【エベレスト・トレッキング その1】準備とルート。カトマンズの美味しいもの。

October 23, 20134,471 View

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2013年10月〜11月、3度目のネパールに出かけました。

1回目は2007年の冬に、中国からインドに向かう旅の途中に、カトマンズとポカラに10日ほど。

日本での山登りに目覚め、2回目は2012年の秋アンナプルナ・トレッキングをしに。

そして今回の目的は、エベレスト街道トレッキング。

 

 

エベレスト街道は、標高が高いから高山病の危険があるけれど、技術は特に必要ないし、歩く距離も1日10km弱と長くないです。食料も、テントも持っていく必要がないので身軽に行けるところもいい!
ほんとーにきれいなところなので、山の景色が好きなら絶対に行くべき!

エベレスト・トレッキングに出発するまでに必要な手続き。

ネパール入国

ネパールはビザが必要な国ですが、ビザの申請はカトマンズの空港で出来ます。15日間で25USドル、30日間で40USドル、90日間で100USドルと3つの中から選べます。私たちは、まずは30日間の観光ビザで入国しました。

 

カトマンズ空港から、街の中心部・タメルまでは、タクシーで30分ほど。600NPR(600円)くらいが相場です。

 

カトマンズで行うこと

トレッキングに向けて必要な公的手続きと買い物で、準備期間として少なくとも2日はあったほうがいいかな、と思います。

 

タメルの街並み。

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・ビザの延長手続き(必要な方のみ)

カトマンズの市内にある、イミグレーションで、ビザの延長手続きを行います。

15日間の延長で、料金2,940NPR(2,940円)。

・TIMSカードの申請(必須)

ネパールでトレッキングを行うには、TIMS(Trekker’s Information Management System)に登録して、TIMSカードを得なければなりません。TIMSカードはトレッキング中携帯し、トレイル中にいくつかあるチェックポイントなどで提示します。料金は1,970NPR(1,970円)。

・サガルマータ国立公園入場料

(私たちはカトマンズで行いましたが、トレッキング中でも支払い可能なようです。)

エベレスト街道をトレッキングするためには「サガルマータ国立公園入場料(Sagarmatha National Park Entry Fee)」3000NPR(3,000円)を支払う必要があります。

・ルクラまでの航空券の手配

旅行会社でも、宿泊しているホテルでも航空券の手配が出来るので、何箇所かで料金を聞いてみるといいと思います。私たちは、一人あたり、往復32,310NPR(32,310円)でした。

・ポーターや、ガイドの手配

必要がある人は、旅行会社で手配をしてもらえます。私たちは、ポーターもガイドもつけていませんが、相場としては、ガイドの方も、ポーターさんも1日10USD程度くらいだったと思います。もちろん日本語ができる、とかちゃんとした旅行会社を通してちゃんとしたガイドの方を、となるともっと高くなります。

ルクラで探すことも出来るようでした。

・現金の準備

二人で4,000円/1日、20日で8万円の計算で、余裕を持って、10万円分くらいのネパールルピーを持って行きました。結果、18泊19日のトレイル中におよそ7万円を使ったので、持って行った金額はちょうど良かったかな、と思います。

(トータルのかかったお金についてはこちらでもまとめています。)

・買い物

アウトドア用品で必要なものは、トレッキング大国の首都、カトマンズでなんでも揃えることができます。寝袋など大物はレンタルも出来ます。

 

私たちはバックパック、寝袋、防寒着は日本から持って行きました。

 

ちなみに、寝袋は、私はモンベルのダウンハガー650#0を、夫は#1を使っています。

高い買い物だけれど2010年に購入して、すでに6年使っているけど、まだまだふわふわであったかく超快適に眠れます。長く使えるものだから、値段はあまり気にせずに用途にあったランクのものを選ぶのがいいと思います。

 

私たちがタメルで買ったトレッキング用の買い物は、トレッキング用靴下、防寒用の帽子、手袋など。

その他に、

・高山病の薬ダイアモックス(2人で20錠持って行きました。実際に使用したのは半分。)

・浄水用の薬品Piyush(トレッキング中に水道水を飲み水にするために使用。)

・トレッキング用の地図

 

 

