チェコ・プラハに滞在、お気に入りはミュシャのスラブ叙事詩とプラハ動物園。
歴史深い街・プラハ(Praha)のちょっと郊外のアパートメントに、8泊9日滞在しました。その時のお気に入りスポットと、借りてたアパートメントをご紹介。
ミュシャのスラブ叙事詩
ミュシャ – Muchaといえば女性を描いた、ポスター的なものしか知らなかったし、ちょっとクリムトと区別ついてないくらいの無知さだったんだけど、ミュシャの最後の傑作「スラヴ叙事詩(Slovanská epopej)」を展示している、プラハ国立美術館、すごく面白かったです。
(※後述 2017年よりスラブ叙事詩は海外を周っているらしくって、2018年現在はプラハ国立美術館にないようなので行かれる際には公式ページでご確認ください。)
パリで成功したミュシャは「残りの人生をひたすら我が民族に捧げる」という誓いを立てて、スラヴ民族(中欧・東欧に住んでいた民族)の歴史を描くことを決意して、故郷のチェコに戻りました。その後アメリカに資金集めに出かけ、スラヴの歴史を深く知るためにロシアを旅し、構想から10年後、1910年〜1928年にかけてミュシャの生涯最後の超大作として描かれたのが、「スラヴ叙事詩」です。
制作期間中に第一次世界大戦が勃発し、チェコはチェコスロバキア共和国として独立しますが、ナチスドイツにより1939年チェコスロバキア共和国は解体されてしまいます。その際に、「ミュシャの絵画は、国民の愛国心を刺激するものである」という理由から捕らえられ、釈放4ヶ月後に祖国の独立を知らないまま亡くなったそう。
「スラヴ叙事詩」はプラハのヴェルトゥルジュニー宮殿の一階に展示されていて、1つの絵画の縦幅が6メートル以上、横幅も8メートルを超える大きな作品。
私たちは、このページをiphoneに入れて解説を読みながら作品を見ました。
スラヴ叙事詩
http://www.mucha.jp/slavepopej.html
プラハ国立美術館公式ページ
料金は1人180コルナ(約800円)です。日によって閉館時間が違うので公式ページで確認してから行った方がいいかも。私たちは閉館2時間前に到着したけれど、最後は時間が足りなかったかな。
プラハといえば、観光ポイントとして絶対に外せないプラハ城内、聖ヴィード大聖堂(St. Vitus Cathedral)のステンドグラスの一枚はミュシャが作者。必見です。
聖ヴィード大聖堂は、館内全部を見ようとすると有料だけど、無料で入れる場所だけで、ミュシャのステンドグラスは見ることが出来ます。
プラハ動物園
プラハ動物園(Zoo Praha)は、世界で最も美しい動物園の一つと言われてるらしい。
トリップアドバイザー2015、世界の動物園ランキングでは第4位になったこともあるとか。それでなくても、動物園大好きな私たちには、行かないという選択肢はありません。
場所はちょっと中心地からは離れていますが、バスに乗って入り口まで行くことができます。
料金は、料金は1人200コルナ(約900円)。
展示方法も工夫されていて、広々とした敷地内に、大自然に近い形で飼育されている動物たち。
キリンとシマウマは一緒に暮らしています。本人たちは、サバンナだと勘違いしたまま生きていけそう。
赤ちゃんもたくさん産まれていました。
すごく暑いのでシロクマはかわいそうだったな。
動物園自体が丘になっているので、丘の上からのプラハの街並みを見下ろせるし、敷地は広いけど、バスやリフトで移動することもできます。
いくつものエリアに分かれていて、爬虫類館や、放し飼いされてる鳥園の中を歩けたりも。一番面白かったのは、夜行性動物館!飛び回るコウモリは怖かったけれどw、5cmくらいの体長の小さいうさぎ(名前忘れてしまった)のジャンプ力に度肝を抜かれました。
プラハ動物園に行ったら、写真を撮ることは出来ないけれど、ぜひ夜行性動物館だけは見逃さないでください。
地図は園内で5コルナ(20円)で購入できます。
時間によっては餌付けショーもあるみたいだから、1日いるつもりで遊びに行った方がいいかも。私たちはお昼過ぎの到着になってしまって、一応全部のエリアを見ることはできたけど、ここでも大急ぎになってしまいました。
園内では各所でビール販売もあります。1杯32コルナ(150円)。さすがチェコ!
お気に入り次点
ペトシーンの丘(Petřín)
緑の多い大きな公園になっています。人も少ないし、見晴らしがいい!
ヴィシェフラド(Vysehrad)
城壁に囲まれた城跡で、城壁内は緑に囲われた市民の憩いの場になっています。
聖ペテル・聖パヴェル教会、建物や周辺の雰囲気は、聖ヴィード大聖堂よりもこちらの方が好き。
門がカラフルで可愛い。
ここも中心街からは少し遠いけど、散歩がてら歩くと、途中にダンシングハウスやかっこいい協会なんかも見れます。
ダンシングハウスは夜になるとライトアップされるw
もちろんプラハのビアハブも大のお気に入りです。
プラハ滞在中のアパートメント
プラハの中心街からは5kmほど離れた、アパートメントを借りていました。Airbnbで1日2,500円くらい。
どこに行くにもメトロに乗る必要があったけど、住宅地になっていたこの周辺も静かで地元の人たちの生活が垣間見られるとてもいいエリアでした。
ビアパブも、スーパーマーケットも住宅地内にいくつもあったので、わざわざ中心地に行く日の方が少なかったかも。
ビールの瓶は有料なので、毎回ゆすいでスーパーマーケットに返します。
寒い時期に行っても楽しいだろうなあ、ビアパブ盛り上がるだろうなあ、、
おまけのチェスキークロムロフ – Český Krumlov
どこかで、世界で一番美しい町だというのを目にした事があった、世界文化遺産にも登録されている歴史地区『チェスキークロムロフ』。ちょっと面倒くさい気もしたけど、一応日帰りでプラハから行ってみました。
バス代金は一人往復15.2コルナ(1,700円)をインターネットで前日に購入。料金は高くないけれど、片道3時間くらいかかるので本当は日帰りだと遠いです。
(1時間に2本くらいバスは出ているけれど、朝プラハをでて、夕方プラハに戻る便は結構いっぱいになります。チケットを持たずにチェスキークロムロフからプラハに戻る便に乗りたがっていた人もいたけれど、断られていました。)
感想としては、まあ、ふつう、かな、、笑
可愛いけど、赤い屋根の可愛さで行ったら、アドリア海の旧市街の方が綺麗だったし、とにかく人が多すぎる。しかもなぜか、半分くらいはアジア系でした。
確かに間違いなく可愛いんだけどね。
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