メキシコシティの無料観光スポット、ソウマヤ美術館と動物園。フェリックス・キャンデラの教会も。

May 05, 20152,459 View

 

メキシコシティは、観光スポットが本当にたくさんあります。

人口に対する美術館・博物館の数は世界で一番なんだって、そのうえ曜日によって安くなったり、無料になったりもするから、到着した日には、この日はあそこに行って、ここに行ってと色々計画するけれど、結構疲れるし、何と言っても飽きる、、(美術館や博物館が大好きな方は別だと思います。)

 

こんなに無料の観光スポットがあるのに、わざわざ観光にお金をかけたくない、でも色々みるほどの時間はないって方向けの、私たちのオススメの観光スポットのご紹介です。

 

メキシコシティの無料の美術館「ソウマヤ美術館」

 

ソウマヤ美術館(Museo Somaya)は、メキシコの実業家カルロス・スリムによって創立され、レオナルド・ダ・ヴィンチや、フェルメール、ゴッホ、ピカソ、シャガール、ダリ、モネ、ルノワール、ドガ、ミロなどの世界的画家の作品を展示しているのに、入場料は無料。

自分のコレクション6万点を展示した美術館で、特にカルロス氏はロダンの大ファンで、ロダンの作品がこんなにあるのはフランス国外ではここだけなんだって。

 

ヨーロッパの巨匠の作品だけじゃなく、メキシコの有名な芸術家の作品も展示されています。

 

ロダンの有名な作品、「考える人」もあったよ。

 

カルロス・スリム氏は、マイクロソフトのビルゲイツや、フェイスブックのマークザッカーバークを超えて世界長者番付けで一位を獲得するほどのお金持ち。そんな彼がこの美術館を作ったのは、「国外に出る機会の少ないメキシコの人々が国内にいながらにして、無料で美術に触れれる場所を作りたかった」からなんだって。

優しい!

 

中は5階に分かれていてすごい数のコレクション、3時間以上は時間を見ておいた方がいいかも。一番高価な作品はレオナルド・ダ・ヴィンチ「糸車の聖母」だったらしい、見てない、、

 

子供達の課外授業のようなことも行われていて、カルロス・スリムさんの願いが国民にちゃんと届いていました。

 

公共交通機関のアクセスはちょっとよくないけれど、私たちはメトロ7号線San Joaquin駅から歩いて行きました。

営業時間:10:30〜18:30(火曜定休)

 

メキシコシティの無料の動物園「チャプルテペク動物園」

チャプルテペク公園内にあるチャプルテペク動物園も入場無料。

 

場所は、国立人類学博物館もあるチャプルテペク公園(Bosque de Chapultepec)内。

 

珍しい動物がいるわけではないけれど、動物の種類も多いし、動物園自体が森みたいになっていて気持ちがいいです。日陰が多いから、暑い時期も大丈夫。国立人類学博物館で疲れた脳を冷やしに行くにも最適です。笑

 

動物園が無料だったから、園内に併設される蝶々園にも入って見たけれど、こちらは入らなくてもいいかな。入場料50ペソ(380円)。

温室になっていて、芋虫やサナギや、たくさんの放し飼いになっている蝶々を見ることができますが、大きさは体育館くらいであんまり広くないです。

 

同じ公園内にある国立人類学博物館は入場料が64ペソ(500円)かかるけれど見応えがすごいです。蝶々園を見るくらいなら絶対にこっちに行った方がいいと思う。

メキシコ古代文明の集大成。

テオティワカン遺跡には行かなかったんだけど、ここで十分お腹いっぱいになりました。テオティワカン遺跡は暑そうだし、メキシコシティ滞在が暑い時期な方は、遺跡系はここで済ますのも手かも。

 

メキシコシティ市立図書館「バスコンセロス図書館」

あとは有名なバスコンセロス図書館(Biblioteca Vasconcelos)。

 

アメリカの建築雑誌、Architectural Recordで、「世界でもっとも先鋭的でモダンな図書館」と評されたこともあるらしい。メキシコを代表する現代建築家のアルベルト・カラチが設計し、2006年にオープン。

 

旅行者でも気軽に入って、本を見ることが出来るのが楽しいです。

 

最寄駅:地下鉄B号線Buena Vista(ブエナビスタ)駅
開館時間:毎日8:30 ~ 19:30
 

フェリックス・キャンデラの教会

無料観光スポットとして紹介するのはどうかな、とも思うけれど、フェリックス・キャンデラ(Félix Candela)というスペインの建築家が手掛けた教会も美しい建物なので、オススメ。
 

サン・ビンセンテ・デ・パウル礼拝堂

サン・ビンセンテ・デ・パウル礼拝堂(Capilla San Vincente de Paul)は住宅地の中にあるので、門番の方に、この礼拝堂に行きたい旨を告げて許可証をもらって行く必要があります。

開放感のあるとても爽やかな建物で、こんな教会もあるんだ、と驚きました。

 

床に反射したステンドグラスがきらきらと光を反射してとても綺麗。

天井はコンクリートで作られてるとは思えないほど滑らかなカーブを描いています。

 

ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ソレダ礼拝堂

ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ソレダ礼拝堂(Capilla de Nuestra Senora de la Soledad)もまた、厳重な門の中にある教会で、門を開けてもらうまでが「ここがそうなのかな」と半信半疑になります。

建物の正面がアシンメトリーなステンドグラス、ここの礼拝堂の天井もどうやって支えられているんだろうと思うゆるやかな流線形の形をしています。

 

外観にも大きな十字架が。

 
観光地ではないので、2つともわかりにくい場所にありますが、興味がある方はぜひ探してみてください。
(クリスチャンのための礼拝堂なので、お邪魔する際にはもちろん適切な服装で、礼儀正しくお伺いしましょう。)
  
あと絶対に見た方がいい!と思うのは、メキシコの建築家ルイス・バラガンが創った「サテライト・タワー」です。道路の真ん中にあるから、もちろん無料で見られるよ。
 
サテライト・タワーについてはこちら。 
  ↓

巨匠ルイス・バラガンのサテライトタワーとバラガン邸、ヒラルディ邸、あとトラルパンの礼拝堂を見学。

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