【マラソン大会レポ】第39回バルセロナマラソン、体調不良の3人が挑んだ結果。

March 12, 20173,100 View

 

私たちのスペイン滞在中に、私の両親(父、マラソン大好き)が合流することになり、そのタイミングでバルセロナでマラソン大会が開催される予定であることが発覚。フルマラソンはつらいけれど、市民ランナーの端くれとして今年2回目のフルマラソン参加を決意したのは確か年明け。

 

開催日は2017年3月12日(日)、その日に備えて私たちの到着に遅れること5日、父と母がバルセロナ空港に上陸しました。

 

申し込みから、エントリーまで。

大会の申し込みは、日本のマラソン大会エントリーサイトから簡単に申し込みが出来ます。

私たちは、SPORTS ENTRY というサイトから申し込みをしました。

 

大会の参加費は1万円と、大きな都市で開催されるほかのマラソン大会に比べると安め。

 

大会の一週間前に、エントリー用の番号がメールで送られてくるので、その番号とともに現地でエントリーをします。エントリーは前々日の金曜日と、前日の土曜日10:00〜20:00。

 

エントリー会場と、当日の大会会場はカタルーニャ広場です。

 

今回のフルマラソン参加も父と私たち夫婦の3人、母は部屋で待機の予定です。

 

前日の土曜日の午後、私たちもエントリー会場へ向かいました。

 

エントリー番号を告げゼッケンをもらいます。会場内にはマラソンコースが大きく張り出されていました。

 

マラソンコースはバルセロナの観光ポイントを網羅した素敵なコースです。

 

スタート地点から5kmでFCバルサの本拠地である「カンプ・ノウ・スタジアム (Estadi Camp Nou)」、15km地点で「カサ・ミラ(Casa Mila)」、17kmではサグラダファミリア教会の目の前を通過。

 

29km地点ではバルセロナのどこからでも見える超高層ビル「トーレ・アグバール」のそばを通り、そこからしばらくは海沿いの大通りがルートになります。37km地点で凱旋門の真下を通過し、旧市街の小径を走り抜け39km地点のコロンブスの塔を見た後は、スタート地点でもあるカタルーニャ広場まで戻って来てゴール。

 

エントリー会場内ではいろんな催し物がありました。

 

土曜の午後にマラソン参加者が無料で参加できるパスタパーティは、並んでいたら列の直前でチケットが売り切れてしまった様子、残念。

 

マラソン関連グッズのお店や、ほかのヨーロッパマラソンのインフォメーションデスクなんかが並んでいて、

 

エントリー会場の出口付近に参加賞のオリジナルTシャツの交換ブースがあります。

 

無事にエントリーをすませて、明日に備えます。

 

大会当日。

 

大会当日の写真は一枚もないので、全部別日にとったものです。この写真一体がスタート・ゴール会場になります。

夫のiPhoneで当日の写真や動画をとっていたんだけど、保存したデータの入ったハードディスクを盗まれてしまうという事件が起きました、、悔やまれる、、

 

スタートは朝の8:30。

スタートの一時間前にカタルーニャ広場に到着できるように、まだ薄暗い7:00少し前には借りていたアパートメントを出発しました。荷物はスタートは地点で預けることができますが、なるべく最小限で出かけました。

 

カタルーニャ広場へ向かうメトロはランナーで満杯、みんなちょっと引くくらい元気でウキウキした様子。笑

 

到着したスタート地点もすでに大賑わいでした。

荷物を預け、仮設トイレでトイレを済ませ、自己申告の完走タイムのゾーンに並んでスタートの合図を待ちます。

 

スタート直前には、BGMでColdplay、Queenの”We will rock you”、最後には誰かは忘れてしまったけどEDM系の曲でアゲアゲな雰囲気の中、スタートの合図とともにたくさんの風船が空にあがり、紙吹雪が舞いました。

 

夫は義理の両親到着の前日に痛風(今年2度目!)を発症し、私は両親が来たことで張り切りすぎて大会前々日から体調不良というバッドコンディションの中のスタートだったけれど、まわりのラテンな「楽しもうぜー!」っていう雰囲気は本当に最高な空気感でした。

 

空気に飲まれて最初の10kmは、1km4分30秒という私にとっては完全なオーバーペースで突っ込んでしまって、新市街を通過。

スタート地点で先を走り出した夫を、5km地点のカンプ・ノウ・スタジアムで抜き去りました。笑

 

そして母が応援に来てくれていた、17km地点のサグラダファミリア教会ではすでにもうすぐゴールじゃないとやばいっていうくらいに疲れ切ってしまい、、

 

ハーフ地点を過ぎるころには1km6分で走りきるのがやっと。

 

4kmおきにある給水場ではお水とゲータレードを毎回飲んで、お腹が空いている気がしてたくさんのバナナやオレンジを食べて少しずつ残りの距離を縮めていきます。

 

海辺のエリアをぐるりとまわり、石畳に続く凱旋門のしたをくぐり抜けて、ひときわ応援の多い旧市街の小道を走り抜けます。

 

ゴールまで5kmを残すころには1km7分以上かかるペースで、目に涙をうかべて走ることになってしまいました、、こんなにつらいのは初めてのフルマラソン大会以来。

 

でもコースがいいのを上回って、ランナーも応援も本当に最高でした。

何人かのランナーはペースの落ちた私に「バモス!(一緒に行こう!)」と抜きぎわ声をかけてくれたし、応援にいたっては名前を呼んで、「アニモ!(がんばって!)」って大げさでなく200mおきに大喝采を送ってくれました。

 

名前を呼んでくれるのは、ゼッケンに名前がついているからなんだけど、ただ応援されるよりもずっと心にひびくよね。

 

ぼろぼろになってしまったけれど、なんとかゴールのカタルーニャ広場まで戻って来ました。タイムは3時間55分。

 

夫はなんと、22km地点でリタイアw

60代サブスリー(フルマラソンを三時間切って走る人の意味w)の

父も観光疲れで本来の力は発揮できなかったみたい。

 

結果は3人とも全然よくなかったけれど、大会としては本当にいい大会でした。

 

私は3度目の海外マラソンで今回が一番良かったし、父は10度目くらいの海外マラソンで「バルセロナマラソンが一番よかったかも」と言っていたので、人生で一回だけ、海外でフルマラソンの大会に出てみようと思う方がいたとしたら、バルセロナマラソン、オススメです。

この記事が気に入ったら
いいね!

SIMILAR POSTS