ビオトポ・デ・ケツァールで、幻の青い鳥、ケツァールに会えた!
ランキンから次に目指したのは、ビオトポ・デ・ケツァール(Biotopo de Quezal)。ここでは、グアテマラのお金の単位にもなっている、幻の青い鳥、ケツァールに運がよければ会うことができます。
ケツァールは、世界で一番美しい鳥とも言われ、見ると幸せになれるんだって。手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルになっている鳥でもあるらしい。
6年前にグアテマラを旅行した時には、見られなかったケツァール、今回は見れたよー!
ランキンから、ビオトポ・デ・ケツァールへ。
まずはランキンから、コバンに戻ります。
バスが1時間に一本くらいは出ているんだけど、うまいこと乗れなくて、コバンに行くという普通の乗用車に乗せてもらうことになりました。料金は一人30ケツァール(450円)したから、多分バスの倍くらい取られたんじゃないかな、、
コバン到着後、普通の民家の前で降ろされてしまったので、バスターミナルに出るのに一苦労。
バスターミナル周辺にはローカルな食堂が並んでいたので、そこでお昼ご飯を食べます。
(なぜか、この移動中の写真はゼロでした。)
バスターミナルでは、ビオトポ・デ・ケツァールに行きたいことを伝え、サラマ行きの通常のコレクティーボに乗りました。コバンから、ビオトポへのバス代は一人12ケツァール(200円)。
ランキンを出発したのが正午くらいで、ビオトポ・デ・ケツァールのバス停に降ろされた時には6:00pm、すでにあたりは真っ暗なうえに、コバンからのバスに乗ったくらいから土砂降りの雨が降り出していました。
「ビオトポ・デ・ケツァール」というのは、自然公園の名前で、その公園にある小さなバス停に降ろされた私たちは、その付近に一軒だけある宿泊施設の名前すらメモってきていませんでした。
雨の中地元の人も通らなし、バスも全然通りません。バス停に屋根がついていたのがせめての救い。バスが通れば、諦めてどこでもいいから町に出ようと思っていた私と、もうどっかにテント張っちゃおうと言い出す夫。
でも食材何もないから、出来たら町に出たいなあ。
そんな不穏な空気の中1時間、代わり番こに雨の中うろうろしていたら、宿泊施設を見つけることが出来ました。
ビオトポ・デ・ケツァールの宿。
びしょびしょに濡れた大きなバックパックを担ぎ、食堂から奥にいる若い男の子に声をかけます。
見せてもらった部屋は、食堂などがあるメインの建物から百メートルくらい離れたところにある、別棟。
綺麗に掃除されていて広いけれど、カビ臭くてあまり使われてなさそう。
「古い方の建物は今満室で、新しい方しか宿泊できないから、高くなっちゃうんだ」って言われたけど、雨の中行ったので、足元見られていたかもなあ。
超簡素な部屋なのに、250ケツァール(4,000円)もするけど、もう致し方ない。一応、シャワーとトイレも部屋の中についているし、、
とにかく濡れたバックパックの中身を広げまくって、8時までだよ、と急かされて大急ぎで食堂へ行き、高い料金の夕飯を注文、といっても一人前50ケツァール(800円)なんだけど。笑
宿の食堂はこんな。「ケツァール見れたよ」「見れなかった」の書き込みで壁がいっぱい。
その間も外は土砂降りです。こんな中、テント泊じゃなくてよかった。。
でもあまりの雨で、夕飯が出てくる前に停電になりました。
みんな慣れた手つきでライトやロウソクを準備してくれたし、私たちも慣れた手つきでアウトドア用のヘッドライトを装着し、キャンプのような夕飯になりました。
その夜電気が復活することはなく、それでも高い料金の部屋の元を取ろうと、ガスでつくというシャワーだけはヘッドライトの灯りの元頑張って入ったけれど、まあまあの水でした。笑
宿は外から見るとこんな雰囲気で、結構な森の中。右の写真が私たちが泊まった棟で、確かに新しそう。(これは翌朝の写真。)
6年前に来た時の写真。前回は、茶色い屋根の食堂の脇にあった自宅兼宿、みたいなところに泊まったんだよね。今回も私たち以外の2組はそこに宿泊していたみたい。
ケツァールに会えた!
ぐっすり眠ってしまい、朝7:00、ケツァール来てるよ!の宿の人の声で目をさましました。
急いで外に出ると、いた!!
前に来た時は、早起きして午前中いっぱい森を睨みつけてて見れなかったケツァール、昨日結構大変だったから、これで見れなかったらもう諦めようと思ってたけど、会えたー!
つぶらな瞳が可愛すぎる。
尾っぽは30cmくらいあって、鮮やかなエメラルドグリーン、森の中で見ると本当にケツァールがいるところだけ光り輝いてるみたい。
色がオスと違って地味なので、ちょっとわかりにくいけどメスも来ていたよ。
後ろ姿は想像と違って、なんだか気持ち悪い。黒い爪みたいなものは何?
結局、2時間見ていてオス2匹と、メス2匹のケツァールを見ることができた!大満足。
バスが通って違う町に移動したり、宿の値段が高くって泊まるのを諦めたりしなくてよかった。
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