【スペインレンタカー旅 その4】サン・セバスティアンのバル巡り厳選5品。キャンプ場情報も。

July 18, 2017

 

2017年5月10日〜25日、スペインの北東部をレンタカーで周遊した時に、2日間バスクを代表する美食の都、サン・セバスティアン(San Sebastián)でバル巡りをしました。

ネットでそれなりに下調べをして回ったバル7軒のうちの私達のおすすめ5品を厳選したよ!

 

サン・セバスティアンでは、ホテル代もアパートメント代も安いところを見つけられなかったので、町から5kmくらい離れたキャンプ場に宿泊していたんだけど、そのキャンプ場から町への行き方も書いておきます。

 

サン・セバスティアンでバル巡り。

フランス国境に近いサン・セバスティアンは、「ビスケー湾の真珠」と言われる美しい町なうえに、ヨーロッパで、人口当たりのミシュラン星が最も多い世界有数の「グルメな街」。

 

星付きの高級レストランに行かなくても、サン・セバスティアンの旧市街は、美味しいピンチョスを提供しているバルがびっしり立ち並んでいて、選びたい放題です。

 

私達も2日間夕方にはちょっと郊外にあるキャンプ場から、バスで町に繰り出し、合計7軒のバルを巡りました。

何がすごいって、びっしりと数百件はあろうかと思われるバルが夕方になると、どこも席がないくらい混み合うこと。

 

そして、多くのレストランはカウンターテーブルに美味しそうなピンチョスを並べています。

さすが、ピンチョス発祥の地、その種類の豊富さや美しさは、マドリッドやバルセロナで見てきたものとは比べ物になりません。

カウンターテーブルに並んでいるピンチョスは、「冷たいピンチョス」と呼ばれます。もはや芸術品というレベルで手が込んでいるけれど、私たちはその場で作ってくれる「温かいピンチョス」のが好きでした。

 

これはその場で焼いてくれた、バル「Gandarias Jatetxea」 のサーロインステーキのピンチョス。

 

それよりももっと、美味しいと思ったのは、カウンターの奥に貼ってあるメニューから選ぶ一品料理。その場で調理してくれます。

タコのグリル、牛ほほ肉の煮込み、ポルチーニ茸のリゾット。

 

一品料理は量は多くないけれど、どれも2〜4€くらい。

 

これはタラのステーキなんだけど、下はビーツのソース、ケーキみたいに美しい。

 

 

オススメの厳選5品。

その中でも「美味しい!」と感じた一品はこの5つです。

 

ベルガラ(Bergara)フォアグラリゾットと、バカラオ(干し鱈)のスープ

ベルガラはピンチョスを最初に始めた店として有名で色々なガイドブックに紹介されています。

ただいくつか食べたピンチョスを選んだものがよくなかったのか、値段ばかりが高くって(ピンチョスも2〜3€する。)、特にインパクトのない味でした。

 

でも、メニューから選んだこの二品はすっごく美味しかった!

 

ベルガラには日本語メニューに詳しい説明まで記載されているので、わかりやすいです。

 

ラ・ビニャ(La Vina)のチーズケーキ

ここはチーズケーキ以外食べてる人を見かけないほど、チーズケーキ推しのバル。二つに切り分けてもらったけれど、これが1皿分で値段は5€。ぎっしりしていてチーズが濃厚だけど、甘すぎず冷たい白ワインとよく合います。

 

店内に並ぶのは、ピンチョスではなくホールのチーズケーキ。

 

BAR SPORT のウニ

メニューやら値段やら雰囲気で、総合的には一番私たちのお気に入りだったBAR SPORT、その中でもみんなが頼んでいたウニソース(?)は濃厚クリーミーで、パンにつけて食べると絶品でした。

 

これがBAR SPORT のメニュー、英語表記の他に小さく日本語表記もあります。

 

La Cuchara de San Telmo のフォアグラ

周りはカリっと焼かれているけれど、中はレアでクリーミー、ちょっと甘めのソースもとても美味しかった。結構なボリュームなのに値段も4€くらいだったと思います。

 

ただ20:00くらいになるとどこもそうだけれど、La Cuchara de San Telmo は特に混んでいて、店内は人でぎゅうぎゅう。みんな自由な場所から注文するので、私達が行った時はスタッフがテンパっていて、メニューもなかなか通らないし、タイミングが悪くずっと待たされている人もいて、ちょっとピリピリしたムードでした。

 

 

私たちがサン・セバスティアンに滞在したのは月曜と火曜、月曜定休のバルも多いし、一週間のうちでは一番人が少ないと思うんだけれど、それでもこんなに混んでるって週末やヨーロッパのバケーションの時期はどうなっちゃうんだろう、とちょっと心配になるくらい、大人気の町。

 

気軽にちょっとつまんで、またお隣のバルで飲み直すことができて、どこもおしゃれですごく美味しい料理を手頃な値段で食べることができるサン・セバスティアンって町は、本当に他に類をみない「グルメの町」だと思います。

 

人気が出るのも納得。想像以上にサン・セバスティアンのバル巡り、楽しかったー!

 

キャンプ場からサン・セバスティアンへの行き方。

わざわざキャンプ場に宿泊する人がいるかはわからないけれど、一応。笑

私達が宿泊したのは、「Camping Bungalows Igueldo San Sebastián」。

 

場所はここ。

 

大型キャンプ場で、ビジネスライクな雰囲気です。区画は整備され、水場は数サイト置きにあるし、炊事場には洗濯物を洗う用のスペースもあって便利です。私達の滞在時には使えなかったけれど、夏場はプールもあるみたい。

Wifiはテントの中でも使えました。料金は1泊20€。

 

 

サン・セバスティアンの町までは、キャンプ場の目の前からバスが30分おきに出ています。

上が「キャンプ場→サン・セバスティアン」へのタイムテーブルで、下が「サン・セバスティアン→キャンプ場」へのタイムテーブルです。●は日曜と祝日は運行していない便、**は7月と8月しか運行していない便。

 

 

キャンプ場入り口から出発する16番の路線で、料金は一人片道1.7€。

 

町からキャンプ場に戻るバスの最終は5月は22:00とちょっと早めなので注意が必要です。なのでまだ明るいうちに、帰宅。

最終のバスは同じキャンプ場で見かける顔ぶれの人が多く、みんな同じ目的なんだなとほっこりした気持ちになります。

 

滞在費を節約してバル巡りにお金をかけたい人には、キャンプ場宿泊おすすめですよー。

 

次回はピレネー山脈をハイキング!

【スペインレンタカー旅 その5】ピレネー山脈、オルデサ渓谷をハイキング。キャンプ場情報あり。

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