【セマナサンタ】グアテマラのケツァルテナンゴで迎えた聖週間。
2015年3月29日〜4月4日のセマナサンタ(聖週間)当日は、グアテマラシティについで、グアテマラでは2番目に人口の多いケツァルテナンゴ(通称シェラ)で迎えました。
セマナサンタの一番大切な日は、キリストが復活した日とされる4月3日の金曜日です。
キリストが大罪を背負って十字架にかけられてから、再び復活するまでの様子を表現したプロセッションは、金曜日で完結を迎えて、翌日の土曜日にはお店は全てしまり、町はゴーストタウンのようでした。
セマナサンタとプロセッションについてはこちらで書いてます。
水曜日にケツァルテナンゴに到着。
ケツァルテナンゴに到着した水曜日、町の中心地には、セマナサンタのための夜市がたっていました。
食べ物の屋台や、雑貨屋さんなどの出店が並び、日本のお祭りみたいな雰囲気です。
セマナサンタの間は、グアテマラの人たちにとっての大型連休になるようで、近隣の村から、ケツァルテナンゴに観光に出てきている人なんかもいて、夜でも結構な人出でした。
木曜日は近隣の村ナワラへ行ってみた。
翌日は、バスでキチェ族の町、ナワラに行ってみました。ケツァルテナンゴからのバスは片道一人10ケツァール(160円)。
キチェ族の男性の民族衣装が、ミニスカートみたいでユニーク。
ナワラでも、町の中心には出店が出て、大きくはないけれどお祭りが行われ、町の人たちはうきうきした様子でした。
ナワラで行われていたのは、今まで数回みてきたプロセッションではなくて、馬に乗った人たちの行列。
作られていたのは、アンティグアで見たような花のカーペットではなく、果物がぶら下げられた鳥居のようなものでした。
エリアによって、セマナサンタを祝う方法が違うのか、キリストが復活した日の、前日だから違うのかは分かりませんが、ナワラでのセマナサンタは、アンティグアやケツァルテナンゴで見たものとは随分違いました。
でもナワラのセマナサンタを見れたことより、ナワラの男性の民族衣装をみれたことのが面白かったな。帽子も表情もシャツも男らしいのに、下が膝上のスカートなんだもんなあ、おじちゃんしか着てなかったけれど、青年が来ているところが見たいです。笑
金曜日に盛大なプロセッション。
キリストの復活を祝う金曜日、朝8:00に散歩に出てみると町の人たちはすでにお祭りの準備をしていました。
カーペットを作成する人、他の地域からの観光客なのか、路肩に場所取りをしプロセッションの開始をただ待つ人、お菓子やジュースを運んで商売に励む人で、朝から活気があります。
正装として、民族衣装を着ている人も多くてすてき。
お昼過ぎにプロセッション御一行が町の中心地に到着をしました。乗っているのは戦士達かな、簡単な輿が何台も通りました。
そのあとが多分、メインの輿。
紫の衣装をきた人たちが、両脇にずらりと並び、ちびっこや少年たちが旗やお香を持って先頭を切ります。その後白い衣装をきた女の子たちの行列が続きます。
うしろから続くのが青年たちによる復活したキリストの輿です。
楽団が続き、その頃には花のカーペットはめちゃめちゃ。
この後も、なんだかいろんな輿が町中を練り歩いていましたが、私たちは一旦部屋に撤収しました。
そして、暗くなってからビールでも飲もう、と外に出てみると、まだまだプロセッションは続いていました。
昼間見たのとスタイルは同じだけれど、みんなロウソクを灯しているから、夜の方が雰囲気はあります。輿のうしろからは、やはり楽団が。
観光客はいいけれど、やっている方はすでに疲れ切って切る様子。お疲れ様です。
お気楽な観光客の私たちはお気に入りの食堂で夕飯を食べて、酒屋に併設された安い飲み屋で地元の人と一緒に飲み直しです。
セマナサンタ自体はもちろん見物してただけだけど、ケツァルテナンゴの人たちと飲めたから、ちょっとだけお祭りに参加できたような気持ちになりました。楽しかった!
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