【グランドサークルレンタカー旅 9】コロラド州のメサベルデと、モニュメンドバレー

June 10, 20152,169 View

 

グランドサークルエリアを、レンタカーで周遊しました。

私たちが訪れたのは、グランドキャニオン国立公園、アンテロープ、ホース・シューベント、ザ・ウェーブ、ザイオンキャニオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園、アーチーズ国立公園、キャニオンランズ国立公園、メサベルデ国立公園、モニュメントバレー。

 

4泊したモアブを出発し、行こうか迷ったコロラド州にある、今までとは指向の異なるメサベルデ国立公園に行くことにしました。そのせいで、モニュメントバレー内でのキャンプが出来なくなってしまったよ。

 

メサベルデ国立公園へ。

メサベルデ国立公園までは、モアブから200km。キャンプ場を出発し、コロラド州へ向かいます。

 

あれは、なんだ?

 

矢印の意味はわかんないし、大きな岩の上にあるバギーは何?

 

まっすぐに伸びる道路を進むこと3時間で、コロラド州に到着です。

 

まずは適当に近くにあるキャンプ場を探し、マンコス湖のそばにある州立公園内のキャンプ場に向かいました。料金は、1サイト16USDと、車1台7USDと高めな割に、シャワーもないし、水道もサイトから5kmも離れていてすごい不便なところでした。トイレも簡易で、明かりなし。。どうやら、この湖は釣り人用のよう。

 

結構遠かったし、時間もないので仕方なくテントを張り、メサベルデへ。

 

メサベルデ国立公園は、アメリカの国立公園で唯一、自然のものではない世界文化遺産に指定された国立公園。見所は、9世紀から12世紀にかけてプエブロインディアンという部族が住んでいた住居跡です。

1世紀ごろからこの地域に住んでた民族なんだけど、9世紀ごろからキバと呼ばれる儀式を行う施設と、集合住宅のようなものを、日干しレンガでき作るようになって、12世紀には外敵の襲来に備えた、本格的な「岩窟住居」を作ってそこに住み始めたと考えられているんだって。

 

自由に見学できるスプルース・ツリー・ハウス(Spruce Tree House)の他に、レンジャー付きのツアーでしか行けないバルコニーハウス(Balcony House)やクリフパレス(Cliff Palace)なんかがあるけれど、私たちは自由に見られるスクエアツリーハウスのみ近くまで行きました。

 

スプルース・ツリー・ハウス

公園内では3番目に大きな岩窟住居で、114個の部屋と8つのキバと(祭壇が)あり、西暦1200年頃から1270年頃の間に建設された比較的新しい遺跡らしい。

 

駐車場から歩くこと10分、ありました。

 

人が住んでたとは思えないほど作りが小さい感じがしたんだけど、小柄な人たちだったのかな。天井の高さも低いし、窓も小さくてなんだかおもちゃのおうちみたい。

こんなところに100人とかで住んでたとしたら、すごいストレスが溜まりそう。

12世紀っていうと日本は鎌倉時代だよね、もう鶴岡八幡宮とか建てちゃってたよね。

 

クリフパレス

クリフパレスは217部屋、4階建て相当の高さをもつ最大の住居跡で、祭祀を行ったキバも23室もあるんだって。

ツアーでしか行けないから、そんなに興味がなかった私たちは遠くから見ただけだけど。

 

スクエア・タワー・ハウス

スクエア・タワー・ハウス(Square Tower House)も80部屋以上もある大きな集合住宅。中央にあるタワーが居住区で一番高い建物らしい。

どうしてこんな辺鄙なところにわざわざ住んでいたのかな。

 

14世紀になると、忽然とこの地域からは姿を消したらしいプエブロインディアン、長くにわたって住んでいたこの地域を離れて、どこに行ったのは分かっていないらしいです。

 

歴史の浅めなアメリカ合衆国は、歴史的なものを見るよりも自然を見た方が楽しいかな。

 

夕飯は、釣ったわけではないけれど、マスのような魚。

 

コロラドのビールは、アンバーラガー。キャンプ場は天気が悪いからかな、こんな寂しい感じ。笑

 

モニュメントバレーへ。

翌日は朝から大雨。

 

雨の中なんとかテントを撤収し、240km戻ったところにあるモニュメントバレーに向かい、ひたすら車を走らせます。

 

なんか、遠くの雲の中に、うっすらとそれらしいものが見えてきた。

天気悪いなー。青空にそびえるビュートが見たいよなあ。

 

仕方がないので、付近にあるモニュメントバレー博物館で時間を潰します。

ラスベガスでの、レンタカー返却日は明後日の正午。明日のうちには、ラスベガスの近郊まで帰っていたいから、もうあまり時間がないのにな。

 

博物館を出ると、少し青空が見えてきた。

 

モニュメントバレーは、ナバホ族居住区で国立公園ではないので、入場料を払う必要があるんですが、下調べで1人5USDだと思っていたら、車1台20USDでした。

時間的に、最大で3時間くらいしか滞在時間が取れなさそう。ビュートの麓まで行くことはできるかもだけど、そんなに大急ぎで回って楽しめるかな、、ということで入りませんでした。

 

グランドサークルの中でも、メインの一つと考えていた場所だったのに、残念だな。

でも、まあ、またこれるチャンスもあるだろう。

 

この日はグランドサークルを周遊し始めて、グランドキャニオンの次に行った、勝手知ったるペイジのキャンプ場に宿泊することに決め、残り200kmの道のりを飛ばします。

 

モニュメントバレーを離れて30分以上経つけど、道路の周辺にまだビュート的なものがある。

 

あー、日が暮れてしまう。

 

合計400kmのドライブのすえ、なんとか無事ペイジまで戻って来ることができました。

 

キャンプ生活は、天気が悪いと一気に疲れが出るな。

 

もう16泊連続のキャンプ生活。翌日がグランドサークルでの最後のテント泊です。

 

グランドサークルレンタカー旅 10 につづく

【グランドサークルレンタカー旅 10】マーブルキャニオンと、モアパバレーでキャンプ。

この記事が気に入ったら
いいね!

SIMILAR POSTS