グアテマラ、フローレス島と、ランキンから大好きセムクチャンペイに行く話。
ベリーズのキーカーカー島から、ベリーズシティに戻ってきた私たちが次に目指したのは、ティカル遺跡の拠点になる町、グアテマラのフローレス。その後、6年前に訪れたセムクチャンペイに再訪するべく、ランキンへ。
フローレス島ってこんなところ。
ベリーズシティからバスを乗り継いでやって来た、フローレス。
私たちの移動はこんな感じでした。
・ベリーズシティ→ベリーズ国境(バス) 4.5USD/1人
・ベリーズ国境→グアテマラ国境(タクシー) 5USD/2人
・グアテマラ国境→フローレス島(バス)100ケツァール(1,600円)/1人
なので一人2,300円くらい。
ベリーズシティのバスターミナルでは確か25USDくらいで、フローレスまでダイレクトのバスも出ていたので、料金的にはあまり変わらないかな。
グアテマラのフローレスは、島部分と陸部分に分かれています。観光客が滞在するところは島部分。ペテン・イッツァという湖に浮かぶ、一周まわっても歩いて30分程度の小さい島です。
ホテルのベランダから見える景色はこれ。海面が上昇しているのか、道路が水に沈んでしまっているけれど、大丈夫??
6年前にフローレスに宿泊して、ティカル遺跡を訪れたときに、ここでテント泊出来たらどんなに素敵だろう、と思ったので今回はリベンジのつもりで、フローレス島を再訪しました。
(これは2009年にティカル遺跡に行った時の写真。)
今回はティカルでもキャンプができるように、テントも、寝袋も、クッキングセットも持って来てる!とやる気満々で、食料の買い出しや、クッキングストーブ用の燃料も購入したんだけど、結果、ティカル遺跡には行きませんでした。
理由は、仕事があったのと、テント泊して一番したかった「ティカル遺跡に登る朝日を見ること」が意外とハードルが高かったから。
ティカル遺跡の入場料は大人一人150ケツァール(2,400円)なんだけど、それ以外に朝6:00より前に入場する場合には、サンライズツアーに参加しなければいけなくて、料金が別に一人250ケツァール(4,000円)もかかるの!前に来た時はそんなのなかったような気がするんだけどなあ、、
原始的な空気感の中でサンライズが見たかったんであって、ツアーじゃあんまり意味がないし、料金も高すぎるので、結局リベンジはなりませんでした。
ティカル遺跡の公式ページはこちらです。
http://www.tikalnationalpark.org/
なので、3泊したフローレスですが、基本的には散歩をして、夫は仕事をして、あとは飲んでただけ。笑
散歩中に遭遇した、少年とわんこ。
行水している少年と、ワンコの水遊びが同じ場所で行われていて、なんとものどかです。
フローレス島内は、日中はみんなティカル遺跡に行っているのでがらんとしてます。夜もそんなに賑わっていないけれど。笑
島の中には、小さな商店しかないので、SIMを買いに対岸にも渡りましたが、陸側のフローレスもスーパーマーケットがあるくらいで、特にやることはないかなー。
ビールが高級品だった、キーカーカー島の後なので、安いビールが嬉しい!商店で買うと1本6ケツァール(100円)だけど、ここのバーで飲んでも6本で40ケツァール(640円)だから良心的。
フローレス島内は、おしゃれなカフェやレストランもたくさんあります。
でも、数は多くないけれど、ローカルな食堂も点在しています。
このおばちゃんのところのチャパティ美味しかったなあ。
その場で焼いたチャパティーに、ミートソースのようなひき肉を入れてくれるので、その上から自分で好きな野菜の具材を好きなだけ入れるの。パイナップルとか、特製のピクルスとか、アボカドソースとか、パクチーとか。
1個10ケツァール(160円)でボリューム満点。
次の目的地はランキン。
フローレスの次に向かったのは、ランキン(San Aqusrin Lanquin)。
フローレス島からランキンまでは一人100ケツァール(1,600円)。
8:00am出発で、コバンでお昼休憩をとり合計9時間かかりました。
ランキンに来た目的は、6年前、ジャングルの中に1週間も滞在して通いつめた(実際5回は行ったと思うw)セムクチャンペイへの再訪。
ランキンから、セムクチャンペイへはオフロードを15kmくらい進む必要があって、途中にもジャングルの中に簡素な宿泊施設が点在しています。
前回は、その中の一つで、セムクチャンペイから4kmほど離れたところにある宿に宿泊していました。
人懐こい子供達とわんこがいて離れがたくて、辺鄙なところに連泊し続けた、当時(2009.4月)の写真。
左の写真の一番右の子が持っているのがカカオの実で、割ると大きなタネがぎっしり詰まっていて、その周りのふわふわしたところが食べられるの。
グアテマラはチョコレートも有名。
この兄弟を探しに、当時泊まっていた宿に行こうと思ったけど、やめちゃった。行けば見つけることができたかな。
今回はティカル遺跡でできなかったせいで、ついてしまったキャンプ熱のため、ランキンにあるキャンプ場に宿泊しましたが、新しい施設で、テントサイトは川辺にあって、なかなか良かったです。
「El Retiro Lodge」ではテントじゃなくて、コテージ宿泊も出来ます。テント泊は二人で60ケツァール(950円)。
ランキンでの朝、木曜日には大きめの市場がたっていました。自炊ができるから買い物が楽しい。お肉や卵や野菜、3食分購入して30ケツァール(500円)くらいでした。
ランキンからセムクチャンペイへ。
セムクチャンペイへは、トラックの荷台に立ち乗りになっていきます。
これは地元の人も普通に交通手段に使っている乗り物で、ツーリストも一緒に運んでくれます。地元の人はもっと安いと思うけど、私たちはセムクチャンペイまで一人片道20ケツァール(350円)でした。
ランキンの様子も、この乗り物の様子も、セムクチャンペイへの道のりも、全然変わっていませんでした。前に泊まっていた宿も、トラックの荷台から見ただけだけど、昔のままありました。
そして6年ぶりのセムクチャンペイは、間違いなく綺麗だったけれど、当時の熱に浮かされたような興奮はありませんでした。笑
丘の上からのセムクチャンペイを眺めて、地元の子供達と一緒になって飛び込みをして、数時間遊んで帰って来ました。セムクチャンペイの入場料は一人50ケツァール(800円)。
2008年から2009年にかけて中南米を旅行した時は、パソコンも持っていなかったし、なんだかもっと手探りな感じで、大好きな大自然の中に入った時には、こんな秘境は他にない、と思ってしまうくらい熱中して遊んでいた気がします。
今回は見られなかったけど、ハチドリの巣があって、親指くらいの小さなハチドリが、おちょこみたいな小さな巣の中にすっぽり入ったり、緑色の蛇がいたり、なんだか夢の中にいるのかと思うくらい、綺麗なところだったんだけどな。
これは当時の緑の蛇と同じようなアングルで撮っていた、セムクチャンペイ。
セムクチャンペイ周辺の自然が変わったんじゃなくて、私が変わってしまったんだろうな、さみし、、
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