サンクトペテルブルク9日間滞在記〜おすすめの観光ポイントと借りていたアパートメント
モスクワのつぎの目的地は、サンクトペテルブルク(St.Petersburg)。サンクトペテルブルクには5月7日〜15日の9日間滞在しました。
マリインスキー劇場に念願のバレエを観に行ったり、超有名なエルミタージュ美術館に行ったり、あとは散歩したり、ジョギングしたり、、毎日暑いくらいの晴天の中、アパートメントで仕事をし、朝や夕方にこの美しい街をぐるぐると散歩するのはとても気持ちのいい日々でした。見どころもとても多いし、爽やかな公園もたくさんあるし、観光客は多いけれど郊外であれば家賃も安いしすごく居心地良かったなあ。
そんな歴史ある美しい街サンクトペテルブルクでのおすすめ観光を勝手にランキングしてみましたー!
1位 マリインスキー劇場でバレエ鑑賞「Four Seasons」
マリインスキー劇場はモスクワのボリショイ劇場と並ぶくらいに由緒ある劇場で、バレエの名作「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」はマリインスキー劇場で初演されたんだって。
私たちが滞在した期間では「眠れる森の美女」と「Four Seasons」の二つの演目が公演されていて、眠れる森の美女は1番安い席でも5000ルーブル(9,000円)したので、1000ルーブル(1,800円)で観れる後者の演目を見てきました。
劇場に足を踏み入れた途端のこのエレガントさ。
昼間の公演だし、由緒ある演目ではないけれどみんなある程度綺麗な格好で来ていました。
そしてバーカウンターのある軽食スペースでは、シャンパンやマカロン、オープンサンドが並んでいます(有料)。モスクワのサーカスの公演前とはかなり雰囲気が違う。
1番安い席なので、もちろん1番後ろの席でしたが、表情までは見えないけれどなんとか顔の作りはわかる、くらい。
チケット代が高い演目だと、もちろんキャスティングも衣装も豪華みたいだけど、基本的にバレリーナは劇場に所属するらしく、有名劇場であればそれなりのダンサーを見ることができるらしい。
Four Seasons は衣装も簡素だったし、四季の移り変わりと喜怒哀楽を表現しただけというストーリー性もほとんどない演目で、バックミュージックも楽団ではなく録音のものだったけれど、ちゃんとしたバレエを見るのは初めてだったのですっごく良かったです。
同じ人間とは思えない長い手足を持つ細長い人が、人とは思えない動きをすることに感動。音も立てずにとても高く飛ぶし、なんの抵抗も感じさせずに足を180度上げてみせるし、とても美しい鳥のダンスを見ているみたいでした。
あんな動きができるなんて全身筋肉なんだろうけれど、全然ムキムキ感はなくって華奢で可憐なバレリーナ達、特にプリマ・バレリーナの動きが凄すぎて一瞬も目を離せませんでした。
「次は絶対におなじ劇場で白鳥の湖を見たい!!!一万円くらいしそうだけど!」と超節約家の私が思うほど感動したので、サンクトペテルブルクを訪れる際には、ぜひマリインスキー劇場でのバレエ公演スケジュールをチェックしてみてください。
マリインスキー劇場の公式ホームページはこちら(英語)
チケットの購入もホームページから可能です。
2位 エルミタージュ美術館の新館
エルミタージュ美術館は、地球の歩き方〜ロシア版〜の説明の冒頭で「ロシアに興味のない人でも、ここだけは誰もが行ってみたいと言う。」と書かれている美術館です、ロシア版なのにちょっとロシアに失礼な感じ。笑
一般的にルーヴル美術館、エルミタージュ美術館、プラド美術館が世界三大美術館とされているし、収蔵美術品の数は300万点で展示室を全部歩くと全長20kmもあるらしい。
サンクトペテルブルク随一の宮殿としても超有名なエルミタージュ美術館の本館、は訪れずに私たちは新館のみ行ってきました。
なぜってツアーにも必ず組み込まれている本館は外にも行列が伸びていたし、両方行った友達は新館の方が面白かったと言っていたし、本館のチケットは700ルーブルで、新館は300ルーブル(500円)だったし。笑
結果、新館だけでも4時間くらいかかるというてんこ盛りの内容でぐったりしてしまったので、わたしたちは新館だけにしておいて良かったです。
セザンヌやモネ、ゴーギャン、ピカソ、ルノワールやゴッホなんかのオールスター勢揃いで、なかでもマティスやピカソの作品が多いです。
本館だけの見学の人も多いのかあまり混んでいないし、とても近くから見ることができるし、散歩ついでに500円程度でこんなに有名な絵画が見れるなんて、なんて贅沢な、、!
