ハンガリーのワイン村・エゲルでワイン1日2リットル。温泉にも行ったよ。

June 25, 2016

 

ハンガリーのワイン村として知られるワイン名産地・エゲル(Eger)に1週間滞在し、ワイン飲みまくってきました。笑

エゲルは温泉地としても有名で、保養地にもなっています。

 

毎日、ジョギングで「美女の谷(Szépasszonyvölgy)」と呼ばれる、ワインセラーが集まるエリアにワインを買いに行き。街で一番大きな施設だと思われる、温泉プールに入ってみたり。EURO2016を観戦したり、街の小さなお祭りに参加したり。のんびりとしたとても良いところでした。

 

エゲルへの行き方。

エゲルは、ハンガリーの首都・ブタペストの北東100km程のところに位置する、州都です。

 

ブダペストから、エゲルへは電車でも、バスでもアクセスが可能です。

私たちは、便数が多そうだったので、バスを利用しました。エゲル行きのバスは、ブダペストのメトロ2号線のStadion駅にあるバスターミナルから出発します。30分に一本くらい出ていました。時間は2時間程度で、一人2,725フォリント(約1,000円)。

 

*参考*

私たちはブダペストまでは、スロベニアの首都、リュブリャナから電車で移動しました。

料金は一人39EURで、朝8:45リュブリャナ発、ブダペストに17:30着という便をリュブリャナの駅で前日に購入しました。

バスも同じ路線がありましたがもっと値段が高かったし、電車の夜行にいたっては、昼間の便の倍額くらいしていて、私たちが利用した朝発の電車が最安値でした。

 

エゲル滞在の最大の目的であるワインを買いに。

エゲルで有名なのは、赤ワインです。その中でも、有名なのが『エグリビカヴェール(Egri Bikavér)』(雄牛の血、という意味)のハンガリーを代表するワイン。

1552年侵略戦争の頃に、エゲル城の包囲攻撃戦(トルコ対ハンガリー)の際に、エゲルの人々が戦いに備えて、ご飯を食べこの赤ワインを飲んでいたところ、それを見たトルコ人は、エゲルの人々が牛の血を飲んでると勘違いし、恐れをなして退散していった、という伝説があるそうです。

 

いろんな品種のぶどうを混ぜて作るらしく、複雑な味がします。もちろんワインセラーによって味は違いますが、タンニン強めのずっしりしたワイン、という印象です。

 

ワインセラーが100軒以上も並んでいる、『美女の谷(The Valley of The Beautiful Women、ハンガリー語でSzépasszonyvölgy)』へは、エゲルから2.5km、徒歩30分。

 

 

途中の道はのどかな雰囲気です。

 

「美女の谷」に到着すると、こんな感じのワインセラーが、ずらーっと並んでいます。

unadjustednonraw_thumb_12ba0

大きなレストランや、コテージまで併設の大きなセラーもあるし、もっとこぢんまりしていて、持ち帰りのワインの販売のみのセラーもあります。国内外のスーパーマーッケトに卸している大手のセラーもありました。

 

セラーの中はこんな感じ。ここはワインの提供のみ。ご飯は出していません。

unadjustednonraw_thumb_12ba5

 

セラー前に置いてあるメニュー。

unadjustednonraw_thumb_128d9

このメニューでは、dry white(辛口白ワイン)が4種類、dry rose(辛口ロゼ)が1種類、dry red(辛口赤ワイン)が7種類、その他にsemi sweetの白、ロゼ、赤が1種類ずつあるような記載になっていますが、もちろんこれは、セラーにもよるし、メニューに載っていても、「今はないよ」って言われちゃうこともあります。

 

赤、白、ロゼそれぞれ、ドライ、セミスウィート、スウィートの味があるってところが多かったかな。

赤のドライだけ、メルロー、カベルネ、エグリビカヴェールとぶどうの品種が選べたり。

 

大きなワイン樽から直接ついでくれます。

unadjustednonraw_thumb_12ba6

 

量も自由に選べます。グラスに1杯(100ml)、ペットボトル1リットル、2リットル、みたいな感じで買えます。

unadjustednonraw_thumb_12bab

「ブダペストのレストランから仕入れに来たんだ」といって、車に100リットルくらいのワインを積んでいるおじさんなんかも見かけました。

 

私たちはいつも、空きペットボトルを持っていって、500mlとか1リットルのワインを2種類くらい買って帰っていました。ペットボトルで買う場合、買う前に試飲もさせてくれます。
unadjustednonraw_thumb_128c1
大抵、辛口の赤と白を一種類ずつ。お店によっても結構味が違います。フレッシュワインなので、たまに微発泡のものもあったり!だいすき!

