モロッコ・タンジェ新港でフェリー欠航、出航を待った時間なんと2日半!

June 21, 20171,251 View

 

2017年4月20日13:00にモロッコ・タンジェ新港(MED)を出航し、15:00にスペイン・アルヘシラス到着というスケジュールのフェリーのチケットを購入し、当日は余裕を持って、10:00にタンジェ新港に到着。でも、実際に出航したのは4月22日の夜19:00でした。待った時間なんと57時間!

 

何があったのか、そしてどうやって過ごしていたのか?っていうか待ち続ける必要あったw?

 

実際こんな感じでした。

タンジェ旧港は欠航があるけれど、新港は欠航にならない、と思い込んでいる方お気をつけください。

 

フェリーチケットの購入と、タンジェ新港に行くまで。

モロッコから、ジブラルタル海峡を渡り、スペインに行くには二つのフェリールートがあります。

 

① モロッコのタンジェ旧港から、スペインのタリファに行くルート。

② モロッコのタンジェ新港(MED)から、スペインのアルヘシラスにいくルート。

 

フェリー比較サイト「 Direct Ferries」 でフェリーチケットを検索、購入しましたが、①は片道で5,000円以上する上に便数も少ないです。

②の新港からアルヘシラスにいくほうが料金も安いし、運行会社・便数も多くて便利なのでそちらを選ぶ人がほとんどかな、私たちももちろんこっちにしました。

 

 

私たちは一番値段の安かったフェリー会社で購入し、片道で1人2,000円くらいでした。

 

ただこちらのルートを選んだ場合に面倒なのが、タンジェ新港(MED)へ行くこと。旧港は旧市街のそばにありアクセスしやすいのですが、新港はタンジェの町から45kmも離れています。

 

タンジェ新港まで、タクシーや電車で行く方法もあるみたいだけど、私たちはは公共バスで行きました。

 

公共バスは、タンジェ駅(Gare ONCF Tanger Ville)の前から出ている『I-3』という路線バスです。

 

タンジェ駅はここ。

 

ネットで調べると、バスは30〜1時間に1本程度しかないようなことが書かれていたので、どれくらい待たされるか分からないし旧市街からタンジェ駅まではタクシーで移動しました。タクシー料金は20ディルハム(約230円)。

 

もっとわかりにくいバス停なのかと思ったけれど、看板も出ていてわかりやすかったし、20分程度の待ち時間で無事にバスに乗ることができました。荷物があるからって普通の人よりも少し多めに取られた感じだったバス料金は、一人10ディルハム(約120円)。

 

そして時間通りタンジェ新港に到着、でも予定通りだったのはここまでです。

 

タンジェ新港で過ごした57時間。

朝から風が強いなというのには気がついていました。

でもなぜか、フェリーが欠航になる可能性については考えてもみなかった私たちは、港についてすぐ目に入った電光掲示板を見てびっくり、どうやらこの日はまだ朝から一便も出ていないみたい。

 

私たちの予約している便は、到着した11:00の時点ではまだ保留でしたが、その1時間後、欠航になることが決まりました。

 

これは夕方に撮った写真ですが、今まで保留中だった便を含め、この日一日全ての便が「欠航(ANNULE)」と決定した瞬間。絶望w

 

運行会社の受付が開くのを待ち、状況を聞きに行ってみると、「波が高すぎて出航することができない。いつ出航になるかも分からない。天気予報を見る限り、しあさってには出航できると思う。」とのこと。なんてのんびりとした、、!

 

でも心配していた、フェリーのチケット自体はオープンチケットらしく、1年以内であればいつでも有効とのこと。

 

この日のうちに出発できないと分かり、今までは隙間風がひどく、とても寒いベンチで待っていた私たちは、自前のテントを張ることにしました。

これが今回の旅行で初めてテントが役に立った瞬間です。笑。

重いのに持ち歩いていた甲斐がありました。

 

警備の人に注意されるかなと、様子を見ながら張っていたのですが「ナイス!」と褒められてしまいました(照)。

 

電源とWifiはあるし、テントを張ってプライベート空間を作ってしまえば意外と快適。でもご飯を食べることができる場所は、港の外に小さな売店が一つと、港内にたった一ヶ所のカフェがあるのみで、最寄りのレストランは10km離れています。

 

この日のランチは、売店でツナの缶詰を入れてもらった丸パン10ディラハム(115円)、夜はカフェのチキンサンド3.5€を2つ。侘しいです、、

 

昼間は出航を待つ人でごった返していたカフェも、

 