新館には19世紀〜20世紀の近代美術しかないので、もっと古い作品や豪華な宮殿を見学したい人はもちろん本館に行ったほうがいいけれど、新館だけでも充分に見応えがありましたよー。
あと、毎月第1木曜日は無料みたいです。
3位 郊外にある遊園地
日本にいても海外にいても毎日のジョギングが私たちの日課なので、海外旅行中は、ジョギング前にGoogle Map を眺めて公園や行きたいスポットを探しそれを考慮してジョギングルートを考えます。
この日は郊外にある遊園地マークを目的地に決めてジョギングを開始。
わざわざサンクトペテルブルクに観光に行って、郊外にある遊園地まで行かなくってもいいと思うけれど、私たち的にはここの遊園地内を散歩したのはすごく面白かったです。何も乗り物には乗ってないけれど。
メリーゴランドもなんだかロシアっぽい。
ロケット型のコースターはロケット自体も上下ぐるんぐるん回りながら、円を描くように周回するので結構怖そう。
これはフリーバンジー的な名前のもので、二人分の座席がゴムのように伸縮するワイヤーにつながっていて、数百メートルまで打ち上げられて、しばらくのあいだ地面と最高地点をビヨンビヨン行き来するんだけど、見ててもすごく面白かったです。
重力で座席は回転するし、体を支えているものが少ないのでめちゃめちゃ怖そう。日本では何年も遊園地に行っていないけれど、日本にもあるのかな。
ひっそりと木々のあいだに置かれているものも、なんだか変わっていてちょっと怖目で面白い。
公式ホームページはこちら→https://www.divo-ostrov.ru/
場所はここです。
入場するだけなら無料です。確かじゃないけれど、乗り物は1回券が100ルーブル(180円)〜400ルーブル(700円)くらいで、乗り放題券が1300ルーブル(2,100円)くらいだったと思います。
子供用の小さな遊園地も併設されていて、4・5歳くらいの子は高さ30m程のゆっくり動くフリーフォールでキャーキャー悲鳴をあげていてとても可愛かったです。小さな子供連れの家族旅行の方なんかは行ったら面白いんじゃないかな。
4位 ジョギングや散歩で街歩き
サンクトペテルブルクはジョギングや散歩で街歩きをしているだけでも、もちろん楽しいです。
「うさぎ島」と呼ばれる元要塞で現在は戦争博物館のある小島の川辺では地元の人が大勢日光浴をしていたり、(うさぎ島自体は無料で、博物館に入るのは有料)
うさぎ島の向かいでは、数多くの戦車が公開されていたり(無料)、
マリインスキー劇場の近くには立派なロシア正教会がひっそりと佇んでいたり、
噴水が並ぶすてきな公園があったり、
植物園では、美女がウェディングフォトを撮っていたり。
変なものも多い。
サンクトペテルブルク、見どころも多いし、見どころは3キロ平方メートルくらいとそんなに広くないエリアに点在しているのでお散歩がとても楽しい街でした。
次点 モスクワ〜サンクトペテルブルク間の夜行列車
1週間と短い期間で旅行に来ていた友達も巻き込んで、モスクワ〜サンクトペテルブルク間の移動は夜行列車で移動したんだけど、これもまた楽しかった思い出です。
予約はオンラインでしました。一人約2000ルーブル(3,600円)。
二人っきりでは年に数回夜行列車を使うけれど、友達と一緒なのは今回が初めてで、何がいいって四人で一つのコンパートメントなところ。
四人だとちょうど貸し切ることができるのでなんか遠足みたいでワクワクしました。
席に落ち着いたら、静かにワインで乾杯。笑
朝は駅員さんから買える紅茶。バスや飛行機に比べて、夜行列車の旅感は半端ないです。
夜行列車のチケット購入は、検索するといろんな代理店サイトがあるけれど、公式ページからの購入が1番安いです。
https://pass.rzd.ru/main-pass/public/en
暮らしていたのはこんなところ
2015年の旅から airbnb を愛用していて、泊まった部屋は60軒以上になります、そしてサンクトペテルブルクでももちろん。
ひとつひとつの部屋は小さいけれど、キッチン、寝室、仕事部屋と3部屋のほかにトイレとバスルームがあって、airbnbの手数料こみで一泊2,400円。
洗濯機もあって、小さなベランダでは洗濯物ががんがん乾くし、滞在中に戦勝記念日が重なって、その日の夜はベランダから花火が見えたりもしました。
専用キッチンは自炊もしやすいし、もうバックパッカー宿には泊まれる気がしないな。笑
(グラスが二つ乗っているお鍋ではお米を炊いてます。)
ひとり旅や、移動型の人や、予定をたてない旅が好きな人には向かないけれど、私たちのような旅スタイルだと、旅先で短期で借りれる貸切アパートメントって本当に最適。
19歳でバックパッカー旅を始めて17年経つけど、今は旅がしやすい時代になったなー。
仕事部屋から見える夕日。
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