料金は、1リットル500〜700フォリントくらい。(約200円〜300円)

温泉プールに浸かる。

エゲル近郊には、いくつかの温泉施設があります。その中でも、一番大きくて、街の中心に近い施設「Eger Termal」にいってみました。

unadjustednonraw_thumb_128e9

 

こちらが料金表。家族割なんかもあります。大人1人1,900フォリント。約700円。

unadjustednonraw_thumb_128df

温度30度くらいの大きな温泉プールが3つくらい。温度35~40度くらいのところが2つくらい。水泳用プール(多分50m)、子供用プール、室内温泉プール。

 

芝生にタオルを敷いて出たり入ったり。売店でご飯を買ったり、お弁当を食べてたり、ビールを飲んでたり。みんな丸一日をここで過ごしているような感じでした。私たちも3時間くらい、出たり入ったりしながら久々の温泉を楽しみました。

 

公式ホームページはこちら

 

その他のエゲルの楽しみ方。

市場が大きい!

unadjustednonraw_thumb_128b8

街の中心地、Dubo Squear で水曜日と土曜日の午前中大きな市場が開かれています。私たちが滞在した6月後半は山積みのさくらんぼが売られていました。

 

街のメインストリート

unadjustednonraw_thumb_12bb0

温泉保養地として、エゲルはハンガリーの中でも大きな観光地です。こじんまりしたメインストリートですが、週末は結構賑わっていました。(観光地価格だったので私たちはどのレストランにも入ってないですw)

 

EURO2016観戦!

unadjustednonraw_thumb_128c8

ハンガリーのユーロ出場は、1972年西ドイツ大会(その時ハンガリーはベスト4)以来、44年ぶり。ユーロ観戦も賑わっていました。

レストランや、スポーツバーで見るのもいいですが、広場(屋外)の特設ヴィジョンが一番盛り上がってました。この広場に生ビールなどを売る屋台も出ていて500mlで一杯450フォリント(当時約170円)、すぐ近くのスーパーまで200フォリント前後で売られている缶ビールを買いに行っている人もいました。

 

夫:wikipediaなどで調べた内容によると、ハンガリーはかつてヨーロッパの強豪国のうちの一つであったそうで、特に1950年代前半に打ち立てた国際試合連勝記録33試合(”無敗”ではなく”連勝”である!)は未だに破られていないそうです。その頃、ハンガリー代表・通称『マジック・マジャール(Magyar = ハンガリー人)』には、FIFA年間最優秀ゴールに与えられる「プスカシュ賞」で有名なフェレンツ・プスカシュなどが在籍していましたが、1956年のハンガリー動乱により国内リーグは中止され、たまたまスペイン遠征中だったプスカシュらハンガリーの主力選手は帰国せずそのままスペインなど西側の国へ亡命してしまい(ソ連が何かやらかしてきそうで帰国したくなかったらしい)、強豪『マジック・マジャール』は崩壊してしまったそうな。。。

 

この日は44年(11大会)ぶりにユーロ予選突破を決めたハンガリー・ポルトガル戦(結果は3対3の引き分け)。言うまでもなく、その試合を観戦するマジャールたちの応援は激アツ!ユーロ2016で日本でも有名になったトレパン姿のハンガリー代表GK・キラーイ選手は地元でも大人気でした。

 

https://www.youtube.com/watch?v=XjGgwivFgg8

 

エゲル城からの街並み

unadjustednonraw_thumb_1290c

少し高台になっているところにエゲル城があります。通常有料ですが、滞在中の週末、たまたまエゲル場内でお祭りがあり、無料で入れたので、はいってみました。

 

お祭りでは、地元のバンドによるライブも行われていました。

unadjustednonraw_thumb_12904

規模は小さいですが、地元密着な雰囲気のお祭りで、ほのぼのした気持ちになりました。

 

おまけ。日陰で休憩するおじちゃんとおばちゃん。なんだか可愛らしい。

unadjustednonraw_thumb_12b8e

 

滞在していたアパートメント。

キッチンと寝室の他に、ダイニングルームもついた、二人暮らしでは使いきれない大きなアパートメントでした。Airbnbで、1泊3,200円くらい。

unadjustednonraw_thumb_128b1 unadjustednonraw_thumb_128b5

 

私たちが滞在した、2016年の6月後半、毎日ものすごく暑かったのですが、あんなに贅沢にワインを飲みまくれたのは楽しい思い出です。ワインが好きな方だったら、数日滞在すると面白いんじゃないかな。

 

この記事が気に入ったら
いいね!