【モロッコレンタカー旅 その4】3日目のトドラ渓谷、4日目のサハラ砂漠。

April 10, 20172,862 View

 

モロッコを8泊9日かけてレンタカーで周遊している私たち。

レンタカー旅3日目は、昨日宿泊したアクダルから南へ80km進んだところにあるトドラ渓谷へ、そして4日目はトドラ渓谷から車で220km、サハラ砂漠の町メルズーガまで南下します。

 

トドラ渓谷へ向かう。

 

アクダルという小さな村で3日目の朝を迎え、朝ごはんの前に少しだけ散歩をしてみることにしました。

 

宿の人に声をかけると、カスバはあっちだよと教えてもらい目指したカスバ。

これはベルベル人のお城や城塞のようなもので、大きなものから小さなものまでいろんなところにあります。アクダルは観光地なわけではないので、観光客が見るものはこの小さなカスバのようですが中に入ることはできなかったので、あっという間に観光は終了。

 

わらわらと寄ってくる子供達、でも写真は好きじゃないみたいで「写真を撮ってもいい?」と聞くと頷きはするものの、固まってしまいました。

 

朝ごはんを食べ、今日も快調に車を走らせます。

 

こんなに乾燥した土地なのに、オアシスのように緑が茂りそこには土と同じ色をした可愛いおうちが立ち並んだ村があります。

 

外がすごく暑くても、モロッコの建物の中は涼しい。

そして、どちらかというと冬の寒さの方が厳しい気がするけれど、床や壁中にたくさんの絨毯や布を敷くからそんなには寒くないんだって。

 

村の周りの緑が茂っているところの広くは畑で、村人たちが農作業をしています。

 

背後の山と同化している村々。

 

家畜の餌にするのかな、たくさんの草を運ぶ人たち。重労働だー、、

 

サッカーで遊んでいる子供達は、通り過ぎると大きく手を振ってくれました。

 

トドラ渓谷に近づいてきて渓谷っぽくなってきた。

 

どどんとかっこいい岩山、真っ青な空。

 

ここが観光ポイントになっている一番の渓谷が深いところ、ここ自体は全長100mくらいだけど、壁は高さがあり道は細いので迫力がある!

 

トドラ渓谷にある小さなティズキ村は 岩山に囲まれたのんびりとしたところです。

 

そして10kmほど南に位置するティンジルはティズキ村を大きくしたような町。

トドラ渓谷を作り上げたトドラ川が大きく蛇行し、その周りには緑が茂り、それに寄り添うように町ができています。

 

特に観光ポイントはないけれど、商店や食堂がたくさんある活気のある町でした。この日はここでチキンの丸焼きのお昼ご飯。

 

夕方にはもう一度トドラ渓谷まで散歩に行ってみました。

 

メルズーガを目指す。

翌日は220km南東に位置する、サハラ砂漠の村メルズーガを目指します。

 

まずは昨日も訪れたティンジルで朝ごはん。

 

南に進むにしたがって、昨日までよくみたオアシスのような田園風景はなくなり乾燥した大地が続きます。

 

モロッコではロバの仕事は、運搬。人が乗っていたり、荷車を引いていることもあって、家族で一頭のロバに乗っているのも見かけました。小さいのに力持ちだなあ。

 

移動式の住居。ノマドの人たちかな。

 

この辺りまで来ると、放牧されているのは羊やヤギだけでなく、ラクダのことも。

 

前方にサハラ砂漠が見えて来ました。

 

サハラ砂漠で遊ぶ。

メルズーガに到着するまでは、夕方に出発してサハラ砂漠のテントで一晩を過ごして朝メルズーガの町に戻って来る、ラクダツアーに参加しようかなと思っていました。メルズーガの宿や旅行会社で申し込めば、夕飯・朝食付きで安いところだと一人300ディルハム(3,500円くらい)からあるみたい。

 

でも私たちがメルズーガに到着した4月上旬はキリスト教徒の人の祭日、セマナサンタとかぶっていてメルズーガにはたくさんのスペイン人観光客が来ていて、ラクダツアーも1グループ10人以上になってしまうよう。もともと団体行動が苦手な私たちは、もう少しプライベートっぽいツアーを求めて、メルズーガの町からもっと南、トーズ(Taouz)の方へ進みした。

 

 

そして何度か砂漠ツアーへの勧誘を受けているうちに、いろいろめんどくさくなってしまいサハラ砂漠ラクダツアーから、砂漠にアクセスしやすいちょっといい宿(プール付き)に宿泊するという楽々プランに変更。夕飯・朝食付きで料金は同じ一人300ディルハム。

 

部屋でゆっくり休憩をして(ひどいw)、

夕方涼しくなってからホテルの裏に広がるサハラ砂漠に遊びに行きました。

 

ホテルのすぐ裏には砂漠ツアー用かな、ラクダが待機しています。

 

砂漠ツアーに行くためのお金をいいホテルにつぎ込んでしまったので、私たちは歩き。でも歩くのは大好きなので大丈夫。

 

出発したばかりは、足跡やゴミや、ちょぼちょぼ生えていた草があったけれど、徐々にサラサラの砂漠になって来ます。

 

目指すは遠くに見える、大きな砂丘。

 

行きは1時間半くらい歩いたかな。急な砂の斜面を駆け上がって、ゴール!

 

そして、貸切の頂上でワイン。

 

隣の同じくらいの高さの砂丘の頂上でも、1組のカップルが砂漠の景色を楽しんでいたので、お互いに手を振りあいます。

 

ポツポツと見えるテント村はラクダツアー用かな。

サラサラな細かい砂の砂漠の幅は思っていたよりも狭く、遠くにはもっと荒涼とした砂漠が広がっていました。遠くに広がる大地はもうアルジェリアのサハラ砂漠かもなあ。

 

砂丘の頂上で夕日を待っていると、続々と他の観光客が登って来ました。

砂が赤く染まって幻想的。

 

人も増えて来たし日が暮れる前に帰ることに。

帰り道は転げ落ちるように走って降ります。

 

楽しいー!




 

時期的に人が多いしオフロードバイクや四輪バギーも走っていて、期待していた秘境感は全然なかったんだけど、巨大な大自然の砂場で、思いきり遊んだー!っていう感じですごく楽しかったです、サハラ砂漠。

 

大満足。

 

帰り道にはこれからサハラ砂漠に向かう、ラクダグループにも出くわしました。

 

帰って来たら月明かりの中、普段よりも豪華なホテルのプールでひと泳ぎ。贅沢ー。

 

モロッコレンタカー旅も折り返し。翌日は大きなカスバがある砂漠の町、Nkobを目指します。

 

【モロッコレンタカー旅 その5】5日目Nkob、6日目Skouraでたくさんのカスバ。

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