夫婦でユーコン川を川下り〜 グリズリーの足跡と泥水を飲むことになった14・15・16日目

August 23, 20151,018 View

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2015年8月8日〜24日の16泊17日間かけて、憧れのユーコン川下りをしました。ルートはテズリン川、ジョンソンズ・クロッシングをスタートし、ドーソンがゴール。

 

テズリン川(Teslin River)から合流したユーコン川は、どんどん川幅を広めて、中洲に阻まれて対岸がどれだけ遠いのか検討もつきません。川の水の透明度も、もうミルクティーぐらいの濁り具合。

 

 

14日目、童話の世界、からのグリズリーの足跡。

この日は暑いような陽気でした。
真っ青な空、雄大なユーコン川、岸には緑に覆われた小さな丘が同じ大きさで連なっています。

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暑さもあって、頭がぼーっとして、なんだかおとぎ話の中に入ってしまったみたいな気持ちになっていました。

頭は働いてないけど、カヌーを漕ぐ、という同じ動作をずっと繰り返しているのが気持ちがいい。ランナーズハイ、みたいな状態。

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この頃には、最初とは比べものにならないくらい、パドルさばきにも無駄がなくなってきています。

通常私が右側を、夫が左側を漕いでいますが、片方の手ばかり疲れるので、たまに声がけして左右逆にします。会話は一切なく、声がけのみ。部活みたい。

 

川の水は、こんなに濁ってる。飲み水のために支流を探さないと、死活問題です。

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この日も、中洲にキャンプ。

テントを張ってしまったあと、テント場から50mくらいのところに、グリズリーの足跡を発見。

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ブラックベアの足跡の倍以上あります。深さもある。

ブラックべアの、犬の足跡を大きくしたみたいな形とは違い、ゴリラとかの足跡に近いのかな、とにかく形も怖い。

隣の靴の足跡は、夫のもの(靴のサイズ29cm)。

 

本来は、テント場を変えるべきなんですが、次の場所に、また熊の足跡がないとも限らないし、この日はこのままここで就寝。テントの中には、ベアスプレーと、包丁を入れて、テント前には、熊を驚かすように投げるための石をいくつも準備してから、寝ます。この日が唯一、ユーコンで熟睡できなかった日。

 

15日目、雨。泥水の煮沸。

朝から、ずっと雨。テントの中で素早く朝食を食べ、雨の中でテントの撤収を行います。

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レインウエアを着てるから、カヌーを漕いでる時は、景色が良くないのと、ちょっと寒いので、楽しくはないけど、まあ平気。風とか、雷付きの雨は怖いけど。

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悲しいのはお昼ご飯。雨宿りをできる場所もないので、温めたご飯がどんどん雨水で水浸しになっていく。

 

そんな1日も終わり、テントを張った頃に晴れ間が。やっぱり太陽はありがたい。

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この日は余裕がなく、支流で水を汲むことができませんでした。でも、もうお水は全くありません。仕方がないので、本流の泥水を煮沸。水:土を7:3で入れて混ぜた、くらいの泥水なんですが、30分近く煮沸し続けると、泥と水が分離して、泥が下にたまります。10分程度煮沸したくらいでは、ただの沸騰した泥水なので、長い時間煮沸することが重要なよう。

 

鍋の底には5mmくらいの量の泥が。

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まあまあ、透明の水になりました。

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私たちが、川下り中使っていたnalgenボトルはこれです。ぺしゃんこにできないから、持ち運びにはかさばるけれど、丈夫だし、ボトルの口が広いので支流からも水が汲みやすい。

 

 

 

私たちは値段が高いから買わなかったけれど、nalgenボトルに取り付ける用の浄水器(確か2万円くらい)も、ホワイトホースのアウトドアショップに売っていました。

 

16日目、ゴールのドーソンまで、あと30km。

翌日、晴れた!(毎日天気に振り回されてます。)

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でも風が強い。

強風の時は、この姿勢で風の抵抗を少なくして、流れに身を任せ横転しないようにバランスをとる、という頑張らないスタイル。

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ちょっと無理して、明日中にドーソン(Dawson)に着くように進むか、あと2泊ユーコンでキャンプをし、明後日ドーソンに到着するか迷いましたが、お水も、食料ももうほとんどないので、頑張って明日中にドーソンに着くプランで進みます。

 

もう明日でこの生活も終わりなんだ、と思うと急に全てが名残惜しくなってきます。

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広くて、中洲だらけの、ユーコン川下流。目に見えるのは全て中洲。本当の岸はどこにあるんだろう。

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雲の下に、虹が!

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ユーコン川での最終キャンプです。すっかり慣れた、カヌーイストとしての生活サイクルも今日で最後。

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夫婦二人でユーコン川を下ってみた〜ドーソン到着〜 に続きます。

夫婦でユーコン川を川下り〜 17日目にドーソン到着、ドーソンでのキャンプと打上げ!

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