【グランドサークルレンタカー旅 2】グランドキャニオン・プラトーポイントへ。

May 29, 20153,013 View

 

アメリカ合衆国、ユタ州とアリゾナ州に位置するグランドサークルエリアを、17泊18日かけてレンタカー旅してきました。

 

私たちが訪れたのは、グランドキャニオン国立公園、アンテロープ、ホース・シューベント、ザ・ウェーブ、ザイオンキャニオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園、アーチーズ国立公園、キャニオンランズ国立公園、メサベルデ国立公園、モニュメントバレー。

 

3泊したグランドキャニオン国立公園での中日に、渓谷の下におりていくブライトエンジェルトレイルのプラトーポイントまでトレッキングをした時のこと。

ブライトエンジェルトレイル(Bright Angel Trail)とは。

グランドキャニオンは、サウスリムとノースリムと呼ばれるエリアがあり、南側からと、北側からキャニオン(渓谷)を見下ろすことが出来ます。そして大渓谷を大きく迂回しなければならないので、その二つは車では容易にアクセスすることができません。その迂回距離は320km。

 

そんな場所ですが、グランドキャニオンをコロラド川まで降っていき、またのぼり返すというルートで、サウスリムとノースリムを繋ぐ徒歩用のトレイルはあります。その総距離はおよそ40km。

 

渓谷内は気温が非常に高くなる上に乾燥しているので、熱中症にかかりやすくて危ないのでコロラド川まで日帰りで行くのは禁止されています。

 

谷底にある Fantom Ranch、Indian Garden での宿泊は人気が高く、予約を取るのがすごく難しいという話だったので、私たちは日帰りでいける最長コースのプラトー・ポイント(コロラド川の側まで行き、上から眺めるポイント)を往復することにしました。

 

プラトー・ポイント(Plateau Point)までの距離は片道10km、標高差は939mです。

 

渓谷の谷底に下りるトレイルの距離や、標高差はこちらが参考になります。

https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/trail-distances.htm

 

プラトー・ポイントまで。

早朝4:00に起き出し、朝食後、ブライトエンジェルトレイルヘッド(Bright Angel Trailhead)に向かいます。途中日の出を見たりして、ブライトエンジェルロッジの駐車場についたのは6:00am。ロッジで飲料水をくみ、トレイルヘッドに向かいます。

すでにぽつぽつとトレイルには歩く人の姿がありました。

 

ここがブライトエンジェルトレイルヘッド。

 

きれいに整備されたトレイルをぐんぐん標高を下げていきます。この時は太陽はまだ、渓谷の影に隠れているので、涼しくて歩きやすい。

 

あっという間に、さっきまでいたサウスリムがあんなに高いところに。下から見上げると断崖絶壁。

 

渓谷内に太陽が差してからは、急に気温が上がるので注意が必要です。

 

サボテンの花が可愛い。国立公園内のリスは人に慣れていて、近づいても全然逃げません。

 

トレイルヘッドから7km、2時間でインディアンガーデンに到着しました。ここには飲み水やトイレ、テントサイトがあります。

 

インディアンガーデンから、プラトーポイントまでは3km、標高差もここからはあまりないので1時間弱でつきます。途中には簡易の水汲み場がありました。(試していないので、飲めるかどうかは謎です。)

 

とうちゃーく。コロラド川だ!

 

写真で見ちゃうと壮大さが伝わらないけれど、ここの場所はグランドキャニオン内でピカイチに冒険感がありました。9:30と早い到着だったので、他のツーリストの姿はありません。ジュラ紀にまぎれこんでしまったみたい。

 

周りの景色を堪能しながら、不細工なサンドイッチを頬張ります。

 

同じ道を帰る。

30分くらいすると他のツーリストも到着し始めたので、帰路につくことにしました。

戻ってきたインディアンガーデンでは、ツアー用の乗馬の準備がされていました。馬でこのトレイルを進むのはロマンがあるけど、なんだか余計に疲れそうな、、

 

カラフルなトカゲや、イーグルも見かけたよ。

 

日が高くなってからの最後の急な登りが、暑くてきつかったな。

 

12:00、出発地点にもどってきました。合計6時間の日帰りトレック終了です。

 

公園内にある大きなGENERAL STOREで、アイスクリームとビール。楽しかった!

 

もっと暑い時間帯に全行程を歩くのは疲れそうなので、朝早くにスタートするか、午後から夕方にかけて歩くのがいいのかな、と思います。すごいハードなコースだと思っていたけど、トレイルも整備されているし人も多いから危険な感じは全然しないし、体力さえあれば問題なくいけると思います。真夏だとまた違ってくるだろうけど。

 

キャニオンを上から眺めている時は、テレビや、写真で見るのと変わらないなあとあまり感動できなかったんだけど、下ってみてはじめて渓谷内はこうなっていたんだなと現実感が湧きました。

 

グランドサークルレンタカー旅 3 に続くよ!

【グランドサークルレンタカー旅 3】ペイジとアンテロープとホースシューベント。

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