逆ルートのすすめ。アイスランド・ロイガヴェーグルトレッキング【3・4日目と天然温泉】

January 04, 2019234 View

2018年8月17日〜20日、アイスランドのハイランドにある全長約55kmのロイガヴェーグルトレイルを歩いてきました。


私たちはスタンダードルートとは逆ルート、ソルスモルクをスタートし、ランドマンナロイガルがゴールです。

トレッキング3日目のこの日は、Hrafntinnusker → ランドマンナロイガルLandmannalaugar(12km)を歩くのみ、あとはランドマンナロイガルで待ちに待った天然温泉!

目指すゴール Landmannalaugar はここです。

Hrafntinnusker からのサイドトリップ

各山小屋からはサイドトリップルートと呼ばれる1〜2時間程度で歩くことのできるコースがあり、山小屋にはその案内が出ています。

1日目・2日目はそれどころじゃなかったですが、3日目のこの日は残すトレイルも12kmのみとなったので、朝ごはんの前に初めてのサイドトリップルートを歩いてみました。

山小屋の奥にある小高い丘を登るだけ、時間にしても片道30分くらいですが、ここもまた信じられない絶景でした。
眼下に広がるこの景色。

ちょっと角度を変えればこんな様子、残雪がアート。

また違う方面。そして理由は全く記憶にないけれど、爆笑する夫、よっぽど楽しかったんでしょうね。

他のサイドトリップに行かなかったのが悔やまれるくらいの素敵な景色だったので、余裕がある方は(むしろ余裕のあるスケジュール組みをして)1、2箇所のこのルートを歩いてみるのもいいかもしれません。

Hrafntinnusker → Landmannalaugar(12km)


キャンプ場での朝食後残りの12kmを歩き始め。
ここから先は活発な地熱エリアとなっていて、間欠泉が色々なところから吹き出してます。

間欠泉の周りでは地熱で温まる羊たち。アイスランドは人の数より羊の数が多いと言われていて、そこら中に羊たちがいますが、トレイル中は寒すぎたのか羊が姿を見せ始めたのはこの辺からです。

アイスランドがここまで国力をつけて物価の高い国となったのも羊の高級毛皮を、大戦中の貧しかったヨーロッパ諸国に輸出しまくったからというのもあるみたい。羊は国の宝物だね。

間欠泉や、温泉で暖まる可愛い羊よりも目を奪われたのは、この火山灰や溶岩が堆積したこのカラフルな景色、曇り空でこれだから晴れたら一体どれくら彩り豊かに見えるんだろう。

緑や水色やオレンジ色に見える箇所は火山灰で、黒い塊は溶け出た溶岩が凝固したもの。もちろんですがこのサイトで写真の加工をしたことは一度もないのでこれは天然の景色です。



黒い大きな溶岩の塊と、真っ青な湖と、火山灰に染まる山と。



ここ2日間バリエーション豊かな景色を見てきて感動しっぱなしだったけれど、クライマックスがこれだもの、ロイガヴェーグルトレイル、チカラあり過ぎ。

私たちは通常の逆ルートだったのでこのカラフルな間欠泉・火山灰エリアはゴールに向けての特別な景色となったけれど、全く異なる景色とはいえどちらかといえばソルスモルクの方が地味なので、正規ルートの方は最後はあまり盛り上がらずに終わってしまう、かもしれない。

ランドマンナロイガルには数時間で歩けるトレイルがたくさんあって、レイキャビックから日帰り、またはランドマンナロイガルの山小屋やキャンプサイトに数泊しながらこの辺りを歩く人も多いし、ツアーも何種類も出ているので、55kmはちょっと、、という人もランドマンナロイガル周辺だけは歩いてみるべきだと思います。

人の数はトレイル中に比べて数倍になるけれど、アイスランドまで来てこの景色を見ないのは勿体なさすぎる。

歩き始めて3日目、何はともあれ、溶岩の向こう側にあるランドマンナロイガルまであと数キロです。

今までの数倍規模のキャンピンググラウンド、ランドマンナロイガル到着しました。

ランドマンナロイガルキャンプ場

ランドマンナロイガルキャンプ場は、ロイガヴェーグルトレイルのスタート地点またはゴール地点となる場所ですが、実際はトレイル目的ではなくランドマンナロイガル周辺を観光するために滞在しているツーリストが大半。

