1週間滞在したプロヴディフのおすすめ食堂と暮らしの様子と、おまけの観光。

March 25, 2019

プロヴディフ(Plovdiv)は、首都ソフィアからバスで2時間の距離にあるブルガリア第2の都市。どこの国でも第2の都市ってなんか好きなんですが、ここもまた居心地が良くてお気に入りの街になりました。

でもブルガリアに限って言えば、首都であるソフィアも観光客も多くなくてのんびりしているので大好き!今現在で住みたい国ナンバーワンかもしれない。人も穏やかで、治安も良くて、ご飯もお酒も美味しくて、物価は安くて、お金がたくさんなくても真の豊かな人生というものが、ブルガリアの人たちの暮らしぶりから良く伝わってきます。そのうえ、近隣のヨーロッパ諸国にもアクセスしやすいし(笑)。

ちなみに私たちの10年前の“世界を旅し終えたら住みたい国ナンバーワン”はインド、5年前のナンバーワンはメキシコです。住みたいと思う国も徐々に変わるんだから、旅行はやっぱり続けるべきだなー。

2018年9月11日〜18日の一週間滞在したプロヴディフでの滞在記です。

プロブディフのおすすめ食堂

ヴェリコ・タルノヴォで安くてクオリティーの高いブルガリアでの外食に味を占めた我々は、プロヴディフでもいつもよりも頻繁に外食をしました。クラフトビールレストランや、Airbnbのホストの方に教えてもらった近所のピザ屋なんかも行きましたが、おすすめ出来るかなっていうお店はこの二つ。

ちょっといいレストラン「Hemingway Restaurant」

ローカルの人が行くって言うよりも、観光地のど真ん中にあって旅行者に人気のお店でちょっとだけ高級なレストラン、Hemingway。人気があって夕飯時にはなかなか入れないというレビューも見たので、念のため前日に予約をしましたが、バケーションシーズンでなければ予約なしでも入れるんじゃないかなー。

東ヨーロッパ、特にハンガリーは高級食材のフォアグラが安く食べられる、というのが昔からバックパッカーの中では通説なんですが、ここブルガリアでも安くて美味しいフォアグラを食べることができます。あと9月中旬のこの時期は、日本では希少食材であるポルチーニ茸のシーズン始めで、本場イタリアほど香り高くはないにしてもポルチーニ茸を食べられるチャンス!ということでこの日のお目当食材は、フォアグラとポルチーニ茸という豪華二本立て。

アペタイザーでズッキーニのサラダ(6.4レウ≒430円)、中には黒米が詰められていてオシャレ。

メインにフォアグラのソテー(17.8レウ≒1,200円)と、豚肉とポルチーニのトリュフソース(15.8レウ≒1,050円)。フォアグラは大きくてすごいボリュームありました、ローストしてある林檎とも果実ソースとの相性も◯、ポルチーニの方はソースの味が濃すぎて、ポルチーニの食感は分かるもののちょっとイメージと違くて残念だったかな。

私たちの好みからしたら、おすすめっていうのからは実際には外れるけれど、観光地のメインロードにあってオープンテラスで雰囲気もいいので、ちょっとリッチな気分になりたい場合には良いかもしれない 笑。日本のビジネスマン3人、プラス現地のコーディネターといった雰囲気のグループも少し離れたテーブルで食事を取っていました。

実際この3品と生ビールジョッキ (3.5レウ≒235円)5杯頼んでお会計は58レウ(4,000円)だったので、西ヨーロッパから考えれば半額程度です。満足!

場所はここです。

安い!早い!うまい!「Golden fish」

一方、こちらは安い早い美味いに加えて、ローカルの人で混雑(時には行列)するドンピシャの好みのお店です。揚げた魚と焼いた魚と、あとはサラダや野菜の煮込みなどの簡単なお惣菜のみで、指差しで選んで測り売りなので量も自由に調節可能、持ち帰りもできます。私たちもイートインで2回、テイクアウェイで1回と合計で三回も行きました。

ビールサーバーもあるので、瓶ビールだけでなく生ビール(500mlで1.9レウ≒130円)も飲めます。とにかく自由に飲み食いしても一人500円もあれば満足できてしまう大満足な食堂です。

ちょっとしたチェーン店のようで、プロブディフにも2店舗ほどあるようだけれど、私たちが借りていた部屋のご近所のここに行っていました。

お酒と自炊と借りていたお部屋

お酒

スーパーで購入するビールも激安のブルガリア、もう安すぎていちいち記録もしていないけれど、軽めの一般的なビールは1リットルで100円くらいです。

ペットボトルなんかに入った大量売りの軽いビールだけでなく、種類は少ないもののクラフトビールも売っていました。クラフトビールでも1本100円ほど。

もちろんワイン大国のブルガリアは、ワインの種類も多くて、赤ワインの方がメジャー。

マヴルッド(Mavrud)というブルガリの固有種のワインを良く飲んでいました。
これも瓶詰めで、年代やブドウの品種がきちんと表記してあるもので300円くらいから。樽からフレッシュワインを量り売りしてくれるお店も数は多くないけれどたまーに見かけてそちらの方が値段は安めです。

自炊

借りていたお部屋から数百メートルのところに活気のある大きな市場があり、豊富な食材が手に入るので自炊も楽しかったです。

この季節の、このエリアのブドウの甘さと値段の安さは尋常じゃないです。そのほかクルミもシーズンで、市場では可愛らしいおばちゃん達が会話に華を咲かせながらひたすら新鮮なクルミを割って中身を取り出しています。

クルミとフレッシュチーズ、オリーブとチョリソ。

もう帰国までは残り10日ほど、大切に使っていた日本の調味料も大盤振る舞いで、ブルガリアの食材を使いながらも、日本の家に居るかのような錯覚。

お部屋

部屋をチェックアウトする日の写真でちょっとちらかっていますが、リビング兼キッチンと、寝室のある二人暮らしには十分な大きさの快適なお部屋でairbnbで家賃は手数料込みで1日2,800円。

この時期のブルガリアは、昼間はカラリと暑く日が落ちると涼しくて、毎日青空が広がりとても気持ちのいい毎日。部屋のベランダからは、庭の葡萄を収穫したり、車の整備をしたり、ベランダで料理をしたりするご近所の暮らしぶりが拝見できたりもして、のんびりほっこりする日々でした。

プロブディフ観光

プロヴディフでもまた、観光は買い物とジョギングのついで、ではあったけれど毎日毎日8〜10キロ、おおよそ一時間ほど街を走ったり歩いたりしていたので、いろんな景色を見ることができました。

7つの丘に囲まれていると言われるプロヴディフ、7つのうちの3つか4つの丘の頂上にも登ったし、街の要所に不意に現れるローマ遺跡にもいくつも出会ったし、

旧市街に広がる、二階が迫り出す形のおうちが並ぶ可愛らしい路地も幾度となく駆け抜けました。

街の北に流れるのどかなマリツァ川や、気高さを感じる野良猫。

週末には「FOOD MOOD」というフェスティバルが開催されていました。

「FOOD MOOD」という割には、食事の提供は肉の丸焼きくらいしかなかったし、地元バンドによるライブも、ルーマニアのシビウで出会ったフェスに比べるとかなり見劣りがしたけれど、そこもまたゆるくていい。(ルーマニアのフェスの話し → お気に入りの街シビウと、ルーマニア産ビールとワイン

有名な観光ポイントの少ない、だからこそ、なんだか気持ちの温まる光景が多く、穏やかで居心地のいいブルガリア、次の目的地はブルガリアきっての観光地、世界遺産のリラの修道院です。

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