食の都・オアハカのご飯と、市場と、お酒と、ローカル酒場。

April 21, 20152,863 View

 

2015年4月中旬、オアハカ州の州都、オアハカに10日間滞在した時に、食べた物、お酒、市場、ローカル酒場のこと。

写真を見たらいろいろ思い出したけど、私はオアハカが大好きでした。メキシコに住むなら第一候補は、オアハカかもしれない。

 

オアハカでの外食。

オアハカはメキシコの中でも、食の都といわれているらしい。

特に有名なのはチーズと、チョコレート。

借りていたアパートメントが快適すぎて、あまり外食はしなかったんだけど、この2品はオアハカ独特で、とても美味しかったのでオアハカを旅する際には欠かせない料理だと思います。

 

Tlyudas(トライウダス)

大きなチャパティに、豆のペーストとキャベツの千切り、焼いた牛肉、オアハカチーズをのせて、BBQスタイルで焼いたもの。

この料理のメインは何と言っても、大量に入ったオアハカチーズ。溶けているので、すっごい伸びるし、だからと言ってとろとろなわけじゃなくて、弾力がすごい!

チーズの味自体はさっぱり系だから、濃ゆいチーズが好きな人には物足りないかもしれないけれど、このチーズの食感は、チーズという概念を覆されます。

 

モーレ・ネグロ

「モーレ」というのはメキシコで使うソース、またソースを使う料理の総称です。

ネグロは、スペイン語で黒の意味。ネグロ以外にも、赤や黄色、緑色なんかもあって材料により味も、見た目も全く違うものになるよう。その中でも、代表的な「モーレ・ネグロ」といえばオアハカ州産のものが最も一般的らしい。

 

原材料はトマト、玉ねぎ、にんにく、チリ、ピーナッツやレーズン、たくさんの種類のスパイス。

それらを火で炙ったり、ラードで炒めたり、ミキサーにかけたりして、最後にチョコレートと鳥の茹で汁を加えて、塩茹でした鶏肉と混ぜて完成するのが「モーレ・ネグロ」。
とても自分で作ってみようという気にはならないくらいの、たくさんの工程がある料理です。

 

見ただけでは何が使われているのか全く想像できない、なめらかで深い色をしたソース。食べても何が原料かわからない複雑な味だけど、統制がとれていて、見た目よりもずっと爽やかで、スパイスがきいていてとても美味しい。オアハカの人たちすごい。

旅がまだ続くので、私は買っていないけれど、モーレはペースト状のものが市場でいろいろ売っていました。

 

オアハカの市場と自炊。

オアハカの市場は、本当に大きい。

ユカタン半島のメリダや、グアテマラのケツァルテナンゴの市場も大きくて興奮したけれど、オアハカの市場は敷地も大きいし、売っているものの量がすごい。

 

野菜や、果物は小山くらいの量に山積みで、こんな感じの八百屋さんが何十軒も並んでいます。素人の私はどこで買っていいのか逆に混乱してしまうくらい。

写真右の、トマトや、ジャガイモ、ライムは2kgで15ペソ(120円)、奥に置いてある玉ねぎは3kgで10ペソ(80円)。写真左のマンゴーは25個で15ペソ(120円)。そんなにいらないんだけどな、、

 

大好きな香菜や、サラダ用の葉物もこの売られっぷり。

 

八百屋さん、肉屋さん、チーズ屋さんに比べるとずっと規模が小さいけれど、魚屋さんもありました。

 

これは自炊が楽しい。

 

エビや、蟹も買ってみました。エビは250gで300円、カニは1匹160円。

カニは安いな、と思ったらちょっと傷んでた、、内陸だもんね、仕方ない。

 

使いやすいキッチンだったので、夫の好物、カツカレーやハンバーグも。

 

オアハカで飲んでたお酒。

お店みたいに並んでいるけれど、これ、借りていたアパートの冷蔵庫で、全部自分たち用です。笑

(これだけあっても、2〜3日でなくなっちゃう。)

 

写真に写っている缶ビールは、どれもとてもスッキリした味です。1缶7〜8ペソ(60円)。

乾杯用のビールにはちょっとしっかりした味の瓶ビール「Bohemia」を、オアハカとメキシコシティではよく飲んでいました。1本15ペソ(120円)と他のビールの倍近するけど。

 

Bohemiaだけでも、確か4種類くらいあったと思うけど、私はこの青色のBohemiaが、メキシコで売られているビールの中では一番好きでした。

 

あとはテキーラ(レポサド)も。メキシコのライムと本当によくあう。

 

テキーラや、メスカルの話はこちらでも書いています。

アートな街、メキシコ・サンミゲルデアジェンデと、メスカルのこと。

 

ローカル酒場。

プラスチックの椅子とテーブル、コインを入れると音楽が流れるカラオケシステムのあるだけの、安いローカル酒場がオアハカには点在していました。

 

私たちは、こういう、ちょっと場末感のある飲み屋が大好き。

置いてあるビールは瓶ビールが4種類くらいだけで、1本12〜15ペソ(90円〜120円)。

マスターは、メモも取らずに誰がどれどけ飲んで、今いくらかを把握してくれているし、ビールはキンキンだし、地元の人は陽気で、どんどん絡んで来てくれます。

 

こういう飲み屋が一番肌に合うんだよなあ。笑

この後に行った、メキシコシティや、グアナファト州ではこういう飲み屋を見つけることができなかったのが残念。

 

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