【セマナサンタ】グアテマラの古都アンティグアで花のカーペット。

March 08, 20154,909 View

 

アンティグアは古い文化遺産が多くあって、ユネスコ世界遺産にも登録されている、グアテマラの古都。
たくさんのスペイン語学校があり、旅人がスペイン語習う場所としても有名です。

 

2015年の北中米旅行のスタート予定地であったアンティグアですが、アメリカからグアテマラに向かうフライトの日にフエゴ火山が噴火し、火山灰の影響でフライトが欠航になってしまいました。そのため、急遽、目的地をメキシコのカンクンに変更し、旅が始まってちょうど一ヶ月後、ビオトポ・デ・ケツァールから、地元の人用のコレクティーボを乗り継ぎ、陸路で到着しました。

 

この日を狙ってアンティグアに着いたのは、中南米で一番美しいと言われるセマナサンタの、花のカーペットが見れると聞いたから。

 

セマナサンタ、プロフェッションについて。

セマナサンタとは、キリスト教を信仰している国々、その中でもスペインや、その文化を色濃く残している中南米の国々で行われる、キリストの復活にちなんだお祭りのこと。

期間は毎年異なりますが、大体、春先の約一週間催されます。

 

2015年は3月29日〜4月4日の一週間。

でもひと月前から毎週週末にプロセッションを行って、キリスト受難から復活までにかけての、尊いストーリーを描くんだって。

プロセッションとはキリストの受難劇を再現した輿を信者がかつぎ、楽団と一緒に教会から街中を練り歩くこと。日本のお祭りでいう、お神輿のような感じです。

 

私たちが到着したのは、2015年の3月7日土曜日で、本番のセマナサンタまではまだ3週間ありましたが、夕方にはプロセッションが行われました。

 

お香を持たされた、可愛らしい男の子の後ろからプロセッションの輿がやってきます。

 

その背後からは、町の人たちによる、楽団が。

 

このプロセッションが行われる通りを、数時間、時には数日間かけて花のカーペットで飾り付けするんです。

 

この花のカーペットはセマナサンタの見どころの一つで、特にアンティグアのセマナサンタは盛大で、「アルフォンブラ」と呼ばれるこの花のカーペットが美しいことで有名です。

 

花のカーペット。

まだ本番のセマナサンタまでは3週間あるけれども、町の中心からは少し離れた場所で、花のカーペットを作るというので、翌日の日曜日に見にいきました。

 

午後にはプロセッションが来て花のカーペットを蹴散らしちゃうから、午前中に行った方がいいと言われて、11:00頃に見に行くとまだまだ全然準備中でした。

 

ここの広場の周りに屋台が出ていて、その周辺で花のカーペットが作成されていました。

 

 

おじちゃんたちも、

子供も、少年も、黙々作ったり、ふざけて作ったり。笑

楽しそうだけど、これ、1ヶ月とはいえ毎週やるのはかなり大変だよね、、えらいなあ。

 

できて来た!

 

作られる花のカーペットは、それぞれ個性があります。

 

キリスト教色が強く、ストーリがありそうな絵本みたいなカーペットもある。

 

こんな抽象的なものも。ニンジンや、マンゴーや、みかんや、生花で飾り付けしててかわいい。

色のついた砂のようなのを使って作ったカーペットも多かったけど、野菜や果物や、花弁や葉っぱで作られたもののが可愛いよね。材料を集めるのは大変そうだけど。

 

近くで見るとこんな。

 

こんな可愛らしい動物たちも。

 

この謎の鳥はちょっと怖め。スイカに掘られた、ゆるキャラなキリスト様も。

 

お花売りのおばちゃん。お花も綺麗だし、民族衣装もすごく綺麗です。

 

結局プロセッションが行われたのは、薄暗くなり始めた頃。

丁寧に作られたカーペットを踏みしだき、プロセッション御一行が通り過ぎた頃、私たちはお祭りに飽きて全然関係ない静かな場所の散歩をしてました。

 

アンティグアのセマナサンタの本番はどんな風なんだろう。

私たちは、セマナサンタの本番は、グアテマラのケツァルテナンゴで迎えました。

【セマナサンタ】グアテマラのケツァルテナンゴで迎えた聖週間。

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