周囲を美しい山に囲まれた大きなキャンピンググラウンドで、バス又はオフロード車でしか乗り付けることは不可能とはいえたくさんの観光客が車で来ています。

私たちの滞在した日はボーイスカウトの様な、修学旅行生の様な学生もここでテントを張っていました。なので2日間とはいえトレイルを歩いてきた私達からしたら、ちょっとした町に出てしまったくらいの人の多さ。

キャンピンググラウンドの使用料金は、トレイル中と同じで一泊2,000ISK(2,000円)/人。
キャンプ場の支払いをするとリストバンドを渡され、それで天然温泉へ入浴することができるけれど、宿泊せずに温泉に入りたい人は500ISKの支払いが必要なようでした。その他、シャワー料金が500ISK/5分。

キャンピンググラウンドはフラットですが、周りには温泉が流れ出た綺麗な小川がいくつも流れ出ていて、場所によってはグラウンドが湿っているので注意が必要です。

ここもまた地熱エリアなのでキャンプサイトは羊と共存。

廃車になったバスの中は小さな売店になっていてスナック菓子やビールやパスタ、コーヒーなんかの販売もあります。

天然温泉

ここまで歩いてきた私たちにとっては、もはや日帰りトレッキングコースはどうでもいいし(笑)最大の目的は川の中にある天然温泉。
木張りの遊歩道の先にある天然温泉、なかなかの人が入浴中です。

3日目はトレッキング終了後の午後、30人程の人が入浴している中で私たちも1時間以上温泉を楽しみました。その後も空いたらもう一度入ろうとずっと様子を見ていたけれど、やっと人がまばらになったのは日が暮れ始める20時前後、入浴後に着替える寒さを考えてこの日は入らなかったのですが。

翌日の午前中は常に数人しか入浴している人がいなくて、タイミングによっては貸切でした。

混浴なので、水着は必須。


温泉は川底の数カ所から湧き出ていて熱いところは45度程度、40度前後と長湯に適した温水プールエリアもあるし、流れるプールみたいな川底の深い流れのある箇所もあります。でも大きさは全部で50mプールくらいかな。

川の底は砂利なので透明度も高く、温度も熱めで気持ちがいいし、何より周囲の人の手が入っていない景色の中での温泉が素晴らしくこれを”天然温泉”と言わずに何を天然温泉といえるのか!という感じです 笑。

この後もアイスランドの天然温泉に入ったけれど、トレッキング後のランドマンナロイガルがやっぱり最高の思い出、やはり逆ルートにして良かった。

キッチン小屋

ランドマンナロイガルには50人程度は入れそうな比較的大きな、キッチン小屋もあります。あるのはもちろん机と椅子のみだけれど、ビニールで屋外と隔てられた空間はずっと暖かくゆっくりと夕飯を食べることができます。

1晩につき一人1缶持ってきていたビールも、3日目になったので残り2缶。

4日目に当たる翌日は先ほど書いた通り午前中はゆっくり温泉に浸かりまくって、昼出発のバスでレイキャビックキャンプ場に戻り、暖かくも超混雑したキッチンエリアで小さな打ち上げ。

お疲れ様でした!

今回私たちが歩いたランドマンナロイガルトレイルの逆ルート、私たちは普段から山歩きが好きで、ジョギングが日課なので多少体力には自信がありますが、言っても大変な度合いは正規ルートの1割増しくらいだと思います。

トレッキングの最後にランドマンナロイガルの温泉に入れることを考えたら、95%の人が正規ルートを歩いている(実際に私たちが見かけた逆ルートのトレッカーは私たち以外に1組のみでした)のは、ちょっと情報に踊らさられてる感じがしてしまう。←生意気w

なので今後、ランドマンナロイガルトレイルを歩こうとしている方、逆ルートも検討してみる価値ありだと思いますよ!

この記事が気に入ったら
いいね!

SIMILAR POSTS