【スペインレンタカー旅 その7】ピレネー山脈、アイグエストルタス国立公園をハイキング。
15日間のスペインレンタカー旅もラスト、最後の目的地はアイグエストルタス・イ・エスタン・デ・サム・マウリシ国立公園(Parc Nacional d’Aigüestortes i Estany de Sant Maurici)。ここもピレネー山脈の懐、ピレネー山脈ラストハイキングです。
アイグエストルタス国立公園は大都市バルセロナからも250kmと比較的近いので、休日にはバルセロナからたくさんの人々がハイキングしに来るような場所です。
勾配もほとんどなく、トレイルも整備されているし、国立公園内も途中までであれば専用バスでアクセスが可能なので、ちょっとピレネーの麓をハイキングしてみたいなという人にもおすすめ。山小屋もあって縦走も可能みたい。
スペイン最後の夜はバルセロナから100kmくらい離れた町に宿泊して身支度をし、翌日バルセロナ空港にレンタカーを返したら、スペイン・ポルトガル・モロッコ3ヶ月旅もおしまいです。全体的にトラブル多めの旅だったけれど、スペインレンタカー旅は最後までトラブルが起こりませんように!
アイグエストルタス国立公園ハイキング。
アイグエストルタス国立公園はここにあります。
朝、10kmくらい離れたところにあるキャンプ場を出発し、アイグエストルタス国立公園の駐車場に到着。
駐車場からは、車道にもなっている整備されたトレイルと、歩きの人のみが使えるトレイルを選ぶことができます。私たちは、行きを歩きの人のみが使えるトレイルで歩き(写真左)、帰りは車道(写真右)を通って帰ってきました。
流れている川の東側にある歩き専用のトレイルはこんな感じに、背の低い木で覆われ、遠くにはピレネー山脈が見えます。
3kmほどで車道と合流すると、そこからは川沿いの緩やかなトレイルを歩くことになります。
水は澄んでいて、遠くに見える山の頂には雪、生い茂る緑、ハイキングらしいハイキング。
車道は、国立公園の車専用の車道で、時たま10人くらい乗せたミニバンが通りすぎます。
車道があるのは、私たちが車を停めてきた駐車場から5kmくらいのところまで。
お金を払えば、専用のミニバンに乗って、手軽に最初の大きな湖 Estany Llong まで連れきてもらえます。
料金は大人片道5.25€、往復10.50€。
車道が終わってからの方が、より気持ちのいいコースになります。
なんとも牧歌的な景色。
専用ミニバンで到着し歩き出した人たちは、大抵この2つ目の湖、Estany Redoの周辺で日光浴をしたり、ピクニックをしたりしていました。
この湖のそばの水鳥はかなり人に慣れていて、立ち止まると餌をもらいに近寄ってきました。
私たちは、このエリアを上から見てみたいという気持ちで、少しだけ山を登ったところにある、Estany del Bergús まで歩きました。
でもそう都合よく上から見れば全てを展望できるわけでもなく、Estany Redoをちょっと遠目から見ることができたくらい。この国立公園内には200を越す湖があるそう。
山と湖のコラボはどこでみても綺麗。
崖に囲まれひっそりと佇む、Estany del Bergús に到着です。一般駐車場から、ここまできて多分片道12kmくらいだったと思います。高低差はあまりないので、3時間くらい歩けば着くかな。
湖側でハンバーグサンドのランチを食べて、帰路につきます。
帰り道にあった山の名前の看板。写真の中央奥に見える雪をかぶった山が、標高2,753mでこの周辺では一番高いみたい。
今回の旅行で歩いたスペインのピレネー山脈エリアの3つのハイキングでは、やっぱりオルデサ渓谷の景色が一番素晴らしかったけれど、手軽に行けるという意味ではアイグエストルタス国立公園もかなりおすすめ。
宿泊したキャンプ場と、飲んだお酒。
私たちはアイグエストルタス国立公園の10kmくらい手前にあるキャンピング・ボネタ(Camping Boneta)に2泊しました。
個人経営の小さなキャンプ場で、レセプション脇に小さなトイレとシャワーと洗い物用のシンクが付いていて、Wifiもテントサイトでも問題なく使えました。料金は1泊18€。
歩いて行ける距離に、バルや商店もあり便利です。
スペイン旅中、1リットルボトルで買う安いビールはエストレージャ・ダム(Estrella Damm)に一番お世話になったんだけど、これのVoll-Damm(Doble Malta)は苦目、濃いめでとても美味しい。
ここのバルにはノーマルのEstrella Dammの他に、Voll-Dammの生ビール(1.8€)があって嬉しい。
もともとビールが大好きだけれど、山歩きをしたあとの冷たい生ビール(しかも苦目)が一番ビールが美味しいシチュエーションだと思っています。笑
他にも同じビールメーカーが作っているオーガニック系ビール、DAURA MARZEN DAMM なんていうのもありました。
スペインではやはりワインの方が一般的で、クラフトビールの種類はドイツやベルギーなんかと比べちゃうと断然少ないです。
カタルーニャ地方は他の地域と比べると、スーパーマーケットで置いてあるクラフトビールの種類が多かった気がするけれど、値段の割に味はいまいち。
スペインではやはり断然ワインが美味しいです。
商店では、ここのエリアで採れたぶどうで作ったワインが売られていたのでもちろん購入。
味比べをしたいんだけど、スペインワイン種類が本当に多すぎるし、味の特徴について話をしているうちに酔いが回って翌日にはすっかり味を忘れていることが多い、、w
バルセロナに戻る。
途中の町ではアパートメントに1泊し、キャンプ汚れを落としてバルセロナに戻りました。
しばらく見えていた、あの不思議なシルエットの山は??
と思ったけれど、近づいてみたらバルセロナ滞在中に両親と行ったモンセラット(Montserrat)でした。裏側から見るとまた全然違う印象だな。
バルセロナ空港のそばには、お世話になったEstrella Damm のビール工場がありました。
今回は無事にレンタカーを返却し、2017年初夏のスペインレンタカー旅終了!
次回はスペインレンタカー旅でかかったお金についてまとめます!
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