【アメリカ西海岸レンタカー旅 3】ヨセミテ、ハーフドームの頂上へ(※要パーミット)

June 23, 20152,653 View

 

グランドサークルに引き続き、2度目のアメリカレンタカー旅は、ラスベガスからポートランドを目指して北上。期間は38日間。

 

ルートは、デスバレー国立公園 → ヨセミテ国立公園 → キングスキャニオン・セコイア国立公園 → 野外音楽フェス「High Sierra Music Festival 2015」 → ソルトレイクシティ →グランドティトン国立公園 → イエローストーン国立公園 → ポートランドに1週間滞在 → Route 101を南下 → ラスベガス でゴール。

 

ヨセミテ滞在3日目は、ハーフドームにケーブル(ハシゴ?)を使って登るハーフドーム1日ハイキング(Half Dome Day Hike)へ。

 

ハーフドームの頂上に登るための、パーミット。

ハーフドームの頂上に登るためには、パーミット(Half Dome Permits for Day Hikers)が必要です。

 

人数制限は1日最大300人で、申し込み期間は3月1日〜31日、登れる日にちは5月27日〜10月11日(その年によって多少日付が違うかも)。

申し込み費用がオンラインだと1回(最大6人)で4.5USD、希望の日付が受け付けられた場合のパーミット料金が8USD/1人です。

 

(当日は、ここのケーブルを登りだす手前でレンジャーの方による、チェックがあります。)

 

私たちの場合は3月25日にオンライン上で申し込みをして、4月13日に「希望の日付で受付しましたので、パーミット料金をお支払いください」というメールが届きました。

 

申し込み時に希望の日付は、確か第5希望まで書くことが出来ますが、私たちは第1希望で出した日付で受付をしてもらえました。

 

公式サイトによると第1希望の日付で受付してもらえる可能性は週末だと30%、平日だと50%くらいのよう。前もってパーミットの申し込みをしていない場合でも、ヨセミテ国立公園に到着してから、ツーリストインフォメーションでキャンセルによる空きを狙うことはできるようですが、その日にどれくらいの空きがあるかは行ってみないとわからないし、空きがあった場合でも、早朝から空き待ちの行列に並ぶ必要があるみたいでした。

 

ハーフドームパーミットについての公式ページはこちら。

https://www.nps.gov/yose/planyourvisit/hdpermits.htm

 

ハーフドーム1日ハイキングへ。

 

ハイシエラ・ループ・トレイル(High Sierra Loop Trail) で私たちが今回、目指すのは、ハーフドーム-Half Dome(片道11.3km)ですが、最長のジョン・ミュア・トレイル- John Muir Trail の総距離は340km!そのうちぜひ歩いてみたいトレイルです。

 

まだ暗いうちから起き出し、車で最寄りの駐車場(バス停15番)へ。

トレイルヘッドである、HAPPY ISLES(バス停16番)に到着したのが6:00am。

私たちは往路を北側のミスト・トレイル(Mist Trail)、復路を南側のジョン・ミュア・トレイル(John Muir trail)を使いました。

 

バーナル滝(Vernal Fall)

最初に目指すのはミストトレイルを通って、トレイルヘッドから2.4kmのところにある、バーナル滝。

真っ平らな花崗岩の上からストンと落ちている、かっこいい滝でした。落差は97mなので、横に作られている階段で簡単に滝の上まで登ることが出来ます。

 

ネバダ滝(Nevada Fall)

バーナル滝を通り過ぎて3kmほど進むと次に現れたのはネバダ滝。

ネバダ滝は落差181mで、バーナル滝の倍あり水量も多いですが、花崗岩が少し斜めになっているので、まっすぐ落ちてる感は少ないかな。

 

ハーフドーム(Half Dorm)

ネバダ滝から、ハーフドームまでは6km、林の中を進んでいきます。

松ぼっくりで作られた矢印が可愛い。

 

ブラックベア!アメリカの国立公園で見た初めての熊だったのでびっくり。

前方100mくらいのところに4人組が歩いているほかは、人がいなかったので、なんとなく怖くてその人たちにまで追いつき一緒に熊を見守りましたが、こちらを振り返ることなくゆっくりと林の中へと歩いて行きました。

 

 

林を抜けると、視界がひらけてハーフドームが見えてきた。

 

ハーフドームが見えて夢中になって進んだけど、振り返ってみると反対側の景色も絶景すぎる、、すごいところを歩いているなあ、、

 

ケーブルの少し手前で、レンジャーのパーミットチェックを受けます。

私たちは、パーミットは印刷せずにi-Phoneにデータだけ入れておいたんだけど、日本人だったからか名前のチェックだけで大丈夫でした。

 

ハーフドームの斜面は、下から眺めるよりも急。

私は高いところはあまり怖くないけど、前の女の子が怖くて動けなくなってしまい、それが伝染して怖くなっちゃった時間もありました。高所恐怖症の人は、やめておいたほうがいいかも。

 

ハーフドームの上は広い平らな土地が広がっていました。

みんな先端で写真撮るの好きよねw

 

こっちがヨセミテビレッジのある、ヨセミテ渓谷側。

 

こちらが、そうじゃない側。

私は上から見るには滑らかな花崗岩がより白く光に反射する、こちら側の方が好き。

 

帰り道

名残惜しいけれど、持ってきていた水が残り少なくて心配なので30分くらいで下山することにしました。晴れた日のハーフドームトレイルは想像以上に暑くて、途中で飲料水を汲めるような場所もないので、一人2リットルくらいの飲み水は必要です。

 

 

帰り道は結構渋滞していて、木で出来た足掛け場で登ってくる人を待っては、ささっと降りさせてもらい、また待つ感じで結構時間がかかったよ。ここのトレイルもやはりなるべく早めに登り始めたほうがいいかも。

 

帰りは、ゆるゆると下ります。木の懐に積まれている石があったり、真っ二つに割れた岩があったり。

 

林の開けた場所に、赤い花の絨毯がありました。

行きには全然気がつかなかったな。目指しているものがあると、小さな変化には気がつかなかったりもするし、目標をなく散歩するのも、それはそれで楽しい。笑

 

ネバダ滝の上まで戻ってきました。朝通った時とは違い、たくさんの人が日光浴をしたり、川遊びをしていました。

ハーフドームまで行かなくても、ヨセミテで10kmくらいハイキングをしてもいいなら、ネバダ滝までは歩いたほうが楽しいと思うな。

 

帰りに使った、ジョン・ミュア・トレイル(John Muir trail)からの下りは意外とダラダラ長く、疲れたけれど、

 

トレイルからは、ネバダ滝の絵のような景色を見ることが出来ました。

 

駐車場からの合計往復距離は、だいたい28km。私たちが歩いた、アメリカの国立公園の中では一番に長かったトレイル。

 

お疲れ様の乾杯ビールは、「MAMMOTH BREWING COMPANY」の IPA。

にがうまで、疲れた体に染み渡ります。

 

夕飯は大きなフライパンいっぱいに作った、雑な肉野菜炒めに、パスタを入れたもの。アウトドアな上に、お腹がペコペコだったらなんでも美味しいよね。

 

この日がヨセミテ3泊目。この綺麗な国立公園であと丸一日あるからな、何をしようか楽しみ。

 

アメリカ西海岸レンタカー旅 4 につづく↓

【アメリカ西海岸レンタカー旅 4】グレイシャーポイントと、ヨセミテダム計画の話。

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