あとは、途中で買い足すことにはなるだろうけど、ルクラよりも先だと高くなる、トイレットペーパーや、お菓子、アルコール度数の強いお酒。(※本当は標高が高い場所では、お酒を飲んではいけません。私たちは高山に慣れてから、宿で頼むマサラティーなどに入れて、身体を温めるために少しずつ飲んでいました。)

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日本から持って行ったらいいかなと思う日本食は、インスタントの味噌汁と、ふりかけ類。

トレッキング街道中は毎日お湯を購入することになるので、いろんな味のバリエーションの飲み物用粉末があるといいです。運ぶのにも軽いし。

ネパールのご飯は美味しいし日本人の口に合うと思うから、そんなにたくさんは必要ないと思うけど。

 

あとはカトマンズで美味しいものをたくさん食べる。

カトマンズには、日本料理屋がたくさんあります。

ロータスのカツカレー、ちゃちゃかふぇのハンバーグ、ちくさ茶房のホットケーキ。

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チベット料理屋のギリンチェ、名前は忘れてしまったけど、ネパールカレー屋さん。

unadjustednonraw_thumb_ec96unadjustednonraw_thumb_ec8d カトマンズは安くて美味しいご飯屋さんが本当に多い。

 

カトマンズでの宿泊先

トレッキングに必要のない余計な荷物は、カトマンズで宿泊していたホテルに預かってもらうことになるので、ホテル選びも重要です。

 

私たちは、トレッキング前後は、「Heritage Home Hotel & Guest House」に宿泊しました。

ツイン(シャワー・トイレ付き)1,400NPR(1,400円)。そんなに安くないけど、日本からのトレッキングツアーでも利用されている宿だし、ゲストハウスというよりは中級ホテルみたいな雰囲気で、荷物を預かってもらうにも安心感があります。滞在中、希望すれば毎日タオル交換や部屋の掃除をしてくれます。

 

予約せずに行っても問題ないと思うけど、agodaから予約も出来ます。

 

エベレスト・トレッキングのルート。

私たちのトレッキング期間は、2013年10月26日〜11月13日の18泊19日。

 

ルートは、ルクラからナムチェバザールを通過し、ゴーキョへ。ゴーキョから、チョラパスを越えてカラパタールへ。カラパタールからチュクン・リを経由し、ナムチェバザールに戻り、ルクラまで下山。

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最終的には当初の希望通り、この地図で言うところゴーキョピークトレッキング(青い点線)のあと、ゴーキョから合流した、クーンブ山群三大峠トレッキング(赤い点線)を歩けたことになります。

 

でも、峠が雪で閉鎖されてたりもするから、行ってみないと、どのルートが歩けるのかは直前までわかりません。私たちも、チョラパスが数日前までは雪で閉鎖されてたから、閉鎖されたままだったら、ゴーキョから、ナムチェ近郊まで戻ってきて、また、カラパタールまで登り直す感じになったんだと思う。

 

ネパール・ルクラ

エベレスト街道を歩くためには、ネパールの首都・カトマンズから、小型飛行機で、スタート地点でルクラに飛ぶのが一般的です。

 

カトマンズの空港も、首都にある空港とは思えないほど小さいですが、ルクラにあるテンジン・ヒラリー空港は、滑走路が460mしかなく傾斜しているので、「世界で一番危険な空港」と言われたりもしているみたいです。

 

ルクラはここにあります。

 

私たちは、往復とも飛行機で移動しましたが、バスと徒歩でルクラに行くことも可能です。

その場合、カトマンズからバスで「ジリ」まで行って、そこから1週間かけてルクラへと歩くという方法が定番みたいです。

片道だけでもやってみようかなと思ったけど、かなりアップダウンのある道らしいし、まだ低地だから、すっごく暑いみたい。宿泊施設や食堂も、ルクラから上は、観光地としてかなり整備されているのに比べ、ツーリストが少ない分、値段も言い値で設備もよくないらしい、、ということで今回はやめてしまいました。

 

ルクラまで行く飛行機からトレイルが見えたけど、あそこを一週間歩くのは確かに結構きつそう。でも、昔エベレスト山頂を目指した人たちが辿ったルートなのでロマンはあるし、エベレストに思い入れの深い人は、やった方がいいと思う!(笑)

 

エベレスト・トレッキング その2 につづく

【エベレスト・トレッキング その2】ルクラから、ナムチェバザールへ。

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