【ポーランド最高峰】リスィ山(2,503m)登山と、タトラ山脈の麓の村々。
ポーランドとスロバキアの国境にあるタトラ山脈(ハイタトラ)の最高峰リスィ山(Mt.Rysy、標高2,503m)は、ポーランドの最高峰。ポーランド側からのが危険度が高そうだったので、安全に登れるスロバキア側からリスィ山登山をしてきました。
ちなみにスロバキア最高峰はゲルラホウスキー山(2,655m)で、アルパインクライミングでガイドをつけることが義務付けられているらしいからちょっと敷居が高い。
ハイタトラの拠点になるのは、ポプラド(Poprad)だと思うけれど、私たちはいい感じのアパートメントをAirbnbで見つけたので、ポプラドから10kmほど西にあるストルバ(Strba)という小さな村に7月1日〜7月5日の4泊滞在しました。
リスィ山の登山口へのアクセス
ハイタトラ(タトラ山脈)にアクセスする場合、ポーランド側からだとザコパネ(Zakopane)、スロバキア側からだとポプラド(Poprad)が玄関口になります。
私たちはリスィ山登山がしたかったので、より安全ルートのスロバキアの玄関口・ポプラドをまずは目指しました。クラクフからポプラドはバスで3時間、あまり需要がないのかミニバスで距離のわりに値段高めの20€/人でした。ポプラドから宿泊予定地のストルバ(Strba)までは電車で20分、2€/人。
ポプラド(Poprad)ーストルバ(Straba)間は普通の電車が走っていて、この地図の青の点線箇所は登山鉄道が走っています。ハイタトラのハイキングをするならいろんなルートがあると思いますが、リスィ山登山の場合は登山鉄道の終点、Strbske Plesoが登山口になります。
まずはポプラドから到着したストルバ(Straba)の駅。
で、そのあと登山鉄道。Strba から Strbske Pleso は片道1€/人でした。
登山口のあるStrbske Plesoはスキーリゾートなのでレストランやホテルも多く、滞在していたStrabaよりもずっと大きな町でした。
ポプラドには大きなスーパーマーケットがあるけれど、Strbaには小さな商店しかありません。
Strbske Plesoには、Strbaの3倍くらいの大きさの商店があったし、近くには大きな湖やたくさんのハイキングルートがあったので部屋が見つかるようであれば、Strbske Plesoに宿泊するのがいいかも。(探したときは、観光地価格で私たちの予算では難しかったです。)
登山口のあるStrbske Plesoはここです。
リスィ山登山
登山口の標高が1,500mなのでリスィ山頂上までの標高差は1,000m、標準タイムが往路約4時間半くらいなので、休憩を含めて往復で8時間くらいかな。
歩き始めてすぐに、大きなスキーのジャンプ台が目に入ります。
登山道はとても分かりやすくて、緩やか。この日は快晴だったので気持ちのいい山歩きです。
水を汲めるような場所もいくつもあります。7月初旬はいろんな野花が咲いていました。
いろんなハイキングルートがありそう、ポーランド側まで縦走することもできるみたいです。
山間にある真っ青な湖に到着し、そこからはちょっと急なトレイルになってハシゴや鎖場もありました。
山小屋を通過し、
山頂とーちゃーく!
ポーランド側。
スロバキア側。
さっき通ってきた湖が眼下に見える。
狭い山頂でなんとか座れる岩場を見つけて、お昼ご飯。
天気が良かったからか、数日前に登ったウクライナの最高峰ホヴェールラ山(Mt. Hoverla、標高2,061m)よりももっと気持ちが良くて楽しい登山でした。
(ホヴェールラ山登山の話し → 【ウクライナ最高峰】ホヴェールラ山(2,061m)登山と、ヤレムチェのおすすめ食堂。)
ハイタトラの小さな村 Tatranska Strba
私たちが滞在したStrbaは、観光客のあまりいない小さな村でした。
遠くにタトラ山脈の見える標高800mほどのどちらかというと殺風景な雰囲気の。
キャンプ場とホテルが数軒あるものの、小さな商店には5種類くらいの野菜と、冷凍のお肉と缶詰や乾物くらいしかおいていなくてポプラドに買い出しに行かなきゃならないかな?と思ったくらい。
こういう山間の場所では、車があるとずっと便利なんだけど。
結局はポプラドへは行かず、リスィ山登山をした日以外はStrbaの村で過ごしました。
借りていたお部屋のある建物。
部屋から最寄りだった登山鉄道駅。
ご近所散歩中に見かけた、キツツキ。違うかな?
静かな山の中ですっかり癒された4日間、次は一昨年も参戦した野外フェスティバル「POHODA FESTIVAL 2018」に向かいます!
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