを開くとsimカードとそのPINコード4桁が書いてあるので、スマホにsimカードを挿して、数秒待つと電波を自動でキャッチして、その後simカードのロックを解除する画面が出てくるので、そこで先ほどのPINコードを入力して使い始める。という流れです。
PINコード入力の画面で、間違えてスマホのロック解除の番号を入力しないように注意!(3回間違えるとsimカードにロックがかかります。恐ろしい。)
また、
スマホを再起動したりsimを抜き差しすると再度simカードのPINコードの入力を求められますので、PINコードは必ずスマホのメモ帳アプリなどにメモしておきましょう(外出中に間違えて再起動すると焦りますw)。
【クセあり要注意!!】ポーランドのsimカード
大抵の国ではsimカード売ってるお店で、
1.店員さんにiPhone見せる
↓
2.好きなプランを選びsimカードを購入
↓
3.simカードをiPhoneに挿す
↓
4.simカードのPINコード入力orアクティベート
↓
5.必要であればAPN設定をする
この流れでネットはすぐに使えるし、
大抵の場合、3〜5の作業は、店が混み合っていないタイミングを見計らって店員さんのお願いすることもできるし、そもそも4〜5の作業が必要なく使い始めることができるsimカードもある。
しかしポーランドの場合は違いました。
ポーランドのsimカードをアクティベートするにはID登録が必須!!
ポーランド・ワルシャワの宿泊先、その近所にある小さいスーパーのレジ前にsimカードのパッケージが売られているのを見つけ、早速店員さんにパッケージを見せてもらうと、5ズウォティ(≒150円 …2018年6月時点)でインターネット5GB??想像していたよりかなり安い(←実は勘違いだとのちに判明)。パスポートの提示を求められることもなくサクッと購入。(パッケージの写真取り忘れました。。。)
購入したのは『plus+』という会社の『 JA + NA KARTĘ 』という緑色のパッケージでした。
宿に戻り早速simカード挿してみると、ネットがモバイル通信が使えない。。。
いろいろググってみると、どうやらそのplus+の正規代理店のようなところに行きパスポートの内容を登録しないとsimカードをアクティベート(有効化)できないっぽいorz
しかも、150円で5GBのイネターネットっていうのも勘違いで、パッケージを開封すると内側に詳しい料金表があって、説明を翻訳すると、アクティベートしたあと別途お金をチャージすると最大5GB使えるようになるよ…ということみたいでした。紛らわしいパッケージなので注意!
地下鉄のキオスクで奇跡が!!
結局、代理店ではなく一番近所にある地下鉄駅のキオスクの店員さんにダメ元でアクティベートできないか聞いてみると笑顔で快諾してくれました。レジ脇にあるパソコンを使ってID登録オンライン申請のようなフォームにパスポートの情報を入力してもらい無事アクティベート完了!ついでに5GB(有効期限30日)のチャージ(31ズウォティ≒930円)も済ませ無事モバイル通信できるようになりました!店員さんに感謝!!
地下鉄のキオスクが実は代理店も兼ねてるのか、たまたま店員さんがオンライン申請の方法を知っていて親切心で手伝ってくれたのか真相は定かではないですが、とにかく聞いてみてよかったです。
今回はたまたまラッキーでしたが、時間があるのであればポーランドでsimカードを購入するなら正規代理店に直接行くことをおすすめします。
ウクライナとモルドバのsimカード
ポーランドではsimカードが使えるようになるまでまぁまぁ苦戦しましたが、ウクライナもモルドバも楽勝だったので、正直ほとんど記憶ありません。
なので、
どこで、いくらぐらいで、どんな感じで使えたか、備忘録的な感じで書き留めておきます。。一応。
注)2018年6月時点、ウクライナもモルドバもEU圏ではないので、『Roam like at Home』は適用されません。
ウクライナのリヴィウでKyivstarショップでsimカードを購入
ポーランドのワルシャワからウクライナのリヴィウに到着。リヴィウの街の中心であるスクエア周辺を歩けば、至る所に携帯ショップを見つけられます。ウクライナの代表的な通信会社はKyivstar、Lifecell、Vodafone。リヴィウのあとにまぁまぁ田舎なエリアも行く予定だったので、念のためカバーエリアが一番広そうなKyivstarを選びました。正規代理店でsimを購入したので店員さんにアクティベートなどの設定は全てお任せ。今年(2018年)のはじめくらいからウクライナでも4G LTEが利用できるようになったみたいで、店員さん誇らしげに僕のiphoneの4G設定を勝手にONにしてくれましたw
お値段は、
simカードと6GB分インターネット(30日有効)で155フリブニャ(≒667円 …2018年6月時点)と、激安!
使用感ですが、
まず4G LTEはまだ始まったばかりもあってか、ちょっと中心街から離れると3G回線に切り替わってましたね。それでもそんなにストレスは感じませんでした。
バスで移動中、民家もポツポツとしか建っていないようなエリアではネットはほぼつながらなかったです。
モルドバのキシナウ、North Bus Stationにある携帯ショップでsimカード購入
ウクライナ・リヴィウからバスで十数時間かけて、早朝5時に首都キシナウのNorth Bus Stationに到着。
バスを降りて周りを見渡すと、バスターミナル内にポツンと小さめの携帯ショップを発見。入り口まで行ってみると営業時間が書いてあり、朝7時に開店!?早っ!
ということでバスターミナルの待合室で開店を待つことに。
そして、朝7時ぴったりに開店!モルドバ人勤勉です。
お値段、
インターネット1GB(30日有効)で40レウ(≒264円 …2018年6月時点)と、これまた激安!!
4G LTE回線も普通に使え、速度も安定していたように感じました。
次回の夫ブログは、実際に購入し、七カ国に渡って使用したEU共通SIM『Roam like at Home』の使用感についてまとめる予定です!
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