ドイツのライプツィヒという街と、芸術村シュピネライ。

August 13, 2016

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今回のヨーロッパ旅で、ドイツに滞在したのは、合計で1週間。ベルリン観光をしたかったので、2日間をベルリンで、5日間をライピツィヒ(Leipzig)で過ごしてみました。

 

地理的理由と、いくつかのブログで、「今ドイツで、アツい街」といわれていたのを思い出し、行ってみたのですが、まあ、5日間ではそんなによくはわかりませんでした。笑

でも観光客もそんなには多くなく、部屋代もそんなに高くなく、緑が豊かで、行きたいなと思う場所も多く、すごく良かったです。

 

次はもっと時間をかけて滞在してみたい!

 

公園だらけのライプツィヒという街。

ライプツィヒ中央駅の目の前に、1km四方くらいの市街があるのですが、その他の地域は、住宅地、公園、住宅地、公園、たまに公園の中に住宅地、っていうくらい、公園が多い街でした。私たち夫婦は夕方にジョギングするのが習慣なので、とても気持ちがいい!

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人も多くないので、静かな街なのかな、と思うとそんなことは全くなく、公園内でなんだかアツい雰囲気の話し合い(大宴会?)が開かれていたり、この川で、大きな声出しをしながらカヌーの練習をしてたりなんかもします。

 

東西ドイツ統一のきっかけとなった街。

ライプツィヒの街のキャッチフレーズは、「Leipziger Freiheit (ライプツィヒの自由)」。「自由」はライプツィヒを特徴づける大切なキーワードのよう。

1989年には、ライプツィヒで始まった市民デモがきっかけとなって、東ドイツ全土に反体制運動が広がり、東西ドイツ統一を成功させた土地でもあります。

 

市街には、Zeitgeschichtliches Forum(現代史フォーラム)という施設があり、旧東ドイツ時代のものが色々展示されています。

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展示物も多く、無料なのに見応えがあります。

 

あと、興味深かったのが、東ドイツ秘密警察博物館(Museum in der Runden Ecke)。

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東ドイツ秘密警察(シュタージ)のライプツィヒ支部が置かれていた建物にある記念館です。旧東ドイツ時代、国民の監視や、そのための隠しカメラなど諜報活動に用いられた数々のものが展示されています。ここも無料。

映画「善き人のためのソナタ」もう一回見たい!

 

私たちが、借りていたアパートメントは、この記念碑のそばでした。何かな?、と思ったら、ナポレオン戦争最大の激戦であるライプツィヒの戦いでの勝利から100周年を記念し、ドイツ帝国が1913年に建立した巨大な記念碑、らしい。

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戦いとともに生きてきた、アツく、独立心の強い国民性なのだろうなあ。

 

そして、芸術の街。

これは、駅前にある、ライプチィヒ大学です。

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ゲーテ、ニーチェ、森鴎外などもここで勉強していたそう。

 

それだけではなく、バッハ、メンデルスゾーン、シューマンらゆかりの、ドイツを代表する音楽の街でもあります。

 

私たちは全く詳しくないんですが、せっかくそんな土地を訪れたのだし、と、ライプツィヒにいる間は、夕飯(晩酌)中は、クラシック音楽を聞き、文豪の名言を読みながら過ごしていました。笑

 

その中でも、ガツンときたゲーテの名言。私にぴったり。笑 

 

焦ることは何の役にも立たない。

後悔はなおさら役に立たない。

焦りは過ちを増し、

後悔は新しい後悔をつくる

The rush it is good for nothing. Regret is useless even more. Impatience increases the mistake, regret create a new regret.

ゲーテ(Goethe)

 

クラシック音楽に無知ながらも、聖トーマス教会(Thomaskirche)に、トーマス教会少年合唱団を聞きに行ったりもしました。

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トーマス教会少年合唱団は、ドイツでも最も古い音楽遺産なんだって。私たちは、下の真ん中くらいの席に座ったんだけど、少年合唱団が歌ったり、大人たちが演奏したりするのは、全部2階。姿は全く見えなかった。でも、とてつもない澄んだ歌声でした。

土曜の午後15:00〜行われています。料金は、寄付制で2EUR。

 

もう一つの有名な教会、ニコライ教会(Nikolaikirche)でも毎週土曜の夕方から、オルガンコンサートをしているそうです。

 

芸術村、シュピネライにも行ってみました。

 

シュピネライ(Spinnerei)は、元紡績工場で、今はギャラリーや工房として利用されていて、現代美術の発信源のひとつとして知られている場所です。1992年に工場が廃業となった後は、この近郊にアーティストが多く住み着き、今は芸術村になっているそう。

「bimbo town」笑

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ライプツィヒの街中とは全然、雰囲気が違う。

 

現在、シュピネライ内には13のギャラリーと展示スペースが設けられていて、火曜日から土曜日はオープンしていて、ギャラリーを見たり、何か作品を買えたりするみたい。私たちが行ったのは日曜日だったので、閑散としてました、、

 

公式ホームページはこちら

http://www.spinnerei.de/

 

借りてたのはこんな部屋。

借りてた部屋はこんな可愛らしい、屋根裏部屋。もちろん、キッチン、トイレシャワーついてます。

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期間が、5日間だったので、日割りになっちゃって、一日3,500円くらい。(掃除料金と、Airbnbの手数料を足すと4,200円くらい。)

でも長期で借りたら、もっと安いし、ベルリンで部屋探しも結構してたんですが、全体的にベルリンの3分の2くらいの料金でした。

 

Airbnbの公式サイトはこちら

 

ドイツで、何かをしながら長居する人にはオススメの場所。

長居しなくても、ベルリン〜ライピツィヒはバスで4時間弱、7.9EURと比較的近いので、時間がある方は足を伸ばして見るのもいいかもしれません。

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