【野外フェス】スロバキア開催『POHODA FESTIVAL 2018』を再訪してきたよ!

October 22, 20181,664 View

2018年7月5日〜8日にスロバキアのトレンチーン(Trencin)で開催された「ポホダフェスティバル2108(POHODA FESTIVAL 2018)」に二度目の参戦してきました。

2016年に始めて経験したヨーロッパの野外音楽フェス、POHODA FESTIVAL 2016 が最高すぎてあっという間に戻って来てしまいました。(2016年の話はこちら →【野外フェス】スロバキア開催『POHODA FESTIVAL 2016』 〜 会場の様子編

以前に比べて観客は増えて、ビールは値上がりして、少しだけビックフェスになっていたけれど、ゆるい空気感も快適な会場も、穏やかで大人なスロバキアのオーディエンスも相変わらずで、充実した楽しい3日間。やっぱり東ヨーロッパの野外フェスは最高だ!

フェス会場へ

今回会場のあるトレンチーンへはタトラ山脈の麓ストルバ(Strba)から電車で向かいました(片道2時間半、10.3€/人)。そしてフェス後はバスでチェコのブルーノ(Brno)へ抜けました(片道2時間半、10€/人)。

往路の電車のチケットは数日前に駅の窓口で指定席を購入し、復路のバスチケットは二週間くらい前にオンラインで購入、電車はとても混むので指定席の購入をするか、出来ればバス移動の方が楽です。

前回は往復とも電車移動したのですが、特に復路のポーランド行きの路線が激混みで大変だったので、今回は前もってバスチケットを探しておきました。

フェス会場はここです。

トレンチーンの電車駅に到着すると、二度目の余裕からまずは近くにあるレストランでご飯。

2016年もフェス後に来てお気に入りになったこのレストラン、今年はフェス前、フェス中、フェス後の3回もお世話になりました。美味しくて安いし、オープンテラスもあってのんびりするにも最適なのでPOHODA FESTIVALに来た際にはぜひお立ち寄りください。

wifiも繋げるし、コンセントの近いテーブルに座れれば充電も出来るし、トイレも綺麗なのでフェス中のオアシスですw

場所は電車駅の目の前のここ。(ちなみにバスターミナルは電車駅の目の前のスペースです。)

Cafe restaurant Rotunda

住所:Sadová, 911 01 Trenčín, スロバキア

営業時間:7:00〜22:00

公式ページ:http://www.restauracia-rotunda.sk/

ビールを飲んで一息ついたので、会場へ向かいます。

トレンチーンの電車駅から会場へは、フェス開催中オフィシャルバスが走っています(片道1.6€/人)。

テントをはる場所を決めて、テントを張った後は前回と同様に使わない荷物をバックパックにつめて荷物を預けます。

有人の荷物預かりスペースは無料で、番号札さえあればいつでも荷物受取が可能です。

会場内に貴重品用の小さな有料ロッカーもありますが、お財布や鍵が入る程度の小さいロッカーなので、私たちはノートパソコン等の貴重品もバックパックに入れて荷物預かりスペースに預けていました。自己判断になりますが常にスタッフが在中しているので安全だと思います。

会場が普段は空港として使用されている場所で真っ平ら、テントサイトももちろんフラットです。

テントサイトには仮設トイレしかありませんが、会場ゲートを越えたところに、水洗のトイレ、男女別のシャワーブース、飲料水を汲める水道などがあるので、会場付近にテントを張った方が何かと便利だと思うな。

あとテントサイトは瓶缶の持ち込みは禁止で、火気厳禁です。

フェス会場とアーティスト

POHODA FESTIVAL は大きなステージだけで6個くらい、全部のステージには行かなかったけれど小さなものまで合わせると19個ものステージがあったみたい。9時頃から何かしら始まり、夜は明け方までどこかで音がなっていて、一番賑わうの夕方から日付が変わるまで。

このフェスのすごくいいところはテントサイトから会場も各ステージのアクセスもとてもいいこと。

会場スペース自体広くなく平らなので、テントサイトを出て一番遠いステージまででも歩いて10分くらい、見たいアーティストが被っていても容易にステージのハシゴをすることが可能です。

初日(木曜日)

初日の木曜日の開演は夕方の17:00。

まずはボブ・マリーの息子の ZIGGY MARLEYと、スロバキアのバンドPolemicを観て。

からのメインステージでの木曜ヘッドライナー、The Cemical Brothers 。

さすがの大御所、いつ観てもカッコいい。フジロックや幕張メッセに比べてかなり近いところまでステージに寄れるし、踊れるくらいにはスペースがあります、何度も言っちゃうけど東欧のフェスサイコー。

