おいしいドイツビールの話と、ベルリンB級グルメ。
2016年ヨーロッパ旅の途中に、1週間ドイツに滞在しました。ライプツィヒ(Leipzig)に5泊と、ベルリン(Berlin)に2泊。
その時に食べた、ベルリンB級グルメと、あとは主にビールのこと。
ベルリンのB級グルメ。
知らなかったけど、ベルリンのB級グルメって有名みたい。ハンバーガーとか、カリーブルストとか、ケバブとか。「ベルリン B級グルメ」で検索すると、いっぱいページが見つかります。私たちはこのサイトを参考にして、ケバブとハンバーガー、食べました。
超定番らしい、ムスタファ ゲミューゼ ケバブ(Mustafas Gemüsekebap)。
お昼時はすっごい並ぶらしいけど、午前中に行ったら、10分くらいで食べられたよ。野菜がいろんな種類入っていて、美味しい。ラップサンド型のケバブで、4.2EUR。超ボリューム。納得の人気です。
あとは、Schiller Burger。私たち的には、普通でした。
5EUR、大きくはないけど、お肉がガッツリしているから結構満足。ちょっと高いかな、という印象。
あとは適当なお店で、ピザ(5EUR)、ベルリンといえば、なカリーブルスト(3.8EUR)。
カリーブルストは、初めて食べた感想としては、「なんでウインナ(しかもちょっとチープな感じの)にカレー粉をかけちゃったんだろう、あとケチャップとマヨネーズ多すぎ」だったんですが、素敵なカフェでお茶でもしているかのように、上品なおばさまが食べていたり、サラリーマン風の人は、これとパンを食べてたりして、国民食なんだなあ、恋しくなる味なんだろうなあ、と思いました。
ピザ屋さんではビールも頼みました。ファストフード的なお店でも、unfilterd(無濾過)の生ビールを提供しているところが素晴らしい!写真はERDINGERのWeissbier – ヴァイスビア(1杯2.5EUR。)
チェコと、ドイツではよく見たんですが、この、500mlがちゃんとわかるグラスが地味に嬉しいです。
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スーパーマーケットの、ドイツビール。
言わずと知れたビール大国、ドイツ。スーパーマーケットにも様々なビールが売られています。
スーパーマーケットのビール売り場は、ベルギーに引けを取らない感じで陳列されてました。
夫は、アルコール度数が高めで、味の濃い苦い、エール系が好き。
スコッチエールなんていうのもありましたが、これはビールじゃない。
私は、小麦の香りの強い、苦味は少なくてちょっと酸味のある、ヘフェ・ヴァイツェンが好き。
濾過をしていない状態で瓶詰めした、unfilterdの濁ったビールもいろんな種類が売っています。
色々試して、お気に入りを探すのが、楽しいです。
値段は、こういう瓶に入ったものが、だいたい1.2~3.0EUR(350ml〜500ml)くらい。マイクロブリュワリー(小さなビール工場)が出してる、こだわりのクラフトビールなんかは、もう少し高いものもあります。
大きなペットボトルで2リットル売りされているやつなんかは、1リットル当たり1.5〜2EURくらいだったと思います。私たちは1週間しかないので、瓶入りのいろんなビールを飲んでました。
スーパーで買うと、1本につき、0.2EUR程度の瓶代がかかります。
なので、飲み終わった瓶はゆすいで、翌日、スーパーマーケットにある、瓶返却マシーンに。
スーパーの中にある、瓶やペットボトルの返却マシーンに返すと、瓶代精算用のレシートが発行されます。その分の料金をレジで割引してもらえます。
返却は、購入した店舗でなくても大丈夫。ただし、返却時に出てきたレシートは、返却した店舗でしか使えません。このシステムは、チェコなどヨーロッパの他の国でも多く見かけました。
環境にもいいし、日本ももっと瓶ビールの生産をメジャーにしたらいいのにな。
ライプツィヒで飲んだ、ゴーゼビール。
ライプツィヒでは、ゴーゼビールを飲みに行きました。
ゴーゼビールは、現在では、ライプツィヒを中心に、いくつかの醸造所で造られている、塩を加えたビールです。
もともとは、ハルツ地方のゴスラーという町で中世から造られていて、原料は大麦麦芽とホップのほかに小麦麦芽を使い、味付けにコリアンダーを加えて大量の塩を投入。そして発酵には乳酸菌の力を借りるという、世界的にも珍しいビール。
現在は生まれ故郷のゴスラーよりもライプツィヒでよく知られています。どうしてかというと、ゴスラーは旧西ドイツに位置するのに対し、ライプツィヒは旧東ドイツにあるから。
旧西ドイツでは、以前「ビール純粋令」というものがありました。
これは、ドイツビールの美味しさと安全性を保証するためにビールの原料を大麦麦芽とホップ、水、酵母に限定するとした法律です。(EUの関税障壁になるということで現在では効力を失っています。)
ライプツィヒなどの旧東ドイツでは、伝統的に砂糖やハーブなどの副原料を使っていた醸造所があり、1989年のドイツ統一(実質的に西側が、東側を吸収合併)後、はおおっぴらには販売できないものの、技術を受け継いできたのです。
参考サイトはこちら。
味は、確かにしょっぱくて、ちょっとだけ、ベルギービールのランビックに似ている感じ。味がとてもしっかりしているので、つまみはいらないです。炭酸も強くなく、ビールじゃないみたいだけど、あとをひきます。
私たちが飲みに行ったのはここ。
公式ホームページはこちら。
http://www.bayerischer-bahnhof.de/en
食べ物は頼んでいないですが、混んでて、雰囲気もとても良かったです。ゴーゼビールは1杯、3.7EUR。その他のビールも何種類かありました。
他ではなかなか飲めないビールなので、ライプツィヒを訪れた際には、是非試してみてください。
(スーパーマーケットでも瓶詰めのゴーゼビールを売ってましたが、レストランで飲んだ方が安いです。)
ヨーロッパビールについてはこちらでも書いてます。
アメリカのクラフトビールについてはこちら。
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