ウクライナの田舎町、カームヤネツィ・ポジーリシクィイの素敵なお城
カームヤネツィ・ポジーリシクィイ城(Kamieniec Podplski Castle)のある、ポディスキトブトリ国立自然公園に滞在したのは、2018年6月19日〜22日の3泊。
カームヤネツィ・ポジーリシクィイという街の名前は難しくて全く覚えられなかったけれど、1番の見どころであるお城は想像よりも素敵でした。町自体も田舎だけど活気があって、観光客の少なさがとても居心地がよく、ここにもっと長居をしたかったなと思う場所だったので、ウクライナで時間があって田舎に行ってみたいなあと思ったらここも候補にしてみてもいいかも。
そんなカームヤネツィ・ポジーリシクィイのご紹介です。
カームヤネツィ・ポジーリシクィイ城
カームヤネツィ・ポジーリシクィイ城はここにあります。
私たちは蛇行した川にぐるりと囲まれた旧市街に部屋をとりましたが、実際に長距離バスターミナルがあるのも、電車の駅があるのも、大きな市場があるのもカームヤネツィ・ポジーリシクィイの街の中心です。
旧市街内には何軒かのレストランとバー、お土産やさんがあるくらいで、スーパーマーケットに行くにも橋を渡って街の方に出る必要があります。
街の中心からカームヤネツィ・ポジーリシクィイ城や、旧市街には歩けなくもないし、ミニバスもあります。
お城に向かう途中の展望台は人気のスポットで、私は3日の滞在の間に何度も足を運びました。旧市街に宿泊していれば、ここまで歩いて10分もかからないから、スーパーマーケットがなくて不便だけれどやはり旧市街に宿泊した方がいいかもしれない。
夕暮れ時のウェディングフォト。
ウクライナ人はロシア人と同じ様に美人が多いです、ドレス姿と古いお城がハマりすぎです。
このあたりは気球の大会が開かれたりもするくらいに競技としての気球が有名らしく、気球が上がっているのも何度か目にしました。
こんないい雰囲気のお城なのに、夜はなぜか赤と白の激しめのライトアップ!写真ぶれぶれですがw
カームヤネツィ・ポジーリシクィイ城の入場料は、40フリブニャ(170円)と格安だし、ほとんどの場所に入ることが出来るので見応えもありました。
要塞や見張り台の中をぐるりと歩くことも出来て楽しい。
私たちは食べていないけれど、お城内で屋外レストランで串焼きや生ビールの販売もしていたので、食事をとることも出来そうですよー。
宿泊していた旧市街
旧市街はぐるっと要塞に囲まれている訳ではないけれど、ところどころにに古い壁や見張り台の様なものが残されています。
街の中心から来た時に渡る大きな橋からの景色と、旧市街に入ってすぐにある可愛らしい教会。
現在はロシアからのクリミア侵攻を懸念してか海外からの観光客は昔に比べてかなり減っている様で、旧市街は街の中心に比べて住民も少ないのでがらんとしていました。
ひっそりと建つ木造の小さな教会も素敵。
潰れてしまったレストランなんかもあってちょっと寂しい雰囲気ではあったけれど、小さな路地から、ジブリ映画そのまんまみたいなおばあちゃんが出て来てお互い全く理解できていないながら言葉を交わし、それでも最後に「ヤポン(日本)、ハラショー(素晴らしいね)」と歓迎されているのがわかってほっこりしたり。
そう言えば、この辺りでは「チャオ」の様な軽いサヨナラが「パカパカ」なんです、可愛いおばあちゃんに「パカパカー」と言われた時のほっこり度と言ったら!
外食は一度もしなかったんだけど、借りていた部屋の近くにあった生ビール屋さんで一杯だけ飲むのを日課にしてました。笑 借りていた部屋にテレビがなかったのでここでW杯の観戦。
カームヤネツィ・ポジーリシクィイの街
この街では自炊ばかりだったので、毎日川を渡った所にあるスーパーマーケットまで買い出しに行っていたのですが、この日は中心にある市場にも足を伸ばしてみました。
ここの市場は活気に溢れ、色とりどりでピカピカの新鮮な食材の並ぶとてもいい市場でした。
並ぶ木の実が鮮やかすぎて、どう使っていいいのか分からないのについつい買いたくなってしまう。
ベーコンやハムを取り扱う、加工肉屋さんもどれも美味しそう。その上すごく安い。
ウインナも極太で美味しかったけれど、ウクライナの田舎で特に美味しく感じたのは野菜。
そしてちょっと感動した野菜は今までは特に好きでも嫌いでもなかったグリンピース。
おばあちゃんが隣のおばちゃんと世間話をしながら、時々つまみ食いしながら、グリンピースのさやから豆をどんどん取り出してプラスチックカップに積めて売っているんだけど、1カップで数十円と激安ですごく美味しくて、グリンピースにすっかりハマってしまいウクライナにいる間に繰り返し買ってしまったほど。
街にある教会は、旧市街の教会と比べると大きくて新しい。
なんとなく古くて小さい教会の方が心惹かれるなー。
全然関係ないけど、借りていた部屋の鉛筆たてがチョーヤ梅酒のワンカップでした。笑
次はウクライナの最高峰に登るために、ヤレムチェへ!
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