夫婦でユーコン川を川下り 〜 カーマックスまでの距離を勘違い、まだ不慣れな2・3日目。
2015年8月8日〜24日の16泊17日間かけて、憧れのユーコン川下りをしました。ルートはテズリン川、ジョンソンズ・クロッシングをスタートし、ドーソンがゴール。
カナディアンカヌーにも、カヌーでのツーリングにもまだ全く慣れていない、2日目・3日目。しかも、1日40kmずつ進まなきゃいけないのに、距離計算を勘違いして、1日20kmの超スローペース。
2日目、釣りを開始。
どきどきの初日を終え、ぐっすり眠りました。
翌日は朝からしっかりご飯を炊いて、炒め物を作り、朝食。
2日目も気持ちのいい天気。
あれ、あそこで日向ぼっこをしているのはオオカミ?犬?
お互いに緊張感が走ります。あんまり近づくのも怖いし、刺激してもかわいそうだから、遠目から。
オオカミ、じゃないかな、遠くて分かりづらい。
川下り中は、トイレがしたくなったら、上陸します。紙はもちろん、回収。焚き火の際に燃やします。
まだ、上陸にも慣れていなくて、陸がドロドロのところで、カヌーを停めておける場所もない。
川の流れがあるので、100m手前くらいでは、上陸する場所を見つけて上陸準備に入らないとうまく停まれません。上陸する際の基本は、前後逆になるまで180度回転し、カヌーのオシリ側から上陸。
初めてのブラックベアの足跡にビビる、、
ユーコンには、グリズリー(ブラウンベア)も、ブラックベアもいます。グリズリーの方が大型。でもブラックベアの方が攻撃性が高いという噂も。どちらも本物には遭遇しませんでしたが、足跡は頻繁に見かけました。
たまたまテントを同じ場所に張った、他のツーリストから、「さっきそこでブラックベアを見たよ。」という話は聞きました。
お昼ご飯。フレンチトーストとウインナー。
お昼ご飯後には、初めての釣りにチャレンジ。すっごい簡単にグレイリング(カワヒメマス)が釣れた!
2日目のキャンプ地は、うまく見つけられずに、川の脇の小さなスペースに。
この、青い円錐状のものが「バレル」。私たちは今回、ユーコン川下りをするまで知りませんでした。
フードコンテナとされるもので、熊に食料をやられたりしないように、カヌーが横転したときに食料がダメにならないように、食材はすべてここに保存します。クーラーボックスの上には、簡単に開けられないように、またもし熊が開けようとした場合には、音が出るように、ものを乗せてから就寝していました。
熊がテントに近づいてきたときは、知らん顔するのではなく、「音を出して人がいることを知らせる」、「石などを投げて追い払う」という積極的な行動が必要らしい。最悪なのは、静かにしていて、テントを襲われることや、大切な食料をやられてしまうこと。
、、怖すぎる、、
最後寝る前には、カヌーをひっくり返し、散らばっている荷物をその下にしまいます。
この日の夜は、目の前の川で、カワウソが遊んでいるのを鑑賞。
3日目、さっそく釣り竿が一部損傷。
起きて、焚き火をおこし、ご飯を食べ、トイレを済ませ、荷物を全部カヌーに積み込んでロープで結び、ゴミを燃やして焚き火を鎮火させる、という一連の仕事が、まだ慣れていないので、出発までに3時間以上かかります。出発はもうお昼も近い、11時ごろ。
やぎかな?
手前はフードゥーと呼ばれる、岩の柱。川の地図の目印として頻繁に登場します。
釣り2日目にして、カヌー上での釣りをする余裕っぷり。
この直後、リールのハンドルが川に落下しました。
数時間、川に流されながらも川底を見ながらハンドルを探しましたが、見つけても川に飛び込むまでに見失って(ゴーグルもないし、、)拾い上げることは出来ませんでした。その後は手でリールをくるくる回し、なんとか魚を釣り上げるスタイルで釣りを続行。一時は絶望的な気持ちになりましたが、なんとかなるもんですね。笑
グレイリングはこんな魚。頭とはらわたを取り、ホイル焼きにして食べていました。
味は、ニジマスみたいな感じ。日本だとヒメマスっていうのがグレイリングに近い魚みたいです。
塩焼きに飽きたら、お腹にニンニクを入れたり、味噌を入れたり。炊き込みご飯にしても美味しい。
3日目は、昨日の反省を生かして、広々としたところでテントを張りました。
まだ日が高いうちにテント場を探せると、余裕を持って行水したり、ビールが飲めるのでいい!
向かいの木には、鷹の姿も。かっこいい。
夫婦でユーコン川を下ってみた〜4日目・5日目・6日目〜 に続きます。
この記事が気に入ったら
いいね!