メキシコ・メリダのカーニバルと、トロッコに乗って行くクサマのセノーテ。

February 16, 20153,283 View

unadjustednonraw_thumb_187d

 

ユカタン州の州都・メリダは、マヤ遺跡観光の拠点にもなっている、コロニアル様式の大きな街です。

カーニバルに行ったり、マイナーなセノーテに行ったり、ユカタン料理を食べながら一週間メリダに滞在してみました。

 

カンクンからADOというバス会社で移動しました。料金は1人364ペソ(約2,800円)、5時間ほどの道のり。バスチケットは、カンクンのバスターミナルで購入しました。

メリダのカーニバル。

カーニバルといえば、ブラジルのリオが有名ですが、同時期、中南米ではいろんなところでカーニバルが開かれます。ユカタン半島の中ではメリダが盛り上がるというのを聞いたので、見に行ってきました。

カーニバルは1週間くらいの期間行われ、メリダでは街中ではなく、ちょっと離れた場所に特設会場が設けられていました。

 

まずは特設会場までバスで向かいます。バスの装飾w

unadjustednonraw_thumb_1ac5 unadjustednonraw_thumb_1ad5

 

会場内では、ライブが行われていたり、子供用の遊園地があったり、のど自慢が行われていたり。ビール屋が軒を連ね、屋台もたくさん出ています。週末は特にみんなテンションが高い。

unadjustednonraw_thumb_1cc5unadjustednonraw_thumb_1b05

 

肝心のパレードは時間が決まっています。お菓子やジュースのメーカー会社の車が通ると、サンプルをばらまくのでその時が地元の人も大盛り上がり。観客が参加できるタイプのパレードではないですが、地元の方はグループを作りパレードに参加して楽しそうでした。

unadjustednonraw_thumb_1b3b unadjustednonraw_thumb_1b95

クサマのセノーテ。

セノーテとは、ユカタン半島のみにある「泉」をさします。石灰岩の地域で、陥没してしまった穴に地下水がたまったものをセノーテと呼び、推定7,000個もの数のセノーテが、このユカタンにあります。特にユカタン半島北部は川も湖もないので、このセノーテが貴重な水源だったようです。

 

メリダ近郊の村「クサマ」にも複数のセノーテがあり、そこへ「馬が引いてくれるトロッコに乗って行く」というアドベンチャーがあるようなので行ってみました。

 

前日のうちに、メリダの町にあるインフォメーションでクサマ村行きのバスを確認し、翌朝9:00のバスでクサマへ。クサマまでのバス代は48ペソ(約350円)。

unadjustednonraw_thumb_1c77

クサマ村には、バイクタクシーがたくさん待機しているので、トロッコのスタート地点「チュンカナン村」まで連れて行ってもらいます。バイクタクシーの運転手とは、トロッコスタート地点で待ち合わせをし、往復90ペソでした。

 

トロッコで連れて行ってもらう、セノーテツアーは、2人で300ペソ(約2,400円)。もっと奥地まで時間をかけて行くものなど、数パターンあったようですが、一番一般的なのは3個のセノーテを2時間程度で回るもの。

unadjustednonraw_thumb_1c05

 

馬に引いてもらうこと20分程度で1個目のセノーテに到着しました。

狭い穴を、15mくらいはしごで降りて行きます。

unadjustednonraw_thumb_1c17 unadjustednonraw_thumb_1c1b

 

unadjustednonraw_thumb_1c1funadjustednonraw_thumb_1c23

水が溜まっているところを泳げる面積自体は、狭いけれど、水深はかなりあります。鍾乳洞のような感じで、日の光が少しだけ差し込み、神秘的でした。マヤの文化では、セノーテは供物を捧げるとしての機能もあったようなので、薄暗いセノーテは少しだけ背筋がゾワッとします。笑

 

森の中をトロッコで10分ほど進み、2個目のセノーテへ。

unadjustednonraw_thumb_1c3f

 

ここは、いまいちだった綺麗ではなかったので、上から眺めて終了です。ドヤ顔だったドライバーさんもここでは背中が物悲しい。

unadjustednonraw_thumb_1c3b unadjustednonraw_thumb_18dd

 

3個目に行ったセノーテが一番大きく、泳ぐことができましたです。ツアーの方も来ていて、幾分メジャーな様子。深さがあるから、飛び込んだりもできます。

unadjustednonraw_thumb_1c5f unadjustednonraw_thumb_1c67

 

有名な、グランセノーテなんかに比べて、小さいし透明度も低いですが、これはこれでローカルな感じですごく面白かったです。馬に引いてもらって森の中を進むトロッコも、なんだかディズニーランドみたいで楽しいし。わざわざクサマセノーテのためにメリダに行く必要はないけど、メリダに行って時間があったら、ぜひ遊びに行ってみてください。

 

ユカタン料理。 

タコスの黒いソースは豆のペーストらしい。右の写真は牛のハチノスの煮込み。スペイン料理のトリッパみたな。パクチーが入っているのが美味しい。

unadjustednonraw_thumb_1871 unadjustednonraw_thumb_1875

 

ユカタン名物、「コチニータ・ピビル」。コチニータは豚肉、ピビルは先住民族の言葉で石のオーブンのこと。葉っぱは、メスカル(テキーラ)の原料にもなる、リュウゼツランの葉っぱ。

unadjustednonraw_thumb_1ce1

「ポジョ・ピビル」という鶏肉バージョンもあります。

 

でも一番美味しかったのは屋台で買った、パンに豚肉を挟んだ、トルタスとよばれるこれ。 28ペソ(約220円)。半分に切ってもらってこのボリューム。

unadjustednonraw_thumb_2317

とにかく、中のお肉が絶品。美味しい屋台は行列ができてるからすぐわかる。地元っぽい人の、お祭りとかではなく街中の屋台の行列は、並んだ方がいい。

 

安く大量に売ってるマンゴーはもちろんむちゃくちゃ美味しい。

unadjustednonraw_thumb_1c97 unadjustednonraw_thumb_1c99

メリダの人々と市場。

メキシコの他の地域と比べても、背が小さく丸い人たちが多いみたい。

性格もオアハカや、メキシコの北のほうに比べて、南国らしく適当でゆるい人たちが多い地域みたいです。

unadjustednonraw_thumb_1883

 

そしてメリダの市場は大きくて活気があり、とても楽しいです。

unadjustednonraw_thumb_1851unadjustednonraw_thumb_1863

食堂ブースにもたくさんの食堂が並んでいて、どんなものが食べられるのか見てから注文できるのでわかりやすい。

 

あとは、ユカタン半島はメキシコ内でも特に唐辛子の数が多く、辛い物好きだと思う。料理中なるべく触らない用にしないとあとで手や、触ってしまった部位が大変なことになる。

unadjustednonraw_thumb_185b

 

気候も常に温暖で、治安もいいメリダ。観光地というよりも地方都市な感じでローカルでよかったけれど、ちょっと人も多いし、車も多くて猥雑で疲れてしまったな。

次の目的地は、海辺に戻ってプラヤ・デル・カルメン!

この記事が気に入ったら
いいね!

SIMILAR POSTS