ケツァルテナンゴから2つの温泉へ。あとスニル村の市場とサンシモン信仰。

April 05, 2015

 

火山活動が活発なグアテマラは温泉大国、ケツァルテナンゴ(シェラ)の周辺にもいくつかの温泉があります。私たちも、温泉街という意味のスペイン語である「ロス・バニョス」と、スニル村の先にある「フエンテス・ヘオロヒナス」の2ヶ所の温泉に行きました。久しぶりの湯船、めちゃめちゃ気持ちよかった!

 

スニル村では、温泉の帰り道に、スニルの市場と、グアテマラ土着の宗教「サンシモン信仰」のサン・シモン様ものぞいてきました。

 

アロモンガの先にある、温泉街「ロス・バーニョス」

ケツァルテナンゴの4kmくらい郊外にあるアルモロンガという村の、ちょっと先には、地元の人たちが、ロス・バーニョスと呼ぶ温泉街があるので、行ってみました。

 

行きは、お散歩がてら歩いて。

歩道があるわけでもない、車通りの多い道なので、歩いて行くのはあんまりお勧めできないけれど、1時間弱歩くとアルモロンガに到着します。

 

到着したロス・バーニョスには30軒近い数の温泉の建物が、道路の両脇に並んでいました。値段も施設の様子もまちまちで、この日はセマナサンタの金曜日の翌日の、国民的祝日だったせいかどこも大勢のグアテマラの人たちで溢れていました。今日の受付は終了したよ、とか待ち時間2時間だよ、と言われ、最終的に入ることにしたのは、ロス・バーニョスの中でもかなりスニル村よりの施設。

料金は一部屋1時間15ケツァール(230円)でした。料金は何人で入っても同じで、5人家族、時には8人なんて大所帯で一つの部屋に入って行きます。

 

私たちも待つこと1時間、やっと順番が回ってきました。

施設は新しくはないけど、前の人が出た後に掃除も入ってくれるし、自分たちで掃除ができるようにブラシなんかも置いてあります。

 

この湯船に栓をして、温泉とお水を合わせて適度な温度の湯船を作ります。

温泉のお湯を汲んで、脇で頭や身体を洗ったけれど、借りた桶はなぜか、穴だらけなので慌てちゃいます。久しぶりに湯船に疲れてスッキリ。

 

外に出るとすっかり暗くなってしまったっていたので、帰りは地元の人たちと一緒にトラックの荷台に乗ってケツァルテナンゴ帰りました。バス(トラック)料金は、一人6ケツァール(90円)。

 

山の上の温泉、フエンテス・ヘオロヒナス。

2日後は、スニル村の先にある、「フエンテス・ヘオロヒナス(Fuentes Georginas)」に行ってみることにしました。

 

スニル村へはケツァルテナンゴから、チキンバスで向かいます。料金は片道一人5ケツァール(80円)。

スニル村の手前の川の対岸で、チキンバスを降り、歩いて町の中心地に向かいます。写真左の教会付近からフエンテス・ヘオロヒナス行きのピックアップバス(トラック)が出ています。

トラックは片道一人20ケツァール(320円)とちょっと割高。

大きめの道路を横切り、山方面へ登って行きます。

 

午前9:00オープンとほぼ同時に到着したので、一番乗り!

いくつかの湯船に分かれていますが、一番上に位置している湯船が一番温度が高くて日本人向きだったのでそこにばかり浸かっていました。

山間にあり、周りが森林で囲まれていて雰囲気もいいし、トイレや脱衣所も清潔でした。

 

水深は1m以上あり、湯船というよりはプールだけれど肌寒い午前中でもしっかり温まるくらいの温度があり、快適です。男女混浴なので、もちろん水着着用。Tシャツと短パンのような感じで、洋服を着て入っている人もいました。

 

料金は大人一人50ケツァール(800円)。

 

公式ページはこちらです。

http://www.fuentesgeorginas.com/

 

最初はガラガラだったけれど、ツアーなんかもあるようで11:00くらいには結構な人になってしまったので、帰ることに。

 

スニル村までは片道8km、ピックアップバスの値段も高めだったし、下り坂なので帰りは歩きで帰ります。

 

カラフルに畑が広がりのどかないい景色。

 

標高が2,500mくらいある場所だから、日陰は涼しくて歩きやすい。

 

毛並みのいい馬、こんなところで飼われていたら幸せそう。

 

約2時間ののんびりとした散歩で、スニル村まで戻ってきました。

 

スニルの市場と、サンシモン信仰。

スニル村の市場はケツァルテナンゴに比べて小さいけれど、多くの人が民族衣装を着ているので、とてもカラフルに見えます。規模は大きくないものの、一通りのものが揃いそう。

 市場では、お昼ご飯に野菜のたくさん入ったスープを食べました。

 

この辺の女性の民族衣装は、刺繍がとても細かくて綺麗。制服で学校に通っている子もいますが、民族衣装を着ている子もいます。

ただのツーリストとしては、やはり民族衣装を着続けて欲しいな、と思っちゃう。

 

その後は、キリスト教と、昔から伝わる土着のマヤ信仰がミックスしたグアテマラの宗教であるらしい、サンシモン信仰のサンシモン様に会いに行ってみました。

 

お酒とタバコが好きな神様らしく、お供え物は、神様という存在からは程遠そうなタバコ。

私たちが行った時は、信者さんたちの姿は特になくって、お金を徴収する係りのおばちゃんと、眠たそうなおじちゃんしかいませんでした。

 

よくはわからないけれど、チラ見させてもらえて興味深かったです。

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