全便欠航が決まると徐々に人が減り、港で夜を明かすことにしたのはモロッコの人達数十人と私たちだけ。

 

普通に考えて、タンジェの町に帰るよね。

でも港に出てくる手間や、余計にかかるお金や、何より翌朝には出航できるかもしれない、という期待で私たちは港で出航を待つことを選びました。

この日から Airbnb でスペイン・マラガの部屋を予約しているし、ホストに連絡はしたけれど、宿泊できなかった分の部屋代が返してもらえない可能性が高い。その上すでに気持ちは、「スペインのバルでタパスと冷たい生ビール」なので、1時間でも早くスペインに戻りたいのです。

 

そんな期待とは裏腹に、翌朝、無情にも引き続き次々と発表される欠航便。

 

前日は、中国人のツアー客も合わせて数百人でフェリーの出航を待っていたけれど、この日は朝から「今日も一日出航しなさそう」な雰囲気が漂い、わざわざ港にくる人も少なく、待ち人数は百人程度で心細かった、、

 

外は雨は降ったり止んだりで青空が見える瞬間も。でも風は相変わらず強い。

 

この日は昼には全ての便の欠航が決まり、タンジェの町に戻るかどうかで少し喧嘩になりました。

 

だって朝ごはんは冷たいクレープ(バター付き)、2ユーロ。

 

戻ってシャワーを浴びて美味しいものが食べたい私と、タンジェに戻っても仕事するだけで楽しめないし出航まで港で待ち続けたい夫。

 

欲望を刺激する邪魔なものがないから、仕事はなにやら捗っている様子。

 

 

少し話し合った末、夫の言い分に納得したので「出航まで港に連泊し続ける」という事実を受け入れ、「カフェでの温かい食べ物にはお金に糸目をつけない」と決めました。

 

久しぶりの温かい食べ物、チキンとポテトのタジン、8ユーロ。でも一人前しか頼めていない。

 

ご飯以外の時間は、夫は仕事、私もネット上での雑用や調べごとをし、港から一歩も外に出ることなく2日目終了。インターネットと電源と、寝床とご飯があれば、どこででもなんとかなるな、楽しくはないけれど。

 

翌朝お昼までは、相変わらず欠航が続き、でも前日よりかは待っている人も多くて港内はざわざわした雰囲気。初日に言葉を交わした顔見知りも戻ってきていて、同じように出航を待っていて、期待が高まります。

 

そして、14:00、電光掲示板に初めての「搭乗手続き開始」のお知らせ・・!

 

出航を決めたフェリー会社には、あっという間にチケット購入のための長蛇の列が。私たちも持っているフェリーのチケットを払い戻し、なるべく早い出航のフェリー会社のチケットを手に入れようかとも思ったけれど、こんなに混雑していてスムーズにことが運ぶわけがないと判断し、ただただ、購入済みのフェリー会社が出航するのを待ちました。

 

そして日も落ちかけた19:00、57時間滞在した港をあとに、ついに出航です。

 

高波で信じられないくらいに揺れたけれど、1時間半であっさりスペインに到着。ここに到着できるまで長かった〜、、

 

アルヘシラスは港の側はモロッコにそっくりで、ここはどこ?バルは?と思ったけれど、町の中心部に行くとスペインらしく、数軒のオープンしているバルに人だかりがありました。

 

よかった、やっぱり戻ってこれたんだ。

 

お疲れ!!!

 

Airbnb、宿泊できなかった分の返金は?

アルヘシラス到着が夜22:00と移動するのが難しい時間になってしまったので、この日はアルヘシラスで宿を取ることになり、結果Airbnbで予約していた合計3泊分が無駄になってしまいました。合計金額はだいたい9,000円くらい。

 

Airbnbには、「酌量すべき事情ポリシー」というものがあって、親近者の危篤や、本人の重症、自然災害なんかがこれにあたります。

 

なので、ホストの方に連絡するのと並行し、Airbnbにも直接メールを送っていました。

 

ホスト側には、宿泊当日なのでキャンセルはできないため、スケジュールの変更リクエストを送ったけれど、メッセージのやり取りはスムーズなものの、受付方法がわからないのか変更リクエストは最後まで受け付けてもらえず。

Airbnb側では、今回の自体は「酌量すべき事情」には該当しないということ。

 

でも、Airbnbスタッフとのやり取りを数日に渡り繰り返すこと数回、最後はスペインの現地スタッフとのやり取り(英語)になったけれど、ホストの方が半額、Airbnbが半額負担してくれる形で全額返金してもらえました。

ご迷惑をかけて申し訳なかったですが、助かりました!

 

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