【エベレスト・トレッキング その3】ナムチェバザールで高度順応。
2013年10月26日〜11月13日の18泊19日、ポーターやガイドは雇わずに、夫婦2人で、エベレスト街道をトレッキングしました。目的地は、ゴーキョピーク、チョラパス、カラパタール、チュクン・リ。
2泊目・3泊目は高度順応するために、標高3,440mのナムチェバザールに2泊します。
ナムチェバザールでのご飯と宿。
ナムチェの町にはトレッキング2日目の13:00に到着。入り口近くの食堂でお昼ご飯。
バフモモ150NPRと、バフカレー300NPR。
ここの食堂は安いし美味しいので、トレッキング終了後もあわせて、何度も行きました。モンジョから登ってきた時に、ナムチェバザールに入ってすぐのところにあります。食堂はこんな雰囲気。
ナムチェバザールには、ガスが通っているわけではないので、ガスも全部運んできています。気が遠くなるような労力。
何軒か見てまわった後、比較的大きくて、綺麗な「SAKURA GUESTHOUSE」(サクラゲストハウス)に宿泊しました。
私たちはナムチェでも不要な荷物を預かってもらったので、トレッキング終了後も同じ宿に泊まり、行きに2泊、帰りに3泊の計5泊しましたが、日本人の方が多く利用する宿のようで日本人の年配のトレッキングツアーの方なんかも宿泊されていました。
宿代はツイン250NPR(250円)、トイレ・シャワーは共同。部屋にはベットが二つと大きな窓があり明るくて清潔です。スタッフも優しいし、部屋にはコンセントもついていました。
シャワーは別料金で一人350NPR(350円)。
エベレスト街道中の宿は、どこも一泊500NPR(500円)以下でとても安いですが、宿泊した宿で夕ご飯と朝ごはんを食べるのが暗黙のルールになっています。
サクラゲストハウスは、ご飯も美味しかったです。
ベジピザ250NPR、ベジフライドポテト250NPR。
ベジスプリングロール250NPR、エッグフライドライス300NPR。
ベジタブルメニューは大体250NPRで、卵入りは300NPR、お肉入りになると350NPR。
メニューのレパートリーはピザ、スプリングロール、フライドポテト、チャーハン、スープヌードルっていう感じ。
これはチャン(chang)と呼ばれる、ネパールの地酒。250NPR。
原料は、米・ムギ・トウモロコシなどで、各家庭で作られるどぶろくのようなもの。白く濁っていて、微発泡でちょっと酸味と甘みがあります。
サクラゲストハウスには、ロキシー(raksi)というネパールの焼酎もありました。300NPR。ロキシーも、原料はチャンと同じだけれど、蒸留酒なので透明(またはうっすら白い)。アルコール度数もロキシーのが高くて日本のお米の焼酎のような感じです。
ナムチェバザールの商店では、缶ビールも買えます。一番安いと思われる商店で、缶ビール(330ml)が150NPR。ナムチェより上では買えないか、買えてもすごく高いので、ビールを飲むならここがラストチャンスです。笑
※高山病予防のため、飲酒は良くないとされています。
私たちは通常はすごくよくお酒を飲むのですが、エベレスト街道中は、飲まない日も数日あったし、飲んでもちょっとにしていました。
高度順応の中日。
個人差はもちろんありますが、一般的に2,500m以上の標高のところでは高山病が出ると言われています。
高山病にならないためには、水をたくさん飲む、標高を一日500m以上あげない、深呼吸をする、高地についてすぐに寝ない、というのがよく言われていること。
エベレスト街道トレッキングでは、標高3,400mのナムチェバザールで2、3泊して、高度順応するっていうのが定番になっています。そして中日に一旦、800m〜1,000m標高の高いところまで行って、また同じ標高まで戻ってくると効果的らしい。
私たちもトレッキング3日目、これまた高度順応の定番である、シャンボチェの丘の上に立つエベレストビューホテル(3,880m)を目指しました。
ガスってる中、丘を登って行きます。
エベレストビューホテルまで登った頃には晴れてきたよ。
このホテルは、エベレストが見られる場所にテラスがあり、宿泊客でなくてもお茶をすることができます。私たちはお茶はしなかったけど、せっかくなのでロビーにだけ入ってみました。
エベレストビューホテルは、1968年に日本の会社がホテル設立に着工して、1971年に営業開始、今も日本の旅行会社が所有しています。
その後は、せっかくなので、クムジュン(カムジャン)、クンデを経由し、ナムチェバザールに戻ります。
丘を下り、クムジュンを通過します。
クンデ方面へ。雲が晴れて山がどんどん見えてきた。
真冬はどうやって過ごしているんだろう、と思う小さな村。この村に比べたら、ナムチェバザールは賑やかだしなんでも揃っていて暮らしやすいだろうなあ。
また丘を登り直し、小さなヘリ用の空港がある方面から、ナムチェにまで下ります。
道に迷ったりして、思いがけず一日がかりのハイキングになってしまいました。
帰ってからはシャワーをあびてゆっくりし、明日からのトレッキングに備えます。
エベレスト・トレッキングその4 につづく
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