初日からベストアクトが出ちゃったかもしれないです。

2日目(金曜日)

金曜日はSIMカードの購入と、壊れたカメラレンズをプラハのOLYMPUSに送るというフェス中にやりたくない所用で、いったんトレンチーンの街まで出て16:00頃、ジャムバンドMitch & Mitchからの参戦。

妙に夫が気に入っていたConfidence Man と、大好きノルウェーの歌姫Aurora。

RIDEを観てた頃雨に振られて、St.Vincent の途中で夫携帯紛失w(優しい方に拾われて無事戻ってきました)。

RIDEライブ会場脇の観覧車。

この日印象に残ったのはロシアのバンドPussy Riot。

反ロシア政権を全面に出し過激な発言と映像で、自国の大統領プーチンを批判。海外の音楽フェスティバルでこんなに激しい反政治的活動をするバンドを観たのが始めてだったので結構びっくりしました。

3日目(土曜日)

いったんスーパーマーケットで買い出しをして昼くらいから、エアロビで踊る人たちを観ながらダラダラと飲み始め。

フェス開催中、雨が降ったのは金曜の夜の一回だけであとは昼間は暑いくらいの晴天でした。

暑くて眩しいので、無料で配っていたサングラスゲット。

夕方からはLittle Dragon、La Femmeとメインステージで引き続き飲み続けて、この日一番楽しみにしていたレジェンド RODRIGUEZ(ロドリゲス)。

アメリカ・デトロイト出身のアーティスト、ロドリゲス(現在76歳)は1970年代に2枚のレコードアルバムを出しただけで、商業的なアーティスト活動は終わってしまったんだけど、その後南アフリカでカセットテープで広まった海賊版でアルバム「Cold Fact」が50万枚も売れて、その中でも「Sugar Man」は反アパルトヘイトを象徴する歌として熱狂的な支持を集めたんだって。

1990年代、南アフリカのファンがインターネットを使い、デトロイトで肉体労働をしながら家族を養っていたロドリゲスを探し出して、30年の時を経てようやくミュージシャンとして脚光を浴びた人なんです。

ドキュメンタリー映画「シュガーマン 奇跡に愛された男(Searching for Sugar Man)」を見て思い入れもあったので、当時とほとんど変わらない歌声や、謙虚な態度や、思いやりの溢れた佇まい、全てに痺れました。

知らなかったけどカッコよかったアルゼンチンバンドLa Fanfarria del Capitanと中国バンドRe-TROS、その後力強い女性ボーカリストバンドLP、一度は観てみたいとずっと思っていたGus Gus、と盛りだくさんに観て踊り、この日は終了。

日曜日はアーティスト出演がないので、土曜日もキャンプ泊したけれど実質はこれでおしまい。

本当にたくさんの素敵なアーティストを見ることができて大満足です。

ビールとご飯

POHODAと言えば2年前に500mlの生ビールが1.2€、クラフトビールでも2€で大感動したフェスで、友達に自慢する時にも会場の様子や良かったアーティストの話よりも先に、ビールの値段を告げていたんですが、大変残念なことにビールの値段は値上がりしてました。(その時のブログ →【野外フェス】スロバキア開催『POHODA FESTIVAL 2016』 〜 ごはん・ビール編

それでも、通常の生ビールが1.8€でクラフトビールが2.4€なので、まだまだ全然安いんですけどね。

ただね、フェスの来場者数はかなり増えたんだと思うな、ビール買うのにもタイミングによっては数十分の待ち時間。

あとたまたまかもしれないけれど、前回は美味しくて感動したPOHODAのフェス飯も今年はあまり美味しいものが食べられませんでした。残念。

これは完全にチョイスミスだった夜中のインドカレーコンボ7.6€。

2年前に焼きたてが美味しかったピザ屋とグリルチキンのお店の出店はなくなっていたし、行列のできていたハンバーガー屋さんは8€したのにとても普通のハンバーガーでした。

美味しいものに当たらなかったのはご飯運がなかったからだと思うけれど、前回5〜6€で食べれていたものが6〜7€くらいに値上がりしていた感じはします。

飲料水を運ぶトラック(飲料水は無料です)。

でも歩いて行けるところにスーパーマーケットもあるし、バスで駅前に出ればレストランもあるので全然大丈夫です。こういう選択肢が色々あるところもいいよね。

ビールバイク。

チャンスがあったら戻ってきたい大好きなフェス、またいつか!!

なんとこのフェス、キャンプ場代込み4日間のチケットが一人たったの99€です、東欧のフェス、サイコーーーーー!

公式ページはこちらです。2019年は7月11日〜13日みたいですね、行きたい。

https://www.pohodafestival.sk/en/

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