物価安のウクライナ。キエフのスーパーマーケットと、借りた一軒屋のこと。

July 22, 2016

 

ヨーロッパなのに、東南アジアよりも物価が安いと噂のウクライナ。

そんなウクライナの首都・キエフ(Kiev)で一軒家を借りて、一週間滞在してみました。

 

実際のウクライナの物価は?

2008年には1UAH=20円だったのに、1年後の2009年には1UAH=10円の価値になってしまった、ウクライナの通貨フリブニャ。

その後、5年間はなんとか安定を保ったけれど、2015年1月に1UAH=9円だった価値は、3ヶ月後1UAH=5円まで再度暴落しました。

 

為替についてはこちらを参考にしています。

http://www.xe.com/ja/

 

原因は石油価格の下落や、経済制裁の影響によるロシア経済の危機によるインフレ。

 

私たちが行った2016年7月、レートは1フリブニャ=4.3円だったので、2008年に旅行していたとしたら、その時に比べ物価が4分の1になったように感じるわけです。もちろんウクライナ国民にとっては生活が大変になったのは言うまでもないけれど、旅行者としては、物価に関しては嬉しい状態。

 

2人で外食して、軽く飲んでも1回200フリブニャ(800円)以下です。

普段食べないケーキも、1個30フリブニャ(120円)なら食べといたほうがいいかも、、

 

ビールは1リットル80円。これだけ(5リットル)買っても80フリブニャ(330円)。

 

1〜2リットルのボトルは100円前後で安いし、フレッシュで、軽くて美味しい。ちょっと濃いビールを飲みたい場合には、「ROBERT DOMS」という銘柄がいろんなタイプの味があるので一杯目に最適です。写真右から水色「Witbier(白ビール)」、緑「Lager(ラガー)」、赤「Amber(アンバービール)」、青「Dunkel(褐色ビール)」。1本80円くらい。

Robert Doms Myunkhenskiy, Robert Doms Videnskiy, Robert Doms Bogemskiy, Robert Doms Belgiyskiy

 

食材も、野菜やお肉などなんでも東欧の半額以下で買えます。

 

リヴィブ(Lviv)や、キエフではたくさんの寿司レストランがあるのですが、これで136フリブニャ(580円)。

(魚の具材は、サーモンとシメサバのような酢じめした青魚がほとんどだし、お米はぱさついているけど、まあまあ美味しい。)

 

 

ウクライナのレストランについてはこちらでも書いているので、ぜひどうぞ。

外食三昧ウクライナ。キエフのおすすめピザ屋と、リヴィヴのクラフトビール。

 

市内を走る公共バスや地下鉄は、1回4フリブニャ(17円)。

リヴネ(Rivne)からキエフへの寝台夜行列車も1人340フリブニャ(1,500円)。

 

タイやマレーシアはもちろん、インドよりも安い!しかもクオリティが高いのがすごい。

 

キエフにある大きなスーパーマーケット

私たちが行っていたのは、メトロ駅オリンピスカのそばにある、Mega Market。

 

品揃えがすごいことになってました。

お酒売り場と、冷凍の果物・野菜・ピエロギ。

ピエロギの具材は、お肉、ほうれん草、マッシュポテトのほか、ブルーベリージャムなんかの甘い系もあるので注意。量り売りだから、少量でも買えて便利です。

夫:スマホまたはiPhoneに「Google翻訳」のアプリを入れて、あらかじめウクライナ語のデータをダウンロードしておけば、オフラインでもスーパーのウクライナ語にカメラをかざすと翻訳してくれるのですごい便利です。旅行者必須のアプリ。

 

寿司レストランがこれだけあるってことは、、と探してみたらマグロのお刺身(冷凍)も買えました。180UAH(800円)。

2回に分けて、お刺身としてと、鉄火丼で食べました。お刺身で食べるにはちょっと水っぽかったけれど、お醤油漬けにしてしまえば日本で食べても遜色ないくらいに美味しかった!

海外に行く際には、キッコーマンの「しぼりたて生しょうゆ」を持って行ってます。

持ち運びやすいし、使う分量を調節できるし、量が少なくなったら潰せるから海外に持って行くしょうゆとしては一押し。

 

ウクライナのスーパーマーケットでは、頻繁に「いくら」に似たものを見かけました。

ロシア語では魚卵のことを、「イクラー」と呼んで、日本語の「いくら」はロシア語が語源になっているんだって。サケのイクラを「赤いイクラ」、キャビアのことを「黒いイクラ」と呼ぶらしい。

これはもう確実に、イクラーだと思って買ってきて、いくら丼にしてみました。

魚卵は魚卵でも鮭の卵ではなかったみたい。何か特殊な加工をしているのかな、なんだかグミみたいな食感で美味しくなかったです。

 

キエフの一軒家。

郊外ではあるけれど、私たちの予算で借りれる一軒家があったので、借りてみました。

ここが本当に良かった。

外から見るとジブリに出てくるようなメルヘンなボロ屋で、それも好みなんだけど、

 

中は綺麗にリノベーションされています。キッチン兼ダイニングルームと、寝室。

 

玄関の外にはブドウによる日陰があり、ここで食事もできます。

 

しかも美人の猫つき!

 

オーナーの方が、「猫を預かってくれる人が見つからなかったんだけど、置いていってもいい?」ということで預かってたんですが、共同生活、楽しかったー。

 

家賃はこれで、なんと1日2,000円弱です。

Ainbnb 歴40軒以上のわたしたち、これは不動の一位と並ぶ、いや超えたかもな。

 

1ヶ月は住みたかった!!

 

今までの不動の一位は、メキシコのサンミゲルデアジェンデです。

その時の記事はこちら。

アートな街、メキシコ・サンミゲルデアジェンデと、メスカルのこと。

 

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