マドリッドの無料美術館と、美味しい鱈フライと、クラブでリー・ペリー。

March 23, 20179,700 View


マドリッドに滞在したのは2017年3月後半の5日間、季節外れの雪が降りました。

 

時間があれば「スペインに一日しかいられないなら、迷わずトレドに行け」と言われているらしい古都トレドにも日帰りで行こうかなと思ってたんだけど、スペインには合計2ヶ月いる予定だし、盗難(しつこいw)の後処理と仕事があったし、天気も良くなかったので、近所のスーパーマーケットに行く以外は大体雑務をしてました。

 

観光らしいことは、夕方以降無料になる美術館を見に行ったのと、夕飯を食べに数軒のバルにいったのと、たまたまあった レゲエの神様リー・ペリー(Lee Scratch Perry)のライブを見にクラブに行ったくらい。

 

でも観光に気負うことがなくて、結構楽しむことが出来ました。

 

スペインが誇る巨大美術館、プラド美術館

プラド美術館(MUSEO DEL PRADO)は夕方18:00以降(日曜日と祝日は17:00以降)が無料です。

 

営業時間:月曜〜土曜 10:00〜20:00、日曜・祝日 10:00〜19:00

入場料金:14€

公式サイト:https://www.museodelprado.es/en

 

18:00ちょっとすぎに着いたら結構長い行列ができていたけれど、列はサクサク進んで20分くらいで中に入ることが出来ました。

 

常設の展示数だけで1,400展もの作品がある超巨大美術館で、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの3大巨匠の作品が充実しています。(館内は写真撮影が禁止なので、写真はありません。)

 

そのほかにもルーベンスや、ボッシュ、ブリューゲル、ムリーリョの作品も数多くあって見応えがすごく、閉館まで1時間強(15分前くらいには閉館の放送が流れて鑑賞してる場合じゃなくなるので)では全然足りないけれど、館内の地図に従って見たいところだけ見ればなんとかなりました。ゆっくり鑑賞したい人は、入場料をはらったほうがいいかも。笑

 

無料で鑑賞する人は主な有名作品が展示されている、ビリャヌエバ館地上階(Planta Baja)とビリャヌエバ館1階(Planta Primera)から回るのがオススメです。

 

日本語のガイドブックで主な作品として取り上げている作品の場所は以下、よかったら参考にしてください。

 

ビリャヌエバ館地上階(Planta Baja)

・死の勝利 El Triunfo del la Muerte (ピーテル・ブリューゲル父) ーエリア56A

・快楽の園 El Jardin de las Delicias (ボッシュ) ーエリア56A

・十字架降架 El Descendmiento (ロヒール・ファン・デル・ウェイデン) ーエリア58

・聖母被昇天 El Transitory de la Virgen (アンドレア・マンテーニャ) ーエリア56B

・受胎告知 La Anunciacion (フラ・アンジェリコ) ーエリア56B

 

見たかったボッシュの「快楽の園」(画像は借りています)。

 

ビリャヌエバ館1階(Planta Primera)

・羊飼いの礼拝 La Adoracion de los Pastores (エル・グレコ) ーエリア10B

・ラス・メニーナス Las Meninas (ベラスケス) ーエリア12

・無原罪のお宿り La Inmaculada(ムリーリョ) ーエリア16

・弟子の足を洗うキリスト El Lavatorio (ティントレット) ーエリア25

・三美神 Las Tres Gracias (ルーベンス) ーエリア29

・着衣のマハ、裸のマハ (ゴヤ) ーエリア36

 

構図の面白い、ベラスケスの最高傑作とされる「ラス・メニーナス」。

 

ソフィア王妃芸術センター

ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centroid de Arte Reina Sofia)は月曜、水曜〜土曜の19:00以降、日曜日は13:30以降が無料です。

 

営業時間:水曜〜月曜 10:00〜21:00、日曜日10:00〜19:00、火曜日定休。

入場料金:8€

公式サイト:http://www.museoreinasofia.es/en

 

こちらは19:00ぴったりに着いたけれど、並ぶことなく簡単にはいることが出来ました。

 

主には現代アートを所蔵している美術館で、2階と4階が常設展になっていて、ピカソ、ダリ、ミロ、タピエスなんかの巨匠の作品が展示されています。エリアによっては写真撮影もできます。

 

一番の目玉、ピカソの「ゲルニカGuernica」は2階の206室に展示されています。

写真撮影は禁止されていけれど、戦争の悲惨さを描いたという大作は、なかなか大きくて圧倒されました。他は空いていたけれど、ここだけは行列ができていてあまりゆっくり見ることはできなかったけれど。

 

3階では志向を凝らした企画展を見ることが出来ます。

 

タラのフライが美味しいバル 「カサ・ラブラ(Casa Laura)」

 

たぶん超有名店。

 

場所はここです。

 

 

食べ物のメニューは、鱈のフライ(1.4€)と、鱈のコロッケ(1€)のほかに、2品くらいあったけれど、みんなオーダーしているのは次々と揚げたてが出来上がり、どんどん売れてくこの二つ。

 

座れるような椅子はないので全員立ち飲みで、カウンターでタパスとビールを購入し空いているスペースで飲む感じだけれど、揚げたてのコロッケとフライがすごく美味しい。

 

塩気もつまみにちょうどいいし、衣がさくさくで、なかはふわふわです。

 

ちょっと食べてちょっと飲んで、また街に繰り出し直せる手軽なバル、小腹が空いた時に最適です。

 

クラブ「SALA BUT」でレゲエの巨匠、リー・スクラッチ・ペリー

街中の電柱に貼られているチラシを見て、マドリッド滞在の最終日は、リー・スクラッチ・ペリー(Lee Scratch Perry)のライブを見に行ってみました。

 

クラブ SALA BUT の公式ページはこちら。

https://www.butmadrid.com/

 

前売りチケットをオンラインで購入し、1人25€。

 

荷物がある人はエントランスで有料のロッカーに預けていました。ビール代は5€で日本に比べて特に安いとかもなかったけれど、フロアは満杯で、スペインのレゲエ好きとライブを見るのはすごく楽しかったです。

 

なんといっても、リー・ペリーさん81歳、超元気でかわいいおじいちゃん。スペインツアーをしていたようで、マドリッドのあとは、バルセロナとパンプローナでもライブを行ったようです。

 

警察署に行ったり、アップルストアに通ったりなんだか慌ただしかったけれど、雑用も概ね片付いてよかった、、

 

マドリッドの後は、長距離バスでポルトガルのポルトを目指します。

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