パムッカレの隣村、カラハユットの温泉付きアパートメントで田舎暮らしをしてみたよ。

May 25, 20133,825 View

 

トルコのユネスコ世界遺産「パムッカレ」はご存知ですか?

パムッカレがあるのは、デニズリ(Denizli )という場所で、そこから5kmに北に位置するのがカラハユット(Karahayıt)です。パムッカレも温泉棚ですが、カラハユットにも温泉棚があり、「赤いパムッカレ」なんて呼ばれていたりもするみたい。

 

でもカラハユットは温泉棚を観光しに行く場所ではありません。もともとトルコ版の湯治場のような場所なので、ただただ温泉に浸かりに行く場所です。そんなカラハユットには、長めに滞在する人向けのアパートメント(各部屋に温泉付き!)があるのです。

 

カラハユット(Karahayıt)

カラハユットはここにあります。

 

私たちはイスタンブールから、デニズリに夜行バスに行き、デニズリに2泊してパムッカレを観光したあと、ミニバスでカラハユットに移動しました。

イスタンブールから、デニズリまでのバス料金は一人50リラ(2,800円)、デニズリからカラハユットまでは一人2リラ(120円)でした。

 

カラハユットに着くとまず目につくのが、町の中心に位置するこれ。

 

そしてカラハユットの唯一の観光ポイントである、「赤いパムッカレ」はこれです。

しょぼめ。でもここでも足湯とかできるみたい。

 

カラハユットの町自体は、パムッカレのあるデニズリの10分の1くらいの大きさです。300mくらいの小さなメインストリートがあって、レストランや売店が並んでいます。

 

トルコ人の観光客は多いけれど、海外からわざわざ来ている人は少ないのか、地元の人はフレンドリーだけどデニズリに比べてずっと商売っ気が少ないのがとても過ごしやすい。

 

メインストリートから出てしまえばのどかな麦畑が広がっています。

 

陽気で親切な人が本当に多くて、ジョギングや散歩をしていると、「どこまで行くんだ?」と言ってすぐに車やトラックに乗せてくれようとします。笑

 

温泉付きアパートメント

パムッカレは何と言っても温泉推しの村なので、どのホテルにも温泉があります。

カラハユットの中でもデニズリ寄りの場所には大型の温泉付きホテルが数件建っていて、そこだけは海外(見かけたのは主に中国人)からのツアー客なんかも来ているようでした。

 

色々みて回って私たちたちが滞在を決めたのは、アパートメント風の「EGE APART OTEL」。

 

宿代は一泊30リラ(1,700円)、ツインのベットで各部屋に温泉付き。(合計3週間くらい滞在したけれど、商売っ気がなく長期割引等はしてくれなかったよ。)

温泉用の蛇口の他に、真水のお湯と水の蛇口もあります。

温泉は多分45度くらい、温泉だけで湯船をいっぱいにするとちょっと熱すぎるくらいだったよ。

 

ベランダもついていて、キッチン的なスペースもあります。

冷蔵庫は備え付けられているけれど、ガス台や調理器具、食器はありませんでした。

 

でもこの青いミニガスストーブが有料でレンタル可能です。小さなガスストーブが18リラ(1,000円)で、2週間くらいは持ちます。

私たちはお皿や鍋類は自前のものを使っていましたが、もちろん町の商店で安く購入することもできます。

 

ガスストーブは一口だから凝った料理はできないけれど、何がいいって持ち運べること。

温泉に入った後の夕ご飯は、大抵ベランダでBBQ仕様のご飯を食べていました。

持ち運び用ガスストーブはトルコの人にとってすごく一般的なようで、農作業やピクニック中の家族がこれを使ってお茶をしている姿もよく見かけました。

 

自分家用のガスストーブや、食器や鍋をトランクいっぱいに積んで運んで来て、家族で滞在しているトルコ人の家族がたくさん宿泊していました。

 

そして、このアパートメントのいいところは屋外プールの他に、露天風呂もあったこと。露天風呂と言っても屋外プールの温泉版なので水着の着用は必須、でもちょうどいい温度で、プールでちょっと寒くなった時に温泉に入れるのは最高。

カラハユットでのご飯。

自炊

カラハユットにはスーパーマーケットはないけれど、八百屋さんや肉屋さんや、小さな商店や、酒屋さんはあるので必要な食材は大抵なんでも揃います。

 

オリーブと、乳製品が特に美味しかったな。

 

近くで採れたものを売っている感じで、新鮮なものが多くて身体にも良さそう。

 

 

カラハユットを出発する前日まで気が付かずにお肉ばかりを食べていたんだけど、郊外には鱒を売ってくれる釣り堀みたいな場所がありました。

1ヶ月ぶりの魚はテンションが上がる!

 

お酒

トルコは、イスラム教なのでお酒を飲む人が少なく、ビールは高級品です。種類もトルコ定番ビールの「EFES(エフェス)」のほぼ一択のみで、安いお店で買って500mlで3リラ(170円)。

 

でもトルコの他のエリアではあまり見かけなかった、トルコ産のワインがカラハユット周辺ではよく売られていました。1.5リットルの瓶で10リラ〜20リラ(500円〜1,000円)くらい。

 

外食

簡単なものしか食べていないけれど、ケバブは3リラ(170円)、チキンの丸焼き(サラダとパン付き)は一羽で8リラ(450円)、トルコ版クレープのギョズレメは2リラ(110円)とデニズリの半額くらい。

 

家庭料理

町の中で話しかけてくれた、日本人好きな女の子のおうちにお邪魔し、そこではトルコの家庭料理もご馳走になりました。見るからに料理上手そうなお母さん、トルコで食べたご飯の中で一番に美味しかったのは間違いありません。

 

私たちもカラハユットに移動してくる前はデニズリに2泊だけしたけれど、物価の高さもそうだし客引きがひつこくて、なんだか荒んだ気持ちになりました。

 

バスで簡単にパムッカレまで行けてしまうし、長期滞在でなくても、デニズリに1〜2泊する予定ならカラハユット滞在が私たち的には断然オススメです。

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