【アメリカ西海岸レンタカー旅 4】グレイシャーポイントと、ヨセミテダム計画の話。
グランドサークルに引き続き、2度目のアメリカレンタカー旅は、ラスベガスからポートランドを目指して北上。期間は38日間。
ルートは、デスバレー国立公園 → ヨセミテ国立公園 → キングスキャニオン・セコイア国立公園 → 野外音楽フェス「High Sierra Music Festival 2015」 → ソルトレイクシティ →グランドティトン国立公園 → イエローストーン国立公園 → ポートランドに1週間滞在 → Route 101を南下 → ラスベガス でゴール。
ヨセミテ国立公園4日目は、朝一に展望台「トンネルビュー」からの景色を見て、車を走らせ「グレイシャーポイント」へ。最終日の朝は、「ミラー・レイク・トレイル」も歩いてみました。
グレイシャーポイント(Glacier Point)へ。
ヨセミテ4日目の朝は、トンネルビュー(Tunnel View)で朝日に照らされた、ヨセミテ渓谷を見て、グレイシャーポイント(Glacier Point)へ車を走らせます。
グレイシャーポイントへ、車で行くにはグレイシャーポイント・ロードを通って大きく迂回する必要があり、ヨセミテ渓谷からは1時間もかかります。
ヨセミテ渓谷から、グレイシャーポイントにはトレイルもあって、最短で片道8km。元気だったら歩いてみたかったんだけど、昨日たくさん歩いたから往復16kmはちょっときついし、片道歩いて、片道シャトルバスを拾うのも面倒くさく、車で行ってしまいました。
さすがの有名ポイント、ヨセミテ滝、ハーフドーム、バーナル滝、ネバダ滝、と2日間に渡って見ていたものが、一挙に見えて素晴らしい景色でした。朝日が強くて反射してしまって写真は全然綺麗じゃないけれど。
ヨセミテに行ったら、絶対に行くべき展望ポイントはここだと思うな。
2時間くらい、グレイシャーポイントのそばにあるトレイルをお散歩したけれど、グレイシャーポイントを超える絶景はなかったかな。
話は変わりますが、ハーフドームに登る時にほんの端っこだけ歩いた、「ジョン・ミュア・トレイル」は、1890年代にアメリカの「国立公園」という形態の創設に大きく関わった、ナチュラリストの草分け的存在、ジョン・ミューア(John Muir、1838年 – 1914年)からとった名前です。
1900年代にサンフランシスコの電力確保のために、ヨセミテ渓谷にダムを作ることになった時も、ジョン・ミューアの反対を受けてダム建設は中止となり、その後ヨセミテ渓谷を含む広いエリアもまた国立公園の指定を受けて、自然保護区域として守られて行くことになりました。
この美しい渓谷がダムに沈むことにならなくて、本当によかった!と思いながら、この日は散歩をしていました。
ヨセミテ国立公園内にある、ヘチヘチ・バレー(Hetch Hetchy Valley)に1923年に作られたダム貯水池を、元の美しい渓谷に戻そう、という運動もあるんだって。
そんなに簡単なことではないのはわかるけれど、人間が少し我慢すれば守れる自然があるのなら、少しの我慢をしたいな、と思う派ではあります。笑
ヨセミテビレッジ(Yosemite Village)
ヨセミテ渓谷に戻り、いつも通りマーセド川で、川遊びをした後は、ヨセミテビレッジでインターネットをつなぎました。大きなビレッジ・ストア(Village Store)は品揃えも豊富。
シャトルバスももちろんあるし、アウトドア用品店もあるし、レストランも何軒もあります。
ここがヨセミテ渓谷内だとは思えないくらいに、町の風貌w
郵便局もあります。
ミラー・レイク(Mirror Lake)
翌日はセコイア国立公園に移動する前に、ハーフドームの真下に位置するミラー・レイク(Mirror Lake)を見に行きました。
まだ人の少ないヨセミテ渓谷内には狐が歩いていたよ。
ミラーレイクまでの道のりは片道3km。とっても静かで、ハーフドームの真下を歩けるのは良かったけれど、トレイルとしては、ちょっと地味すぎたかな。
ミラーレイクの川のほとりでは、おじいさんが、絵を描いていました。
川辺を通って駐車場まで戻ります。ずっと川辺を歩くから、もっと野鳥が見られるかなと思ったけどあまり見つけることはできませんでした。
私の中では2015年に訪れたアメリカ国立公園の中で再訪したい、国立公園1位は、ヨセミテです。次はもっと長いトレイルを、テントや寝袋を背負って何日かかけて歩いてみたい!
次に目指すのは、キングスキャニオン国立公園と、セコイア国立公園です。
アメリカ西海岸レンタカー旅 5 に続く↓
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